その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(養育費)

2012-02-17 08:32:52 | 夢屋王国

職場で三十数年働いてきたオヤジたちである。離散会では、持ち込み料を取らないとの約束なので、その労(老)を労って少々お高い「山崎10年物」を持参しました。陳列棚には「山崎12年物」も置いてあったのですが、退職と言うことでもないのでひとランク下で充分でしょう。
普段ビール党の『夢屋国王』の自宅に日本酒は置いていないし、焼酎もほとんど手を着けられることがありません。増してやウイスキーのボトル一本を封を切ってから空になるまで飲み切ったなどという記憶がほとんど無いのであります。しかし、最近、友人の『ノロ君』にオンザロックを教えられてから、ワンショットで飲むことを覚え、寂しいオヤジを慰めてくれる『柴犬コウ(本名:さくら)』と身も心も温めてくれる『こたつ』に抱かれながら深夜を迎えることが度々であります^^;
そろそろ自身の退職や娘の結婚など、『ジイさんへの道』をひたすら突き進むオジサンたちであるから、よもや養育費の心配をする必要も無いだろうと高を括っているのでありますが、熟年離婚などというケースが考えられない訳でもない。ある日突然、離婚届をオッカーに突き付けられたら「家も土地も全部やる。俺は実家(←オッカーの実家なのだが^^;)に帰る!」と叫ぼうと決めております^^;
さて、少しだけ長く生きて、色々相談を受けていると離婚や養育費についての話に及ぶことがあり、家庭裁判所で調停を受けても支払われないケースもあり、この場合、裁判所による強制執行(給与等の差押)を求めれば良いのであるが、支払い義務者が行方不明であったり、失業していたりと、昨今では離婚出来ただけでも御の字ではないか…などというケースも無い訳でもない。一時の熱病で子どもが出来て、邪魔者扱いされたり、結果的に児童虐待につながったりと、本来ならば児童の社会自立までの費用であるはずの養育費なのでありますが、それ以前に、大人に成り切れていない大人が子どもを産んでしまったことの悲劇が増えて来ているように思えるのは私だけでしょうか?

久し振りに晴れ渡った空の向うに、大して高くも無い山の峰が見えるのでありますが、あの稜線を歩けたらさぞかし気分が良いであろうなどと考える昼下がり…しかし、あの山に登ろうという意思が無ければ、あの山に登る人は居ないのであります。あの山に登るためには、夏に足腰を鍛えておかなければならないし、冬山の装備を準備しなければならない。さらに、あの山の麓まで行かなければならない。地図を頼りに、作業道や登山道を登ることになるのですが、ふと考えてみると前人未到などと言われる山は無く、総て先人たちが踏み固めた道を辿っていることに気付くのであります。「失敗を恐れるな…!」などと大人は叱咤激励するのですが、その失敗さえも大人からすれば想定内の失敗でしかないのでありまして、ルートの無い冬山を登ろうなどということは、無謀であって、挑戦という行為ではないのであります。
あの山の向こうには…福島市内が眼下に広がるはずであります^^;
まったく夢を無くしたオヤジには困ったものであります。あの頂に立てば、またさらに高い山が見える。そうしたら、また、その高い山に登りたくなる。こうして人間は、一歩一歩高みに登って行くのだよ…こんな風に助言しなければいけないのでしょうが、山の麓までも行こうとしない人間に何を言っても無駄と言うものではありますが…。
あれま!本日のお題は「養育費」でしたが…まだ、夢を追いかける『夢屋オヤジ』にどなたか養育費を…充分社会的自立はしているはずであります^^;

コメント
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