その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(恋する…)

2012-02-28 18:35:23 | 夢屋王国

「恋に恋する時もある。」…今夜の『夢屋国王』の路線は艶っぽく…な訳は無い。大体、巻頭画像からして、「恋」では無く「鯉」なのだから^^;
鯉の口元を良く見てみますと、立派な髭が二対あることはご存知と思いますが、口を開くと口唇は下を向くような構造をしているのであります。「受け口」の反対を何と表現すれば良いのでしょうか?俗に、好色な人の様子を「鼻の下を伸ばす。」などと申しますが、『鯉オヤジ』は決して女人好きで、好色な訳ではありませんけどね。「叶わぬ鯉(恋)の滝登り」などとも揶揄される鯉ではありますが、川底の餌を採るのに便利な構造になっているだけなのであります。
さて、顔に似合わないお題『恋する…』などというテーマを選んだ理由は、先週訪れた「藤沢周平記念館」での出来事がきっかけになっております。徳川幕府第11代将軍「徳川家斉」は「寛政の改革」以降、賂を認める腐敗政治へと繋がり、藤沢周平の故郷である庄内藩(山形県鶴岡市)は、川越藩の財政破綻を契機に「三方領地替え」を強行される運命にあったのでありますが…ここから先は、著書「義民が駆ける」にお任せします^^;
さて、この徳川家斉という将軍は、一説では44人の側室(特定されるだけでも16名)と53人の子どもを儲けたと言われております。

こうした歴史的背景の記載を見ると、オジサンの興味は、果たして側室の名前を総て覚えていたのだろうか…などという下世話な方向へ向かうのであります。15歳で将軍職に就き69歳で没するまでの50年間、将軍が政務に無関心であっても幕府の権勢は絶頂期であったとされ、当の本人は大奥に入り浸っていたというから恐れ入ります。将軍職に就くにあたり、実家である一橋徳川家より子女を多数儲けることとの訓戒を受けたためとも言われておりますが、自らの血で、徳川家や諸大名の血族化を図ろうとするなんざぁ…とても下賤の身では想像もつかない離れ業なのであります^^;
大体、御歳52歳を迎える『夢屋国王』は、女人に対して興味も体力も残っておりませんから…と言うよりも色恋沙汰などという男女の厄介な関係は、面倒臭いだけなのでありまして、決して好色家では無いなどと聖人君子ぶるつもりはありませんけどね^^;
「恋」・「鯉」・「来い」…春よ来い。何か本日は、大きなチャンスを引き寄せる予感がするのですが気のせいでしょうか?

コメント
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