我が家の長男『ポン太郎君』が春休みで帰って来ました。我が家の古老は「男の身体は、二十歳の朝飯まで…。」などと、子どもの頃から小柄だった彼に言い聞かせておりました。つまり、男子の身長は二十歳頃までは伸びるのだと言うことなのですが、早熟系だった『夢屋国王』の場合は、中学2年生の頃には身長の伸びが止まってしまっておりましたので、じぃさんの言葉は懐疑的に思っていたのであります。しかし、春休みに帰って来た彼の体つきは、冬休みの時よりもひと回り大きくなったような気がします。歳を無駄に重ねていく『夢屋国王』に比べ、若者の成長は眩しい限りであります。(←意外に親バカです^^;)
鶴岡市加茂水族館は、海岸に位置する水族館であるにも係わらず内水面(淡水性)の魚も飼育展示されています。中でも「キタノトミヨ(イバラトミヨ)」は、♂が巣作りし子育てをする魚として有名であり、絶滅危惧種でありますが、小さいが故に皆さん素通りされているようです。人工的な飼育条件下(水温や餌、日長などをコントロールして…)で、キタノトミヨやオイカワの♂の体色変化(婚姻色)などを展示出来たり、巣作りや子育ての様子まで観察できる施設であれば、淡水魚といえどももう少し興味を持って見ていただけるのでは無いだろうかなどと素人は考えるのでありますが、市立の予算で展示環境を整えることはかなり難しいことかもしれません。
下世話な『夢屋国王』は、何でも金儲けの手段を考え始める…この場合、研究費を確保し、展示環境を整えて、さらなる誘客効果を高めていくと書くと少々高尚な物言いになるのであります。金儲け(研究費の確保)は、目的を達成するための手段でしかありません。水族館の果たすべき役割は、海洋(水生)生物の種の保存(ライフサイクルの解明)であったり、飼育生物の展示を通して、来館者に生命の神秘や人の暮らす環境について考えていただくこと…ここまで書くと、目的を持った金儲けは、下世話な世界から一気に昇華して崇高な使命となるのであります。我が友『貧乏父さん(H.N.)』よ!無目的な金儲けは、下賤な者の世迷言なのであるよ^^;
♀が子育てする(この場合、卵に新鮮な水を送り、守り育てるの意)と言われるタコでありますが、山形市在住のgoo友『さくら子ちゃん』が、タコ♂の生殖器(交接腕)に興味があるというので、ミズダコの水槽の前で10分近くも粘るのでありますが、彼(彼女)は中々足(触腕)を伸ばしてくれません。画像に向かって3本目が交接腕なはずでありますが、残念ながらコヤツは♀のようであります^^;
生物の観察と言うものは、気長に粘り強く続けるべきものなのですが、今回は連れもおりますので、♂♀の見分け方は次回の課題として取っておきましょう。興味の連鎖は、水族館へのリターナーを生むのでありまして、同じ展示物であったとしても、次回に興味を持たせることが重要なのであります。小さな変化を感じられたり、疑問を解決できる所が「生きた展示館」なのでありますから…。
人は、子どもから、ひとりで一丁前の大人になったような気になって、オヤジ振った言葉を発する訳でありますが、オヤジだって日々成長しているのであります。子育てなどと言いつつ、実は子どもに育てられている…「オラは汚いジジィになっても、腐ったジジィには成らないぞぉ~!」などと荒れた海に向かって叫ぶ『夢屋国王』でありましたとさ。