眠りとは、からだの動きが止まり、外的刺激に対する反応が低下し意識も消失している状態。人の睡眠は脳波と眼球運動のパターンで、ノンレム睡眠・レム睡眠といったステージに分類できるのでありますが、『夢屋国王』の脳ミソは常に傾眠状態(ステージⅠ)…外的な刺激には無反応で、最近、頭を使っていないなぁと嘆くのであります。
しかし、goo友である山形市在住の『さくら子ちゃん』が、先週「鶴岡市湯の浜」に行っていたことを暴露…しかも私の生顔まで公開しているではありませんか。(←ウマズラハギの画像ですが^^;)『夢屋国王』は、折角、元職場上司と行ったことにしているのに、これで二人の関係はバレバレなのであります…などと、妄想するときは、しっかり脳は覚醒しているのであります^^;
さて、妄想の世界で人の覗き見趣味をくすぐりながら、今日のお題は「眠り…」であります。
『クラゲラスな生き方』(←夢屋の造語)を考えている内に、クラゲはいつ眠るのだろうかなどと、愚にも付かぬことを考え始めるのであります。筋組織が弛緩する…筋肉の休息はあるのだろうけれども、脳や神経節といった中枢神経系を持たないクラゲは、一生「眠る」という行為を行わないのではなかろうか…彼らの散在神経系は、常に休みそして常に外界の刺激に反応している。のんびり波間に漂っているように見えるクラゲは、実は神経質な生き物なのかも知れません。(←中枢神経が無いのだから、神経質という表現は当てはまりません^^;)
「庄内物産館」名物の『鼠小僧次郎吉』は、大名屋敷を専門に荒らした盗人でありますが、この大名屋敷を狙うという行為は既に「考えた」上での行動であって、偶然そこに大名屋敷があったから財貨を盗んだ訳ではないのであります。貧乏かつ博徒である『鼠小僧』と金持ちである『大名』…自己と他己を認識し、ちゃっかり富める者の財貨を掠め取るわけですから、自発的・能動的に行動している訳です。
一方、クラゲは、生息密度が高まると刺胞(あるいは触手)で他己を刺す行動が見られるそうですから、自己と他己を認識(反応)する能力はあるようです。しかし、その行動が自発的なものかと言われると、接触刺激による反射行動であって、受動的に起こる行動でしかないのであります。
廃館の危機が迫っていた「鶴岡市立加茂水族館」は、クラゲの展示によって起死回生の逆転劇を演じました。良い偶然とは重なるもので、時同じくして、下村脩教授がオワンクラゲ発光性タンバク質(イクオリン)の発見・研究でノーベル化学賞を受賞し、展示していたオワンクラゲが全国のマスコミに注目を集めました。その後も館長がダメ元で出した手紙に応える形で、凱旋帰国した下村教授は、加茂水族館を訪れ一日館長などを務めてくれたりしております。下村教授の発見は、海岸で地道にオワンクラゲを採集する内助の功も大きかったとお聞きしておりますが、廃館の危機に見舞われながらも、腐らず日々努力を続けられた水族館長以下職員の方々の苦労が報われたものと思われます。眠っていたもの(日々の努力)が、一気に覚醒した瞬間であります…「眠り」とは、生体活動維持のために、とても重要な要素であり、断眠を続けると体温調整不良や脳の一部に損傷が起きるなどとも言われております。『夢屋国王』が、常に傾眠状態であるのは、ここ一番の時に力を出すために体力を蓄えているのでありまして、決して惰眠を貪っている訳ではありません。ただし『夢屋国王』には、「ここ一番」が一生訪れないだけなのであります^^;
皆さま!快眠快食快便に努めましょう。
ちなみに『さくら子ちゃん』…鶴岡のことは、ふたりだけの秘密だよぉ~^^;(←まだ、妄想しております。)