その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(当てる…)

2012-02-27 15:56:09 | 夢屋王国

土曜日の朝、まったりとした休日を楽しんでいると突然の電話…グループホームに入所しているお袋の様子が変であるとの呼び出しであります。認知症が進み、私が息子であることも分からなくなってしまった彼女でありますから、苦しみや痛みを訴えるということも出来ず、気付けば体調不良を起こしているなどということがあります。私が「彼女」と表現するのも、彼女は私たち家族に介護という苦闘を与える前に、自ら、私たちと別の世界に身を置いたからに他なりません。世間体を気にして無理矢理こちらの世界に連れ戻そうとしても、私たち家族の苦痛と彼女の混乱があるだけですから、ある時期から私は、彼女の世界で平穏に余生を生きることが最も幸せなことであろうと勝手に解釈するようにしております。
一過性脳虚血症…貧血を起こしたのかもしれません。とは言え、今年82歳でありますから、症状が頻発するようであれば、脳梗塞を起こす可能性も無い訳ではない…手足の麻痺や言語障害の無いことを確認してから往診していただいた医師と面談し、経過観察することで両者納得したのであります。山形市内に住む姉に、ひと通りの経過を電話で説明し、「彼女」もこちらの世界に居た時は、只々延命のためだけの処置はして欲しくないという事が「彼女」の意思だったのだから、私もその意思を尊重し積極的な延命治療は望まないとの、今は私の意志を伝え了承を得る…「彼女」の人としての尊厳だけは護って上げたいのであります。
こうしたドタバタで土曜日は、あっという間に過ぎてしまい。本日、日曜日は昨年の農業所得(自家消費分)を積算し、収支内訳書を作成して終わってしまいました^^;

春休みで帰省している長男『ポン太郎君』と久し振りにワカサギの穴釣りでも楽しもうかと思っていたのでありますが、雪もチラついていることであるし、自動車運転の訓練を兼ねて、彼と近くのスーパー銭湯に出掛けたのであります。横浜市内で暮らす彼は、ペーパードライバー状態…休みを利用して運転させないと運転を忘れてしまうのではないだろうかという親心(風呂上りのビールが飲みたいなどと不埒なことは考えておりません^^;)で、彼の運転する車の助手席に乗ったのでありますが、正直生きた心地がしません。ハンドルを握る彼自身もかなり緊張しているようであります^^;
事故を起こさない程度の簡単な注意を与えて、運転中は決してアレコレと言わない…これもまた、かなりの苦痛であり、思わず私の右足が助手席のブレーキ?を踏んでいるのであります。
さて、今日のお題は『当てる』…「当たる」ではなく「当てる」であります。『ポン太郎君』が事故を起こした訳ではありません。我が在所「スモークファイン」というお店が造っているソーセージ…本場ドイツの国際食肉加工コンクールで、金賞を受賞している作品であります。近所に住む若手「片平君」が「当てた(自発的・能動的)」作品でありますが、無能なオジサンたちは「当たる(他発的・受動的)」ことを待ち望んでいるのでありまして、創意工夫というものが感じられない。こんな状態だから「当たる」ことを期待して購入するスクラッチも1,000円投資して、1,100円の返しで喜んでいる始末であります。『夢屋王国』建国3年目に突入する今年は、果報は寝て待つ「当たる」に期待せず、果敢に挑戦して「当てる」方策を考えてみるのであるよ…^^;

コメント (2)
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