ご近所の古老が、またひとり亡くなりました。民法上では90歳と2日の生涯…つまり、自身の誕生日の翌日が立ち日となったのであります。(年齢は、前日を以って満了とする。4月1日生まれの子どもが、早生まれとして前年4月2日生まれの子どもと同じ学年となるのも、これが理由となっています。)今では、珍しい恐いオヤジでした。それは、自分の子どもも他所様の子どもの分け隔てなく叱ってくれるということで、だるまさんの様に吊り上った眉毛が、一段と恐さを演出しておりました^^;
今時、悪さをした他所様の子どもを叱りつけたら、親御さんには、何で家の子を叱ったのかと反問されることでしょう。しかし、そんな頑固オヤジに俺も成りたいんだなぁ…今朝、お天気お姉さんのコメントは「気温6℃。東京は寒い朝を迎えております。」…何だとぉ~!オラの在所は、毎朝マイナス7℃だ。今朝なんか2℃で暖かく感じるぞぉ~!などと、お姉さんに寒さの怒りを向けております。テレビが双方向放送されているなら、お天気お姉さんは、突然の見知らぬオヤジのクレームに泣き出してしまったりして…朝から、おバカな妄想をしております^^;
昨夜、山形県米沢市の予報最低気温は2℃。前日比+14℃であります。前日の朝-12℃であったことを考えると、水道水さえ温かく感じてしまうのであります。こうしてみると人間の感覚というものは、実に順応性に優れているかということに気付くのであります。ただし、気温の上昇と昨夜からの雨で道路はシャーベット状態…我が在所では「ザケル(砕ける)」と言いますが、除雪後に厚く残った圧雪に自動車の深い轍が出来上がり、通勤の車はダッチロールしながら前に進む状態であり、ハンドルが取られ物損事故や脱輪事故が起こったのではないかと心配されます。本来は、気温の上昇と雨の予報に経験値を加味して、雪が降らなくても除雪車の出動を前もって決定しておかなければならないのですが、出動判断が遅れたようです…判断の遅れ…今日は、投資の話題からリスク管理の話題へと急展開するのであります^^;
久し振りに晴れ上がった日曜日に、オヤジたちは自宅の雪下ろしに精を出し、本日の雨で残った雪は屋根から滑り落ちました。(我が在所では「ナデコケル(滑でこける)」などと表現します。)どうせ落ちる雪なら、雪下ろしは無駄な作業だったのではなかったか?これには色々な考え方が出来るのであります。屋根の塗装(雪国は基本トタン屋根です。)がしっかりしていれば、本日の雨で大量の屋根の雪は滑り落ちたことでありましょう。しかし、屋根の勾配が複雑に重なり合った箇所には雪が残り、雨水を含んだ雪は重みを増し、翌日の冷え込みで凍ってしまいます。自宅敷地の広い狭いという条件はありますが、雪の溜まり易い場所は小まめに雪を下ろし、巻頭画像の様に軒先にせり出した雪は、軒出を折ってしまいますから、つついて落としておく必要があります。これが雪国の日々のメンテナンス作業なのでありますが…。
大学入試センターのトラブルや福島第一原発の非常電源未接続問題など、リスク管理体制の甘さが終わった後で批判されます。マスコミの皆さん!物事の結果が出た後で批評・批判するのは簡単なのだよ^^;当事者もまたそうでない人も、何故トラブルが起こってしまったのかを検証し、我が体制の不足する部分を補完して行かなければいけない。リスク管理とはその繰り返しなのであります。
ライフマネジメント研究所の楢木氏が述べておりますが、ミスを最小化する方策として①仕事に精通する。②仕事の先の先の先を想像する。③ミスを責めずミスの構造をつかむ。④ミスがあった後の次の一手に注力する。⑤ミスをしたら、甚大な被害を及ぼす事態を考えも無く選択しない。という5点を挙げておられます。漫然と仕事をせず、先を予見し、小さなミスの原因を常に潰す。そして次善の策を常に準備しておくといったところでしょうか。
幹が雪に埋もれてしまった梅の木は、雪が冷え固まって下に縮む力によって折れることがしばしばであります。今のところ、春先の梅の花を楽しむためだけの梅でありますが、樹勢が回復すれば自家製の梅干が作れるのでは…淡い期待をしながら剪定をしております。この場合、幹に降り積もった雪を掘り返してやらなければなりません。データと経験値と実行力…百姓見習いのリスク管理は、只今、試行錯誤中なのであります^^;