それぞれに「目的」…思惑がある。
小規模農家の『夢屋農園』が首都圏進出…通常では、そんな足掛かりさえないはずでありますが、ちょっとした『ご縁』で、神奈川県内の某県立高校の文化祭にブースを設けさせていただきました。夢屋農園の出品作物など、まだまだあろうはずもなく、地元食品加工会社の製品や高校生の体験研修先の農産物をお預かりして乗り込んではみたものの…。
まず、第一に神奈川県まで出掛ける足代が無い。取り引きのある車屋さんにお願いして、レンタカーをお安く借りて、地元企業さんには特別価格まで割り引いていただいて、農家さんには農協、生協取り引き価格で買い上げて…「農園」ではなく「商社」に転身であります^^;
友人『ノロ社長』は、イベントでの食品販売に興味を抱き、町のPRを兼ねて、地元産品を売り込んで、一方では、美味しい生鮮品をリーズナブルな価格で購入できる。宿泊費は、親類の新類宅にお願いして…人脈という『ご縁』を最大限に発揮して、足代を稼ぎ、『物を売る』という貴重な体験をさせていただきました。
「文化祭」なので食文化の発表もしております。
大人には大人の都合というものがある。20年来、交流を続けてきた高校と町でありますが、それぞれの目的意識も薄れ、年間行事の一環という感さえある。都市と農村との交流事業は、田舎人の人の良さから、いつの間にか「Give & Give」の関係に陥りかねない。『夢屋農場長』の主張は「Give & Take」の関係を構築しないと長続きはしないし、それぞれが不幸であるという考えであります。『ノロ社長』の食品販売に関する野望は、成果を上げた。(祝完売!…ちゃっかり、文化祭を見学し、市場調査を行っている…これくらいが丁度いい^^;)
長男『ポン太郎君』は、ロクな昼飯も与えられず、物販という人との交流を黙々とこなした。(特別ボーナス出さなきゃねぇ^^;)
『夢屋農場長』は、研修生(高校生)たちが、それぞれ事前調査を行い、ブースで発表していることに気付きました。その「興味」に対して、研修先は的確な農家が選定されているのだろうか?来町の目的(研究)が達成できれば、これまた充実した経験をわが町で体験できるはずである…。
今週末には、高校生がわが町にやって来る。販売成果を各協力会社に報告し、町にも高校にも得た感触を伝えるつもりであります。え”!『夢屋農園』の売上は…これから、金勘定してみますけど…宣伝広告費で落とすしかないか^^;