温度設定は26℃ですけれど…
『夢屋農園』の主な取引先は『オラだの農協』と直売所2ヶ所そして、個人のお得意さまと米穀商に地元資本の漬物屋さん。単一の作物を大量に捌くには『系統出荷』は欠かせないし、少量多品目栽培で危険回避策を採っている小規模農園では、直売所も欠かせない。購入単価が安いと愚痴を言いながらも、地元の漬物屋さんは、少々いびつでも加工用の野菜として買っていただける。正直なところ、長男『ポン太郎君』が担当する夏秋きゅうり畑は梅雨の長雨で「病気」を出してしまい。収量が上がらない状態(買い入れ価格が高騰していると言うのにね^^;)、漬物屋さんが無ければ、いびつな物を大量に廃棄せざるを得ない状況でありますよ。素人親子が安心して生産出来るのも加工用品を扱ってくれるバックヤードがあるからであり、結果、選別した良品を商品として提供できる…漬物屋さんには「感謝」しかありませんよ。
晩飯食わずに水掛けて…
今年から「夏秋きゅうり」を始めた『タケちゃん』の出荷量は絶好調のようであります。奥さんの『アケミちゃん』が珍しく一緒にやって来て、『夢屋農園』を覗いて行った。「家も田んぼやめて、きゅうりやろうかしら^^;」「タケちゃんがほとんどやってるくせに、オヤジ死んじゃうよ^^;」女性がこうして「きゅうり」を評価するのは、明らかに売り上げが好調な証拠でもある^^; 「今年は、たまたま単価が良いだけで、例年ならば今頃の単価は半分だよ。」と実情も真顔で伝えるのであります…野菜は投機的な要素もあるから、今年良かったからと言って、必ずしも来年が保証されるとは限らないのでありますよ。だから危険分散化のための多品目栽培…結果、作業効率は悪くなるし、「限界」も見えてくるのでありますけれどね。
夕刻5時…安倍総理が辞意を表明された。麻生副総理が派閥の幹部を集めたというニュースで大方の予想はついておりましたけれど…病気の再発でありますか。「国会では弱小野党を小馬鹿にしたような笑みを浮かべ、少々ストレスが掛かると胃腸がやられてしまう。成城のお坊ちゃま気質は変わっていないよなぁ。」とパンピーは一旦こき下ろす。しかし、病気でお辞めになる方を責めても仕方がない。まずは「お疲れさまでした。」と労いの言葉を掛けなければ、こちらの人格と言うものが疑われてしまう。ただね、小さな農園主はひと言だけ申し上げるとすれば「限界」とは、もうこれ以上進めないぎりぎりの状態を指す言葉であって、我々パンピーは予め想定している『限度』という「限界」を自分で勝手に引いちゃうのよねぇ。まだまだ「限界」というには早過ぎる。生活が掛かっているもの(笑)