その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

あだ名とニックネーム

2021-03-27 06:16:19 | 転職

支那そば」と「ラーメン」の違いは?

我が親父は、他人様に対する呼び名には、例え年下、部下であっても必ず「〇×君」「△□さん」と「君さん付け」をしていた。したがって、我々子ども世代が、同級生をあだ名、呼び捨てしていることを快しとしなかったようである。
「今の学校では、あだ名が禁止されているようであるから、我々も大人だしあだ名は禁止しよう^^;」などと、50年ちかく続けてきたあだ名を止めてみると…『ノロ君』『ぺー君』『トシパン君』etc.『オジSUNず7』のあだ名に君を付けたところでしっくりこない。(元々、カタカナの部分があだ名なのだから^^;)『トミジ』(親父の名前)『ダイキチ』(祖父の名前)というあだ名もあったから、さすがにこちらは呼ばれる本人は嫌っていたと思うのであるが、担任が癖になってしまい、親の前で『トミジ』と呼んで赤っ恥をかいたという話も残っているから、良しに付け悪しに付け定着してしまっていたようである。
さて、「くん」「さん」付けする親父であったけれど、こと中国人に関しては『〇×コロ』という表現をしていた。戦前教育が身体にしみ込んだ結果であると思うのだが、我が子の前ではその表現は使わないで欲しいと諭した思い出がある。侮蔑的な表現は好ましくない…しかし、現在、漢字変換をしていて「支那」という漢字表記は出て来ない。中国中原初の統一王朝「秦」が由来とも言われているのだけれど。(諸説あり。)


今朝は時間が無いので「プレーン」で^^;

出版物等に「支那」という表現が自粛されるようになったのは、1946年の「支那の呼称を避けることに関する件」という外務次官通達まで遡ることができるようである。相手国を侮蔑する意図など全く無いのであるけれど、昨日、アルバイトと会議の間のお昼に訪れたラーメン店で久し振りに「支那そば」というメニューを見つけ注文してみた。(ラーメンという別メニューもしっかりありました。)「米沢ラーメン」とどこが違うのよ?とツッコミたくなるのですが、細ちぢれ麺…「昔ながらの中華そば」を謳いたかったに違いない^^; それではラーメン「拉麺」はというと、これは本来、手延べ式の麺がルーツらしい。日本で初めて「ラーメン」なるものを食したのは「水戸光圀」と言われておりますが、日本において様々なバリエーションが生まれたようである。
「あだ名」は受け手の問題である…受け手が嫌がるもので呼ぶのは強者の論理である。ましてや侮蔑的意味合いが含まれているのであれば、それを使うべきではないと思う。「あだ名」を子どもたちから取り上げれば「イジメ」が解決するなどという単純思考の方が危ない論理であると私は思う。子どもの頃から慣れ親しんだ『タケちゃん』という呼称に、さすがに『タケちゃんさん』と部下に「さん」付けされて、しっくりこないと言っていた先輩がいた。言葉に尊敬の念が込められているか、侮蔑的意味合いが含まれているかで大きく違ってくると思うんですけれど…。『中華思想』…今風にいうと、こちらも世界にとっては脅威の思想となりつつあるようですけれどね(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする