その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

別れと門出

2021-03-31 03:47:50 | 転職

猫も新天地を求めて…

「団塊の世代」という訳でもないけれど、前職場には入社時期は違えど13名程の同年兵が居たので、本日3月31日で4%程度の職員が一気に退職というのは、地方の組織にあっては大きな異動であります。(早期退職組は4名程居たけれど^^;)
「この人が欠けたらどうなるのだろう?」なんて、若い頃は人事異動の節には不安に思ったこともあったけれど、組織と言う物は淡々としていて、古株が抜けても新人を迎え、翌日には何事も無かったように新たな事業年度が始まるのであります。(まぁ、そうした組織作りが必要なのだけれど^^;)
2020年6月に行われた「お金に関するアンケート」によると、「何歳まで働きたいか?」という問い掛けに対して、60歳・65歳と答えた方が41.8%程いらっしゃったとのことである。『おやじぃ』の場合は、58歳で早期退職の道を選んだから、正直なところ定年退職の年を迎えたという感覚が無いのである。出来ることなら「何歳まで働きたいか?」を問うのではなく「何歳まで遊びたいか?」と聞いて欲しい。「一生涯!」と応えるつもりである^^; 60歳を超えれば、平均寿命で残すところあと20年…健康で何歳まで遊び続けられるかと考えると、あと10年が良いところかとも思える。次第に身体の自由が利かなくなるのに、あと10年間生活のためだけに働くことだけは願い下げである。(とは言え、仕事の中で、結構遊ばせていただいたけれどね^^;)


「バカにつける薬」はない!

しかし、「おバカが飲むべきお薬」はあるようである^^; 『おやじぃ』が住んでいる山形県高畠町のかつての基本構想には、①安心・安全な暮らし ②安定した暮らし(仕事) ③選択のある暮らし ④遊び(ゆとり)のある暮らし という四つの生活要素が満たされる暮らしを実現することが目標として掲げてありました。『おやじぃ』が若い頃は、まだ飲料水が井戸のため「赤痢」の発生があったし、30年ほど前に下水道も整備されて、ようやく「感染症」というものを克服できたと思っていたのも束の間、コロナ禍という新たな感染症が発生してしまった。誘致企業も張り付いて、何とか暮らし向きも楽になった。大型店の進出で選択の幅も拡がった。ようやく④遊び(ゆとり)に手が届きそうになったとき、バブルが弾け、リーマンショックが起きて、空白の10年が20年、30年と続いているような気もするが…。高齢化社会は身近な問題となり、都会に人材を供出していた地方でさえ、少子化の波が押し寄せ若者が居なくなった。これからの人たちは大変だねぇ…なんて、他人事のように語ってみたいものであるけれど、いつまでも働かなくてはいけない世の中になっちゃったのよ^^;
「お父さん!長い間お疲れさまでした。」なんて、家族に言ってもらいたいものだけれど、「お父さん!家族のため、あと10年は元気で働いてください。」なんて言われそうである。「いっそのこと、ジタバタしないで生命保険だけ残してポックリ逝ってちょうだい^^;」なんてね。それぞれが、別れとまた新たな出会いを迎える年度末…『おやじぃ』は「仕事」の中に「遊び」を見つける旅に出掛けるのでありますよ(笑)

コメント
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