峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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佐々町総合計画 答申

2016年02月01日 | 佐々町町内会連合会長

午後3時から町役場3階第一会議室において第7回目となる「佐々町総合計画(後期)策定検討委員会」が開かれ、出席した。

石原委員長の挨拶の後、事務局より98ページからなる冊子にまとめられた佐々町総合計画(後期)案につて、特に前回の会議で委員から出た意見をもとに修正・追加された箇所の説明が行われた。
その後、委員による意見交換、また質問、提案等が行われた。

さらに、事務局より「佐々版CCRC」導入に向けての現状の説明とその可能性についての説明があった。
政府の「日本版CCRC」構想に対し、いろいろと批判の声が上がったことからだろう。ここにきてその具体像が若干変化している。
例えば、移住に関して、「大都市から地方へ」と言っていたのが、「近隣転居」も加わっている。また、「元気な高齢者」がその対象だったが、「40歳代」までに引き下げられている。

晩年を迎えようとする人間が、住み慣れた場所を捨て、全く知らない遠くの地方で、新たな生活を始めるというのだからそう簡単な話ではない。また、彼らを受け入れる側の問題も裏腹にある。
したがって、この「日本版CCRC」に積極的に取り組もうとする自治体はほとんどないらしく、全国的にも佐々町の注目度、期待度が上がっているようだ。

明るい話に水をさすようだったが、地元の町内会長としては、地域(町内会)の抱える今日的な問題を語らなければならなかった。地域が崩壊しているようであれば、移住者を受け入れるなど何をか言わんやである。
「佐々版CCRC」の導入について調査・研究をしていくことに異論を差し挟むものではないが、並行して、町内会に暮らす者同士の付き合いの在り方とか、町内会そのものの在り方とかを、行政にも真剣に考えてもらわなければならないところにきている。

会議の最後に、石原委員長から町長へ答申書が手渡された。
会議が終了したのが午後5時。その後、5時半から懇親会が行われることになっていたが、寒波で塾生に迷惑をかけたので今回は失礼させていただいた。

※佐々町のHPの「佐々町の地方創生」「行政経営改革委員会」にこれまでの会議録が載っています。ご覧いただければ幸いです。


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