昨日昼過ぎ、有紀さんと糸葉さんが福岡へと戻っていった。
糸葉さんに、またねと手を振ると手を振って返してくれた。お父さんの待つ家に帰るのだということは十分に理解しているようで、それはすなわち一時楽しく遊んだ私と女房どのとの別れであるというのを承知しての挨拶、切ない表情を見せてくれた。
やがて、無事自宅に着いたとの知らせがあり、居間で、早速ままごと遊びをしている糸葉さんの様子の画像が添えられていた。
幼子は過去や未来にとらわれることはない。ただ、今を生きている。
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1週間ほど前 居間にいるとドン・・・ドン・・・ドンと廊下の方で音がする
何の音だろうと覗いてみると 廊下の壁に向かってくるみさんが逆立ちを繰り返している
以来 毎日暇を見つけてやっている
「面白い?」と聞くと「面白かァ!」
「どんなところが?」「いつも下にあるものが頭の上にあるから」
なるほど
夕方5時いつもなら帰宅する時間 くるみさんから電話が入る
「倒立の練習してるから遅くなるよ!」
1時間後 カタカタとランドセルの音を響かせ駆け足で帰って来た
「なんで倒立の練習しよると?」今更ながら訊ねると
「運動会でやるの」
そういえば 今度の日曜日は口石小学校の運動会だ
2003年5月20日(火)記