我が家の庭は、ハナミズキやヤマボウシ、夏椿、カエデといった落葉樹が多くを占める。
この時期、葉は黄や紅に色を変え、その葉を散らし始めているものもある。しかし、すでにすっかり葉を落としている樹木があれば、未だ全く落としていないのもあるなど決して一様ではない。
同じ種類の樹木であっても、それぞれが立つ場所や周囲の状況、あるいはそれぞれの個体そのものが持つ特性により、その有り様は異なる。そして常緑樹も含め、それらが一体となり趣のある豊かな世界を見せてくれる。
人間だって同じことだろう。人それぞれの生き方があり、どちらが良くてどちらが悪いとか、どちらが優れてどちらが劣っているということではなく、それぞれの在り方を尊重し、それを認め合うことにより、豊かな社会を作り上げることができるのではないだろうか。
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何かの賞状がソファーの上に無造作に置かれている
手にとってみると英語のスペリングコンテストの賞状だ
有紀さんが居間に入ってきたので何問中何問?と訊ねると「129分の129。」 パーフェクトだ
しかし有紀さんの様子は ごく普通である
子どもに接する女房どのを見ていて 最も感心するのは 勉強に関して一切無関心であることだ
勉強時間・宿題・テストの点数・順位、それらについて話をしているのを全く聞いたことがない
私は 得点や順位や偏差値を全く評価しない
したがって 有紀さんもくるみさんも それらに頓着しない
佐々中は今日・明日と中間テストだが 塾でも特別なことはやらない
有紀さんも昨日は10:00頃就寝のようだったが きょうはお腹が痛いからと塾も休み 9:00には床に就いていた
そういえば 江迎中の中3の子に「テストは何日から」と聞くと「もう終わった」とさりげない それでいいのだ それでなければならない
2003年5月22日(木)記