昨日放送された第67回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第16局、羽生善治棋聖対山崎隆之八段戦、いつものようにビデオに録り、深夜に観た。
羽生善治棋聖、山崎隆之八段、共に思い入れのある棋士である。お二人共、直にお話をさせていただき、そのお人柄に打たれている身としてはお二人の対局は嬉しくもあり辛くもある。どちらにも勝っていただきたいし、負けて欲しくないのだ。
対局前のお2人のインタビュー、羽生棋聖はいつものように淡々と気持ちを述べておられたが、山崎八段は殊の外、気合が入っているように感じられた。
決して人まねをしない独創的な山崎八段の先手番で、解説の稲葉八段曰く「相掛かりというかどうかわからない戦型」で戦いが進む。
稲葉八段の解説では中盤まで後手番の羽生棋聖が指しやすかったようだが、その稲葉八段も予想していなかった先手山崎八段の41手目・1六歩から大きく局面が動き出し、87手目、先手山崎八段の4七銀打ちまでで羽生棋聖の投了となった。
これで山崎八段は久し振りの2回戦突破、準々決勝は新進気鋭の青嶋未来五段との戦いに臨む。
がんばれ やまちゃん!