ラグビーが本格的なシーズンを迎えている。
関東大学ラグビー対抗戦、早稲田対慶應戦が今日午後2時から秩父宮ラグビーで行われ、NHKEテレの実況中継で観戦した。
前半10分過ぎ、慶應が先制のトライを決め、ゴールも決めて7点をリードした。対する早稲田はペナルティゴール2本を返したもののノートライに抑えられ前半は7-6で慶應がリードする。
後半に入り、間もなく早稲田がペナルティゴールを決めて9-7と逆転。しかし、慶應もすぐに1トライ1ゴールで14-9と再逆転、さらに1トライ1ゴールを重ね21-9とリードを広げた。
ここまで慶應の出足が鋭く、ボールを持つ選手に対し、常に数的優位を保ち、早稲田得意の横への展開を封じ込めている。試合の流れは明らかに慶應ペースだった。
ところがである。勝負の行方というのは本当に分からないものだ。もしかしたら、慶應フィフティーンの心に「守り」あるいは「逃げ」の気持ちが生じたのかもしれない。
20分過ぎ頃から、早稲田の反撃が始まる。フォワードとバックスが一体となった連続攻撃で、右へ左へと大きく揺さぶり、立て続けに2トライ2ゴールを決め、23-21と鮮やかにシーソーゲームを制した。
両校の持ち味がよく出た好ゲームだった。
時を同じくして行われたのが全国高校ラグビー長崎県大会決勝戦。
花園への切符をかけて南山と北陽台がぶつかった。両校の決勝での対決は4年連続。ずっと北陽台の前に涙を呑んでいた南山だったが、今日、見事にその雪辱を果たし、13年振り3回目の全国大会への出場を決めた。
南山高校の花園での活躍を期待したい。