さわやかな風が吹きます。それでもなんとなく頭が重いのです。季節的なものなのか身体のあちこちが痛みます。青葉のシャワーを浴びようと午後から北鎌倉へ出かけました。
明月院や円覚寺は混んでいるので、東慶寺へ。少し紫陽花が咲いているのを期待して行きました。明るすぎて紫陽花には似合いません。青もみじがきれいです。木漏れ日に織り成す青葉の陰影がすてきです。頭がすっきりしてきました。本堂の裏の「イワガラミ」が特別公開ということでした。裏には崖がせまっているこのお寺は緑を背負っています。イワガラミは岩肌に絡みつくように咲いています。白い額紫陽花のような花です。
心が融けてくるのがわかります。少しずつ緩んでくるのです。そう、50年くらいの間で固まった塊が融けてくるのです。精一杯生きてきたのだなぁ と思うのです。そんな重い荷物をおろすことがやっと出来るようです。「もう、のんびり生きていいのです」といってくれた人がいました。この荷物が見えていたのでしょうか。
来月は2.3日のんびり旅に出よう。やらなくてはならないことを済ませて、そうしたら静かな自然なかで暮らしていたい。