夕方、郵便を出しに外に出ると、心地よい風が吹いていた。昨夜の嵐も日中の暑さもどこかにいっていた。昨夜の台風はすさまじかった。日にちが代わる頃から風雨が強くなりだした。ベランダ側が南向きなので、まともに雨風がガラス窓に吹き付ける。伸びた枝が90度近くに傾いている。植木鉢を部屋に全部入れていないので、不安だ。音が半端ない。さすがに恐いと思って、懐中電灯などを身の回りに置いた。そんな時、「ぬくもり」メールでほっと。
朝は爽やかにやってきた。カーテンを開けると葉っぱがきれいになった植物がしっかり立っている。全部無事だ!主に似てか、なんとも逞しいというかしなやかだ。道路を挟んだ店舗のシャッターがめくれている。やはりすごい風だったのだ。暑いくらいの天気の中、髪を切りに出かけた。いつもの担当の女の子と台風談義になる。彼女は「アパートの屋根が飛ぶかと、はらはらでしたよ」とか「娘も眠れないので、寝かせるのに困りました」と。シングルマザーだ。美人でなんともいえない色気がある。男ならくどきたくなだろう。でも、好きなのは、その飾らない性格。お休みの日で、お子さんが学校の日は、それ!とサーフィンに出かけるという。思わず応援したくなる。「ママ、がんばれ!」
近くの公園には、大きな枝がたくさん落ちていた。こんな枝まで!とびっくり。ぎんなんがたくさん落ちていた。台風のあとの公園にも、「あきのむくもり」があった。