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ひさしぶりのぬくもり

2018-10-23 17:36:26 | 日記

久しぶりにお花屋さんに出かける。今月は出かける日が多く、お花もかわいそうなので今まで買いに行かなかった。いつもは母の月命日に飾るのがとんでもなく遅い。11月は祖父母、父、叔父の命日がある。寒くなって身体に堪えたのだろう。だから、母は11月が嫌いだった。それで5月に亡くなったのか。それも私が忘れることないような日に。

貧乏な我が家は食器洗い機もないので、手で一つ一つ洗う。まぁ2人分なのでたかがしれているが。陶器の方が多いので、手へのぬくもりがいい。磁器と違いあたたかくやわらかい。こんな風に物に実際に触れたりする機会が減っているのだろうな と思う。先日、サッカーの大会でお手伝いの高校生があまりにもものを知らないのにびっりした。電気のスイッチが入れられないのではないかと思う。ますます、この傾向は強くなるのだろうな。土のあたたかさ、水の冷たさなどにも触れたことがないのかもしれない。

そういう意味で、私の育った世代は、いい時代だったのかもしれない。まだ、火鉢があったし、練炭の炬燵もあった。祖父が夜こっそりと火鉢で蕎麦掻を作っていた。冷たい水で白菜や大根を洗うのを手伝った。大きな樽に一冬分の漬物を漬けていた。大掃除では、障子を破ることが許された。障子を冷たい水で洗って母たちが障子貼りをしていた。畳替えもした。いまは畳がない家も多い。なにかとたたみは新しいほうがいいというが、新しい畳の匂いを今の人は知らないのだろうな。

こんなことを話していたら切がないが、今に比べたら不便だが、味わいのある時代だった。

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