空が高く、うろこ雲が浮かんでいる。風が心地よいと思っているうちに日が暮れる。秋の日はつるべ落としだ。柿も色づきだした。久しぶりに、70歳以上のみなさんとのストレッチとボール蹴りに(皆さんはサッカー)出かける。やはり、空の下の運動は気持ちがいい。私は慣れてしまったが、80歳のおじいちゃんがサッカーのピッチを走っているなんてすごいことだと思う。先日、動脈解離で入院された方も、大事に至らず退院された。あと30分遅かったら・・と言われていたが、もう元気に日常生活に戻られた。やはり基礎体力が違う気がする。彼は88歳だ。
男性ばかりのなかで、冗談を言いながらサッカーもどきをしているのは、気が楽だ。まぁ、みなさんお兄さんだからだろうが。面倒な話がない。夫も子供も孫の話もしなくていい。聞いてもこない。サッカーだけでいいのだ。でも、季節の話やたまには音楽の話やそれぞれいろいろな話題がある。変なやつ 思われているかもしれないが、気にすることもない。自分の中に、どう思われてもかまわないという、なにか動かないしっかりしたものがある。
時々、聞いてみたいこともある。でも、聞かぬが花、言わぬが花のこともあるように思う。それが勘違いでも、心の中で秘めておくことがいいこともある。男の社会はそれが通じることがあるので、好きなのかもしれない。だって、聞いてしまったら、ぱぁーと煙になってしまう気がする。玉手箱は開けてはいけないね。