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東北への旅情

2018-10-11 19:06:31 | 日記

明日から東北山形へ取材に出かける。山形から新庄へ、そこからさらに奥の最上町まで。空気も澄んでいて環境は最高だ。東海道よりも東北新幹線は、田園風景が広がり、旅情がある。「ああ、この国は農業国なのだなぁ」と思う。刈入れの済んだ田んぼ。まだ黄金色に穂をたれる田んぼ。ここを見る限りでは、米文化は健在な気がする。

2日間も地方にいて、東京や新宿に戻るとがっかりする。立ち並ぶビル群は薄っぺらい文化とさえ感じる。海外の農村地帯と見たことがないが、国の豊かさとは農村地帯の豊かさのような気がする。漁業もそうだ。松島海岸近くの道路際で、牡蠣やほやなどを売る店がある。朝採れたものをすぐに身を取り出した牡蠣はふっくらとグラマーだ。もろろん、殻付きのものもある。豊かな海の資源だ。

全く違う話だが、昨夜のNHKで1964年のオリンピックで今までに公開されていなかったフィルムを特集していた。国立競技場で聖火ランナーを見ようと、各国の選手たちがトラックの付近へ駆け寄った映像だ。さすがNHK、そのとき駆け寄った海外の選手を探して取材した。「なぜ、駆け寄ったか?」の理由は、私は知らない事実だった。そのときの聖火ランナーが19歳で、広島に原爆が落ちた日に生まれたということですばらし事と感動して、駆け寄ったという。戦後のこの国の発展はすばらしいが、なにか大事なものを置き忘れていないだろうか?四季に恵まれ、水に恵まれ、その豊かさが豊かな作物をうんだのではないだろうか。

のどかな棚田の風景。郷愁の思いに駈られる東北の旅になりそうだ

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