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1年の歳月

2019-05-03 23:42:18 | 日記

さすがに昨日の疲れが出たのか体が痛い。少しゆっくり1日が始まった。今日は溜まった仕事をして、明日は荷物整理をしたい。昨日、叔母から携帯に電話が入っていた。叔母への引越しの連絡はこの連休にと思っていた。母の命日なので連絡してくれたのかもしれない。朝一番に連絡を入れよう。母の一番下の妹で、母とは15歳違いで、私とは7歳。叔母は末っ子だったので小さいときから妹のように面倒をみてくれた。叔母と母が祖母の扶養のことでけんかをした。祖母は叔母が離婚したときから、孫の面倒を見るので叔母と住んでいた。その祖母の面倒を叔母だけに見させないで、姉妹でみてほしい というような話が出たらしい。母にしてみれば、自分も義理の母をみているからそれどころではないと断ったらしい。それから、ああだ、こうだとやりあったと聞いている。そして、祖母が亡くなり、お通夜の晩に出かけた母と叔母は大喧嘩になった。その風景は、いまでも覚えている。それ以来、私も叔母とは連絡を取らなくなった。いや、取れなくなったのだ。

叔母の気持ちを考えて、母が亡くなったときは、はがきだけを出した。叔母と私にはべつに喧嘩する理由もなく、普通におつきあいができたのだが・・・。そして、1年後の昨日、叔母から電話があった。今朝、私よりも早く叔母から電話が入った。私のことは心配だったが、母に対する自分の気持ちを整理するのに1年かかったという。お墓はどうしたのか、元気で生活しているのかなど、叔母はいろいろ心配してくれた。一周忌するわけでもないので、こちらからどこにも連絡はしなかったので、どこからも連絡はなかった。ただ、母と喧嘩別れをしていた叔母だけが連絡をくれた。ああ、そういうものなのだなぁ とつくづく思った。母と和解するわけでもなく、お別れも言えないまま叔母はいたのだ。

叔母の中にあった気持ちが整理がつくのに1年の歳月が必要だったのだろう。それがあるから、だれよりも叔母は母を覚えていてくれたのだろう。そういえば、母も叔母のことは悪く言わなかった。

家族であれ、他人であれ、思いはそのときに伝えておこうと思った。気持ちのこだわりはきれいにしておきたいと思う。その人がいなくなってからでは、もはや遅いのだから。

 

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