連休も終わった。今日は連休前に連絡のあったNPO法人の滋賀県での認定証を取りに大津の県庁まで行かなくてはならない。法人の登記を変更するのだが、法務局の書類はわかりにくい。というか、法務局への登記は市役所や税務署に書類を出すのと違い、何年に1回あるかないかのことだからだろう。相続の登記が大変なのがわかる。電車は空いていて、背広の男性やリクルートスーツの若い女性が乗っている。今日からクールビズというが、なんとなくネクタイが窮屈そうで、Yシャツも真新しい感じがする。フレッシュマンという感じがおかしい。10連休は、あとが大変という感じだ。今日よりも明日からが動きが早くなるだろう。
車窓からは水か入った田んぼ、麦畑、そして木々は若葉で溢れている。約1時間の電車の車窓から外を見ていると、瞳がグリーンのなりそうだ。持っていった本も読まずにうつくしい風景を眺めている。何もものを持たない私にこの時間だけが財産のような気がする。
昨夜、3時半過ぎに目が覚めたようだ。音には敏感なのでお隣のうちの音で目が覚めた。ぼんやりとしながら「白蓮 れんれん」で記憶に残っていた場面を思い出した。宮崎龍介が言った「あなたっていう人はかわいそう過ぎる。なんて不幸な人なんだ」、「なんて不幸な人だ!」という言葉だ。そういって涙を流したという。そうなんだろうな、こんな不幸な思いをもう絶対にさせない!と思ったのではないだろうか・・・。それが最後まで彼が守り抜いたことではないだろうか・・。
そんなことを考えているうちに再び眠りについた。妙な納得で眠ってしまった。目が覚めると、玄関のほうの窓が明るかった。さぁ、がんばらないと。