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谷川岳にのぼる

2019-05-25 18:40:24 | 日記

朝から熱中症対策のニュースが流れる。5月だというのに、30度を超えるという。1階にいると快適だが、2階はじりじり暑くなってくる。これは早めにエアコンをいらないと思うが、どうしたもんじゃろな?になる。1階で仕事すればいいのではないか・・・。昨日、網戸が入ったお礼を大家さんにいいに行くと、費用はうちで持ちますから というお話に。金欠病のときにうれしかった。お金がどんどん出て行くので、頭を抱えていた。エアコンは網戸のようにはいかない。

今日は伊吹山がぼんやりしか見えない。お花畑が途中にあるというのでいって見たいが、車でないといけないようだ。昨日の谷川岳に登るの ぶろぐを書き直そうと思った。向田邦子の作品は、シナリオを書いていたので彼女の本がほとんどあったし、彼女の作品は好きだった。『隣の女』のなかで、主人公はミシンかけの内職をしながら、アパートの隣の部屋の声を聞いている。隣の女のところへ男が尋ねてくる。男女の営みを向田は谷川岳に行くまでの電車の駅名を男が言いながら、のぼりつめていくように描いている。「上野、尾久、赤羽・・・上尾、横川・・・」と。向田ならでは表現方法だと思った。嫉妬も独特だ。後妻にはいった女性が、毎日1つずつ前妻のそろえていた食器を割って入れ替えていく。愛人が寝ている間に男の足の裏に「へへののもへじ」をマジックでかいて、黙って帰すと、自宅で問題になる。人が残酷に病気で亡くなる。彼女ががんであったからと同居していた大事な人が急になくなったりしたからかもしれない。ドラマの中で、そのシーンを箪笥に寄りかかって泣き崩れる女性として描いている。そんな彼女の描き方がきつくなった。激しすぎるようになった。だから、本を整理して捨てるときに全部彼女の本は捨てた。おだやかな中にいたかったのだろう。

もはや谷川岳でもなく嫉妬でもないが、流れている激しさを感じるときがある。同じ激しさを感じたときだ。『似てきた』のか『似ている』のかはわからないが、人は同じようなものを求めるのかもしれない。

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