gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

わすれなぐさ

2019-05-08 18:55:46 | 日記

平塚から運んできた『勿忘草』が小さな花をつけた。頂いた花以外はほとんど平塚から長浜には持ってこれなかったが、芽がでたばかりの勿忘草を捨てるのが忍びなく持ってきた。「別れても 別れても 心の奥に いつまでも いつまでも 憶えておいてほしいから・・・」そんな歌詞の歌が昔あった。たしかに、小さなむらさき色の花は、そんな物語がありそうだ。花言葉が『真実の愛』で恋人に花を贈ろうとして川に落ちて死んだ中世の騎士の悲劇の話だったと思う。その花を恋人は最期まで髪につけていたとか。普通の恋愛のお別れなら、いつまでも憶えておいてほしいからと この花は贈らない気もする。でも、幸せ祈る言葉にかえて勿忘草をあなたに というフレーズはいいな と思う。

花を頂いてつらいのは、枯らせてはいけないという思いだ。だんだん、大きくなるし、うちのようなマンション住まいだった者には、どうしたもんじゃろな になる。幸い、頂いた植物は長浜でもとても元気だ。狭い畑でも借りて、花を育てたい気にもなるが、長浜では今ある花だけにしておこうと 思う。

長浜には空き地が多い。そして空き家も多い。土地が大きいので四分割くらしないと家を建てても売れないだろう。その四分割した土地でも都心では広いくらいだ。空き家は崩れ落ちそうだ。空き家がそのままなのもわかる気がする。だれもそこに住まないのにわざわざ壊して整地しても費用がかかるだけだ。わが実家はウサギ小屋だが、家を空にして壊すには費用がかかる。幸い残るお金はなくても売れたからいいが。そうでもなければ、ごめんんさい とそのままにしそうだ。

『家』はないと困るが、この時代にどうなのだろうかと思う。40年も住めば価値はなくなる。マンションならいくらか処分しやすいだろうが、古くなったマンションも買い手がいない。では、賃貸で というと老人には部屋を貸してくれない。土地もそうだ。形あるものは、必要だが処分に困る時代になった。お金があればホテル住まいが一番いいというのもわかる。『家族』とは『家』とは・・・・。

『勿忘草』よりも『幸せ祈る言葉』を頂いたほうがいいような気もするなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする