暖かいのか寒いのかわからない。午後からはお茶のお稽古だが、なんとなく気が重い。いつものことで、出かければ気分がかわる。普段の整理の悪さなのだが、一番若い従兄妹の電話番号がわからない。最近は電話はしていない。当然、年賀状に書いてあると思ったいたら、彼女は書いてなかった。さて、昔の年賀状にはあるだろうか?と古い手紙の箱を取りだした。ただでも年末で仏間はダンボール畑になっている。おじいちゃん、ごめんないと 押入れから書類を取り出した。ああ、こんなにいろいろな人と交流があったのかと年賀状をみてびっくり!肝心の従兄妹の年賀状にはやはり電話番号がない。諦めてしまいかけるとぽろりと喪中の葉書が出てきた。10年前に亡くなった叔父のものだった。従兄妹の電話番号があった。祖父と父と叔父とは同じ年齢で亡くなっていた。
はがきの箱の後ろから、未整理の写真が出てきた。捨てるときは一気にとそのままにしてあった。そうだ、今日はお茶なので昔のお茶の写真を先生にお見せしようと 探した。今と同じような髪型をしているが、しみもしわもなくふっくらしている。そして、今よりも難しいお手前をしている。若いとはそれだけで価値があるのかもしれない。時間があるので、他の写真も見てみた。未整理なのでいろいろな時代のものが出てくる。精一杯生きていた自分がいとおしくなった。
40代に沖縄へ行ったときの写真が出てきた。もと夫と塾を経営していた時代、夏期講習が終わりご褒美に沖縄へ行かせてもらった。塾の若い先生と一緒だ。その彼女が今、もと夫のそばにいる女性だ。親子のように一緒に出かけるくらいだから仲が良かった。今写真を見てびっりした。もちろん、彼女は若くて可愛いが、着ているものの色調やセンス、そして雰囲気が似ている。えっ!当時は気がつかなかった。そういうことなのね・・・・。
今日は自分の年から13を引いてみた。おお、そうか、ほうほうとひとりうなずいた。花田美恵子さんの再婚相手が13歳年下という芸能ニュースにミーハーで反応した。ため息をつきながら、写真をどうしようか?と迷った。そこそこスタイルもいいし、そこそこきれいだし・・・・。でも・・・・。