コロナウイルス禍でストレスがたまるのか、おかしな事件も多い。緊急事態宣言を繰り返すのも限界にきているのかもしれない。これは変な例えだが、掃除をしていて気が付くのだが、一番汚れるの台所(これは調理の材料などのこぼれが多い)と階段だ。私一人しか動かないので、その動きで出る汚れなのだろう。つまり、階段は1日で一番私の動きがあるところで、動けばゴミ(汚れ)が出る。なんとなく、人の流れを止めれば、コロナの感染も止まるのだろうと実感?した。(お粗末)
志村ふくみさんの色に関するお話が面白い。「岩絵具」の話だ。岩石をミクロンの世界まで小さくして岩絵具を作るという。世界中を岩石を求めて「岩絵具」をつくるMさんという人の話で、「宇宙は初めに色があってそれが隅々で岩石になり、植物に受肉し、大気は常に色を流動させている。地中に眠っている鉱石に一番美しい色が潜んでいる。それが宝石だ」と言う。そして、自然界には本当の赤は存在しないという。わかったような全くチンプンカンプンな話でもあるが、志村さんのいうように「赤」は真実と愛とか魔とか表現できないものなのかもしれない。
植物の色を染めるときは、例えば桜の色は花びらではなく桜の木から色を出すという。確かに今も梅が咲こうとしているが、梅の木がほんのりと赤くなっている。桜も木全体が濃いピンク色になる。
科学では解明できないことが、色にはあるようだ。このコロナ禍のなか私はのんきに色の話などを読んでいる。「しのぶれど色にでにけりわがこひは・・・・」この「色」は表情らしい。