処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

夢やぶれて

2009-11-29 23:30:08 | 音楽

今年の4月、youtubeが3億回のヒットを超えたあのスーザン・ボイルのデビュー・アルバムである。

                    

第1曲目は、決勝で歌ったあの「夢やぶれて」ではないのである。なんとローリング・ストーンズの「ワイルド・ホース」なのだ。もうこれだけで、ノック・アウト・パンチだ。尋常ではない。

イル・ディーヴォサラ・ブライトマンも顔色無し。遅れてきたグレイテスト・シンガー。

                     

何はともあれ、近年の快事である。必ずしも幸せでなかった前半生だけに、このCDが世界中で売れて、堂々・悠々の後半生であって欲しいと願わずにはいられない。

選曲が素晴らしいしアレンジも演奏も洗練されている。彼女の歌唱は、それらを上回っている。ベストセラー疑い無しだ。是非、一聴を!!

 1、Wild Horses

 2、I Dreamed A Dream

 3、Cry Me A River

 4、How Great Thou Art

 5、You'll Sea

 6、Daydream Believer

 7、Up To The Mountain

 8、Amaizing Grace

 9、Who I Was Born To Be

10、Proud

11、The End Of The World

12、Silent Night

13、Wings To Fly  (翼をください)

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美保湾

2009-11-27 09:52:49 | 出張

3ヶ月間に3度目の山陰出張。

今回の宿泊は、米子の皆生シーサイドホテル。同僚の常宿に初めて投宿する。

着いた前夜には気がつかなかったが、早暁目覚めれば、足下は静かな青灰色の日本海。

       

観光地の温泉ホテル特有の喧騒はなく、客の半分はビジネスマン。

居室には浴槽がないので、大浴場か家族風呂に入ることになる。透明で湯質は穏やか。温まる。

ベッド・枕・布団も心地よく、お陰で日頃の寝不足解消が果たせて大満足。

             

翌日は、陸路を鳥取へ移動。所要時間2時間。所用を済ませ午後のANA機に搭乗。

下降をはじめた機上から富士山を撮ることが出来た。

      

      

来週は、山口の日帰り出張がある。新幹線で5時間余はきついなあ。福岡フライトで、折り返すしかないか。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和歌山城

2009-11-20 14:04:32 | 出張

    

24年ぶりの和歌山行で初めてお城に寄る。お馴染み吉宗の居城。別名を虎伏城と言うそうだ。遥か海上から遠望すると、虎が伏せている姿に似ているからだとか。

ひら城なので勇壮さには欠けるが、質実剛健の佇まいと堅実な造作は、往時の御三家の姿を彷彿させる。

                 

2110個の石垣には、多種多様の刻印がある。全国的に慶長から寛永に築かれた城に多く見られるというが、詳細は判っていない。

      

北国ほどではないにしても、紅葉はあるというが、今年はこの有様で、お世辞にも綺麗とは言いがたい。

        

城郭の庭園では、全国で三つの指に入るという西の丸庭園。

萌えいずる春とは対極のこの季節でも、趣の良さは変わらない。

日本人の原風景的な造形に心が落ち着く。

        

        

        

御橋廊下は、堀を越えて大奥に渡るためのもの。近年修復されて誰でも通行できる。床が前後に傾いでいるため、床板の角が滑り止めの役を果たしている。相当痛い。

             

今年一番の冷え込みとかで、見物後、名物の「和歌山ラーメン」に行く。人通りの少ない町一番の繁華街のかどに建つ平屋の「井出商店」。11時半開店の30分前から行列が出来ている。

真ん中に8人掛けの角テーブル。窓と壁側に6人程度か。メニューは「中華そば」600円から4種類。壁には、有名無名の色紙が一杯。読めたのは毛利衛と書かれたものだけ。

      

「旨かったか?」と聞かれれば、「ウーム」と応えるしかない。「味覚は、万人が万人、違うものでしょ?」と。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沈まぬ太陽

2009-11-10 20:35:14 | 映画

         

今や落ち目の日本航空がモデルの社会派作品である。10分間の休憩が入る202分の長尺のため、観る方も相当の覚悟が要る。

結果は、中だるみは感じないし、観終えて長いという印象はない。それだけシナリオが良く練られていると言えようか。

確か、原作者山崎豊子の小説の取材の段階で、フィクションかノンフィクションか、表現の自由とは何かのトラブルがあったと記憶している。果たして、映画となって、関係者はどう受け止めるか気になっていたら、やはり、是非の論議が持ち上がった。週刊誌が報じている。

多彩で達者な役者が沢山出演している。こういう映画もたまにはいい。個人的には、その役者さんたちに力が入りすぎているのがちょっと不満。

新宿バルト9のシアターで客席数は465。土曜日の午後、9割が埋まっていた。見事に老若男女のバランス。国民映画と呼ぶに相応しいか。

感動したのは、アフリカの草原のランドスケープ。冒頭と巻末にほんの数分しか挿入されないが、息を呑む美しさだ。海外の転任地に次から次に跳ばされつづけ、落魄の主人公を包む絶望と希望の世界。

このシーンだけでも、元が取れた。

               

               

               

               

              

 オフィシャル・サイト

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE ハプスブルク

2009-11-07 21:57:37 | 美術・絵

           

        「白衣の王女マルガリータ・テレサ」ベラスケス作

国立新美術館の「THE ハプスブルク」に出かける。

メインは、”ハプスブルク家の肖像画”8点。

観賞客用のチラシに用いられた肖像画は ”11歳の女帝マリア・テレジア” 。”オーストリア皇妃エリザベート”とともに、最も人だかりがしていた人気作品。

            

  オーストリア皇妃エリザベート       ハム、オウム貝のカップ、シャンパングラス、銀のデカンタのある風景

 

その他の展示作品は”イタリア絵画”27点。

             ”ドイツ絵画”12点。

             ”スペイン絵画10点。

             ”フランドル・オランダ絵画”21点。

が、中心の作品群。

”工芸と武具”が32点のコーナーもあるが、絵画類が圧倒的。

制作年代は1500年~1896年まで。ブログ主でさえ知るほどの有名な作家では、デューラー3、エル・グレコ1、ベラスケス3、ブリューゲル1の作品が含まれている。

重厚さと風格はやはり”ハプスブルク家の肖像画”。

八王子の東京富士美術館でもこの時期 に”オーストリア大宮殿展” を開催している。見比べてみるのも一興かな。

       

                国立新美術館

 

 

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩隈久志とダルビッシュ有

2009-11-04 22:17:29 | ちょっといい話

パ・リーグの覇者を決するガチンコ勝負。対決する両エースの間の”ちょっといい話”である。以下は二人のHPから。

◎ダルビッシュ有の公式ブログの記事10月25日付。

                   

★……★……★
「岩隈久志」という風。


楽天最後のマウンドはエース岩隈さん。8回2死1、2塁。そして打者のスレッジにスリーランホームランを打たれ試合は決まった。正直、岩隈さんの名前がコールされた時、泣きそうになった。体の状態を聞いていたし知っていたから。肩や肘や、腰とか。いつもニコニコの岩隈さん。太陽のような人です。
超完璧主義で、完封しても何球か納得いかない球が行くと、全く喜ばなかった自分を変えてくれました。
去年防御率、沢村賞争いをし21勝という素晴らしい成績を残した岩隈さんに興味を持ちました。WBCで、じかに接して驚いた。僕なら完璧を求め、完璧に打ち取ろうとする所を岩隈さんは「低めに投げればなんとかなる。 それで打たれたら仕方ないじゃん」と言っていたんですよ。
この意識の差はでかい。一週間の調整でも僕は何か1つかけたら嫌なのに対し、岩隈さんは無理をしない。そのほかにも家族への接し方とか色々、たくさん教わりました。
僕がしばらく休んでいるのも「無理だけはダメだよ!怪我しちゃってからでは遅いから」の言葉がなかったら突っ走っていたでしょう。そして間違いなく、故障していたと思います。だから命の恩人でもあるかな。
昨日、野村監督の胴上げの時に岩隈さんにお疲れ様って言いたくて近寄ったら泣いてた。顔を見たら泣きそうやったからただ抱き合った。そんでお疲れ様は言えなかった。
まだ終わった感じがしてなさそうやったし、ナイスピッチしか言えんかったわ。最後のエースの投球は感動しました。また来年にいい投げ合いができたらと思います。
しっかり体を休めてください。
岩隈さん、まどかさん、長い1年本当にお疲れさまでした。

 

◎これを受けた岩隈選手のブログです。

                  


☆……☆……☆
2009年10月26日
「ファンの皆さんへ、そしてダルへ」


こんにちは。今シーズンも温かいご声援を本当にありがとうございましたm(_ _)m ファンの皆さんのおかげで、CS出場も果たしました。
日本シリーズへの道は、最後僕の手で閉ざしてしまい、申し訳ありませんでした。でもあのホームランのおかげで、来年日本一を勝ち取る力を与えてもらいました!!
札幌から帰ると嫁さんが改めて笑顔で「大健闘だったね!私的にはスレッジ様様でした」と笑っていました。「良いことが薬になることもあるけど、今年を見ていたら、良いことが慢心を起こさせてると思ったから!良かったね!来年また活躍できるね!」と言われました(^^;)
その瞬間、嫁さんの言っていることが本当によく理解でき、また生まれ変わった自分がいました☆いつも笑ってて、真っ直ぐで、悲しみを強さに変える力を持っていて、あったかくて…間違いなく最高の女性がそばにいてくれて、感謝しています(/_;)
行く前に「札幌に一緒に来て」と言ったら「こども達にインフルエンザうつったらこわいから行けない」と言われ、すごく残念で、その時にも自分に家族がどれほど必要か実感しました。もちろんファンの皆さんもです。あの大きな札幌ドームで、楽天ファンを見ることが、本当に嬉しかったし、心強かったです!たくさんの人たちに感謝して、来年必ず日本一を奪いにいきます!本当にありがとうございました(^-^)v
昨日栄養士さんから「ダルビッシュくんのブログ見て」と言われ、見てみると、ダルが僕のことを載せてくれていました。
「日本一のピッチャーだ」と思っていたダルに初めて会い、仲良くなって話をする度に目からウロコでした。「なんでそんなに練習するの?」と聞いたら「未来の自分が後悔しないためです」と言われ「タダ者じゃない」と思いました。誰も真似できない超完璧主義者で、実力は皆さんの知っている通り、中身も素晴らしい人間でした。それからダルに会うのが楽しくて(^o^)o
「岩隈さん練習しなきゃダメですよ」とか言ってくるのが可愛くて嬉しくて。ダルは5歳も年下だけど、すごく真剣に真摯に戦ってて、話が勉強になるから、すごく尊敬する存在です。ダルに会った時、家族に対する深すぎるくらいの愛情が僕と似ていて「仲間がいた」と思いました(笑)誰がなんと言おうと堂々と自分の命より嫁さんが大切だとお互い言えると思うし、夫婦でこどもをこよなく愛する姿が、よく似ていると思いました。
ダルの奥さんも若くしてすごくしっかりした聡明な女性で、努力を惜しまず、曲がったことが大嫌いなところ(笑)がうちの嫁さんにそっくりだと思いました(笑)そういえば「僕が仕事ができなくなったら、嫁さんとこどもが生活できなくなるから、練習するんです」とも言ってて。
僕はダルの年齢のころ、ただ嫁さんとこどもに会いたくて、逆に練習そこそこに帰宅して、嫁さんを心配させていたから…いまだに遠征は苦手で、残留を直訴してしまうし。ダルは本当に凄い。だからこそ、絶対に無理だけはしてほしくないんです。
家族やチームやファンを思う気持ち、努力も負けず嫌いも人一倍以上だから、投げたい気持ちを今必死に我慢して抑えているんだと思います。あのダルがよくCS投げなかった!と逆に拍手を送りたい気持ちでした。日ハムのアドバンテージ1は間違いなくダルの1勝だし。ダルも田中も球界の宝だから、先輩として守るべき時は守っていきたいです! ダルありがとうm(_ _)m絶対に無理しちゃだめだよ。

ネッ!いいでしょ! 今の若者もなかなかのもんよ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市街地紅葉

2009-11-02 15:09:05 | 四季

”緑山”が”紅葉”! ン?

北から紅葉便りが届く季節。

わが地方も、木々が色づき始めた。

欅はあれほど枝落としをしても、夏場は嘘のように繁茂する。

そしてこの時期にははらはらと落葉。その佇まいが侘しい。

     

                   横浜市緑山(モバイル撮影)

 

        枯葉よ♪  イヴ・モンタン 

                      枯葉よ♪ ジュリエット・グレコ

                               枯葉よ♪ 高 英夫

                                                 枯葉よ♪ イヴ・モンタン

       

      

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする