青森を経て秋田に行くことになった。羽田を10時前に立ち、午後一番で用事を済ませて、車で秋田へ。190キロを3時間で。積雪は思ったほどではなかった。
途中、道の駅で休憩。大太鼓の館を覘く。世界の太鼓の陳列、触って叩いて少しばかり旅情を味わう。
ロシアへの中古車輸出港として話題になる秋田港は、ひっそり。同港のシンボル・タワーであるセリオンは、第三セクターで運営してきたが不採算のため閉鎖が決まり、丁度この日、事務所の引越しの真っ最中。お陰でただで展望台へ上ってきた。
近くの居酒屋白帆で食事。この地ではこれからが虎ふぐの季節だとか。5月は白子が食べ時とかで、是非と再来を誘われる。
宿泊は会員になりたてのリッチモンド・ホテルの秋田駅前。期待に違わず上等な居心地だった。
で、最後は秋田空港。2日間同道の同僚に杉のやのランチでお礼。
わっぱ飯と稲庭うどん。980円。
CD club3月新譜
マンハッタン・ジャズ・クインテットは、深みとコクが感じられず、これまでさほど聴かずにきたが、ユニット結成25周年記念となるこの盤は、及第点。アート・ブレーキーを選んだのが奏功したか。
1.Les Liaisons Dangereuses
2.Moanin'
3.Mosaic
4.Blues For Buhaina
5.Quick Silver
6.Split Kick
7.Come Rain Or Come Shine
8.Blues March
サウンドをジャズ・メッセンジャーズに擬したことで迫力が増した。積極的なアレンジは、気合いと新鮮さを感じさせる。
このCDのライナー・ノーツで知ったのだが、マンハッタン・ジャズ・クインテットのプロデューサーは結成以来、日本の川島重行氏だという。レーベルが変わってもずっと半世紀。ジャズの一角を日本人が支えて来たわけで、これは敬意を表しないわけにはいかない。
ところで、このアルバム・ジャケットいいねえ。ストッキングがシームレスに変わって歴史はどの位経たろうか。この”線ありストッキング”の脚の粋なこと。
そういえば、カウント・ベイシーに名曲「シャイニー・ストッキング」というのがあった。あれなど入れてくれたら、洒落が効いたのになあ!
ホテルやメジャーの名の通ったレストランは別として、普通の個人経営の料理店が、そう大きくないビルの上層階に店舗を構えるのは、客商売として相当厳しい環境の筈。
なのにこの源源飯店は狭いエレベーターに乗って8階にある。キャッチ・コピーは夜景の綺麗なレストランだって。
ランチ・メニューは6種類
1.ジャガ芋、ザーサイと豚肉炒め 700円
2.マーボー豆腐 850円
3.エビ団子の甘酢炒め 900円
4.紋甲いかとタカナ炒め 1100円
5.カキの黒豆ソース 1200円
6.小貝柱とカシューナッツ炒め 1300円。
選んだのは、エビ団子の甘酢炒め。場末の中国料理店とは思えないほど清楚でゆったりの店内は以外だったが、この味にも驚いた。旨い。チリソースの味付けの絶妙なこと。
ぐるなびやガイドブックではお目にかっかたことはないし、訪れた人から耳にしたこともない店だが、雰囲気といいメニューといいなかなかの店であった。得したランチだった。
出張が多くなり、ホテルを利用する機会が増えた。
ひと昔前に比べ、格段にビジネスホテルが増えている。ヴァリエーションも豊かで、選ぶのに苦労する。その面倒を避けるため、常宿を決めた。で、まず福岡。
リッチモンドホテル博多駅前。
従業員の感じがいい。サービス過剰のベタベタ感がない。会話は笑顔で必要最小限。
最大の魅力は、駅から徒歩2分の至便さ。にも拘わらず料金はリーズナブル。8千円台で済む。部屋にはLANケーブルの備えがあり、インターネット・サポートは24時間。PCレンタル800円。モバイルの充電は全社可能。湯を注いでつくるコーヒーは無料。ロビーのPCは誰でも使用可。ビジネスマンにとっては行き届いた環境ではある。
宿泊料金込みの朝食は、ホテル内の和風レストランで。飲み物自由で、ゆったりテーブル。
調べれば、国内に31。いずれも駅前。となれば、会員になっとくか。
26㎡ツインの正規料金14500円が会員は9200円。このご時勢だものありがたい。
(ホテルから徒歩3分のところに建つ弊社九州支社の入るビル)
さあ、来週は秋田だ。勿論泊まりはリッチモンド。
原 題:LAST CHANCE HARVEY
製 作 国:アメリカ
上映時間:93分
監 督:ジョエル・ホプキンス
好きな役者の共演、しかも熟年と中年のわけありの男と女。これはもう見逃せない。
女房と娘に捨てられたダメ男と何をやってもうまくいかない婚期を過ぎた女が、バタバタの末、一緒に歩き出すことになる。この先うまくいくのかなあ、まあいいか、いくだろう、と思えるエンディング。
ダスティン・ホフマンがあの『卒業』のように、彼女を探して駆け回るシーンが、ラストに出てくる。まだ駆けている彼が可笑しい。それを分かる観客がどれほどいるかしら。
ロンドンの街並みが美しい。大人の恋に相応しい。こうしたさらっとした日常をさらっと映画にしてしまうセンスが羨ましい。
それにしても、エマ・トンプソンは素敵です。堂々と慎ましやかに、うろたえつつ前向きに生きる。共演の二人の目の演技、説得力がある。
劇場内は4分の入り。ほとんどが熟年カップル。
モンテス・クラシック・メルロ 2005
《 MONTES CLASSIC MERLOT 2005 》
モンテスは、日本でもよく知られたチリのプレミアム・ワイナリー。
クラシックシリーズは1本1,500円という価格。アメリカン・オーク樽で熟成させ、フィルターは1回軽くかける程度という。これは「余計な手を入れ過ぎることで果実のうまみを壊さないように」という愛情。
このクラシック・シリーズにはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ソーヴィニヨン・ブラン、 シャルドネがある。
生 産 国 : チリ
ワイナリー : モンテス
ヴィテージ : 2005
種 類 :メルロ
濃赤色。ひと口目は、何の変哲もない味。飲むほどに旨さが増して、杯が重なる御仁がいるかと思えば、平凡な味しか感じずに、月並みの採点結果の人もいる。