処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

十津川村行

2018-03-20 04:45:09 | 出張

 奈良県の南部、山また山の奥。和歌山県と三重県の県境の十津川村への出張である。

 新横浜駅発9時42分発の《のぞみ》に乗る。3月初旬、車窓の富士に雪は少ない。

  

新大阪でブランチの同僚3人と合流してまず昼食。のち、車で3時間半の行程に出発。

途中、これ以上先には買い物ができる店がないとかで、大和八木の近鉄デパートで差し入れ用に買い物。

           

渓谷に沿って進む道路は、いたるところで大規模工事に出っくわす。7年前の台風による水害の復旧作業だ。行き交うダンプも多い。 

  

宿泊先の《山水》着は17時半。

          

十津川温泉の旅館・ホテルの点在する地域から離れて街道沿いに建つ。裏手には石河原を蛇行して流れる十津川。その向こうには杉が群生した山が迫る。

 

フロントでは、こちらのオーナーでしょうか、初老の男性に受付と案内をして戴く。

        

夕食は、広間で椅子席。鍋は猪肉、鮎もでた。料理長が挨拶に来て、メニューを解説。他の投宿客は外人のカップル。よくもまあこんな奥深いところへと思わずにはいられない。

   

翌日は、廃校になった中学校の体育館で《希望の種子展》のオープニング行事。十津川村は3000世帯の日本で一番大きな村。村長や教育長など村の名士が参列した。

            

式典への参列、来賓の皆さんへのご挨拶、展示物の巡覧などで1時間半。これで終了。

 

        

帰路の途中で、日本有数の長い架け橋の《谷瀬の吊り橋》に寄り肝試し。折あしく、同じタイミングで観光バスが到着、その観光客らと一緒に吊り橋を渡る羽目になる。揺れる揺れる。怖くて四分の一ほどで引き返す。

   

大阪市内に入って、高速道路は中之島公会堂の脇を通って新大阪駅へ。17時20分の《のぞみ》に乗車。19時34分新横浜駅着。 

           

この日は土曜日。昔ならいざ知らず、週休2日に慣れた今では、翌日1日だけの休みはキツイです。

でその翌日の日曜日、自宅で、梱包した新聞塊を運ぼうとしてぎっくり腰、というオチが付いたのでした。


中国・四国行

2018-03-01 13:01:07 | 出張

今年の仕事初めは、昨年と同じく広島・岡山・香川・愛媛の4県を一泊二日。初めの東京⇒広島と最後の松山⇒東京が飛行機。広島→岡山→高松が電車。高松➛松山が車という交通手段。

ここでは空路の画像をアップ。

1月4日、羽田空港から富士山がくっきり。

 

離陸直後、東京湾上を旋回。

 

 ウォーター・フロントがクッキリ

 

 グングン上昇、海面の照り返しが眩しい

 

 

 

 アルプスでも、この時期はまだ降雪は多くはなかった

 

 雲の景色を、いつも飽きずに眺めている

 

 中国高速道路、間もなく広島空港

 

 帰路は松山空港から。瀬戸内海の島嶼。

 

 羽田空港着陸直前

  

 無事ランディング

   

 スター・フライヤーの黒衣装はカッコいい

 

 

 


高崎行

2017-12-29 16:37:59 | 出張

今年最後の出張、高崎へ一泊二日。

朝一番のロマンスカーに乗り新宿駅へ。乗客は7割位か。

 多摩川を渡る。日の出の10分前。

 

東京 駅からは《とき》。車窓には富士山、10日ほど前から雪に覆われやっとらしくなった。間もなく大宮駅。

 

午前中4件、午後3件のお得意先挨拶回り。商店、法律事務所、工務店、造園業、etc.

 

 ランチは中華で。ネギ味噌ラーメン860円。

 

 この日、群馬県北部の山沿いは、爆弾低気圧で大雪。免れた南部だが、雲行きは荒れ気味だった。

  

宿泊は、高崎駅直結の《ココ・グランド高崎》。初めての利用だが、ウッディでシックでなかなか。常宿の《リッチモンド》や《ダイワロイネット》より高級感あり。

翌日は、太田、舘林、伊勢崎方面を回る。

気忙しい年末ゆえ、時間変更やキャンセルもあり、早めに終了。帰りの新幹線は1時間弱早めて、《あさま》に乗る。 

 

 

 それにしても、風が冷たいのには参いりました。レンタカーの暖房が足まで届かないし。

陽光一杯の下でも強い風で、体の芯まで冷えました。

反面、清澄な空気の中で、浅間山と赤城山がはっきり遠望できました。

 

 

 


札幌行 #2

2017-11-04 22:50:43 | 出張

2年越しに取り組んできた北海道営業所が目出度く開設の運びとなり、オープニングに足を運んだ。

    

藤沢駅から江ノ電の羽田直行のバス。wi-fi設置のバスは初めて。横浜港・ベイブリッジを経て空港までの所要時間は90分。

   

新千歳空港駅から札幌まではエアポート急行で40分。昨年の溢れる程だったアジアからの観光客は嘘のようにまばら。

ホテルは、つい最近まで東京ドームホテル札幌だった札幌ビューホテル大通公園。ひと休みしてすすき野へ。

  

 食事は、ネットで探した味で評判という《四文屋》。なるほどそれだけのことはある。滞在時間は3時間を超えたかな。

待望の新営業所は翌朝。ビルの3階。扉が開かない。迎える筈の新所長が来ていない? と間もなく「スイマセン」と現る。

 

北海道支社の入ったビル。大通公園沿いにある。橋本支社長(右)と笠原営業部員。

関係筋への挨拶の後、大通公園を通って時計台に。

 

折から雨となり外観のショットは上手くいかず、内部の画像2枚。

 

2階の演舞場と兄弟時計。

さすが北海道。空港は名菓・名産品、とりわけ海産物の土産物屋に沢山の人だかり。店の数と品数の豊富さでは福岡の上を行く。

帰宅20時。

 

 


姫路・明石行

2017-10-19 07:43:49 | 出張

一泊二日で兵庫のクライアントに挨拶回り。

                

降り立った姫路はランチタイム。駅前の『白雲まこと』の天麩羅定食で腹ごしらえ。右の画像はエントランスの写真額。

 

  

残念ながら姫路城は通過の車中から遠望。 右は播州赤穂駅。これも通過。

 

  

宿舎はホテル日航姫路。日航冠だが、中身はビジネスホテル上というところか。

 

  

明石城跡は見て歩く余裕あり。案内のボランティアが、観光客に「私は10年前に東京から引っ越して来ましたが、すべてにわたって大変住み易い場所。移って来てよかったと思っています」と心を込めた話振りが印象的でした。

   

二日目は郡部回り。日本の田園の原風景が続く。見事な稲穂の遠景でした。

  

帰路の新幹線は新神戸駅から。構内の洒落たカフェで時間待ち。九州方面行のホームは、修学旅行生で賑やかでした。

 

 

 

 

 


名古屋にて

2017-09-17 17:26:07 | 出張

一泊の名古屋出張。ひと仕事終えて、ナゴヤドームに誘われる。

ドラゴンズvsベイ・スターズ戦。プロ野球の観戦は30年ぶりくらい。その時は後楽園のジャイアンツ、タイガース戦。イニングの合間に、場内のスクリーンに自分の姿が大写しになったのには参った。

     

球場内の涼しいこと。隣席のおばさん二人は月に一度は来るそうで、相当なドラゴンズ・ファン。ナインの一挙手一投足に歓声とため息と。賑やかでした。

6イニングまでで食事へ。場所は錦の『ふく一』

     

ビル地下の割烹。カウンターとテーブル2つのこじんまり店。戸を開けた途端に人いきれ。聞けば、お客の皆さんはサッカー観戦中。そのために馴染みの店に来たのだという。こちらも歓声とため息の渦でした。

   

「日本で一番美味しい」と店主が出してくれた馬瀬川の鮎と国産マツタケの天麩羅に舌鼓。

 

ワールドカップ・サッカーは日本がオーストラリアを初めて下して、目出度く決勝へ。鮎とサッカー、記憶に残る日になった。

 

 


ゆだんの宿

2017-08-05 09:59:08 | 出張

三月中旬、北東北を出張した際の記録。

岩木山の中腹にたたずむ素朴な木造の温泉宿。かつては湯治宿として栄えた。

まさかこの日、雪になるとは。麓から少し入り込んだら静かにフワッと来て、アッと言う積り始めた。

秋田から入って、翌日は青森、八戸への途次。

   

実に飾り気の無いノスタルジックな佇まい。

女将さんはとても温か。日頃は津軽弁。でも一生懸命東京弁で話してくれる。

接客から炊事・お風呂場まで殆どを一人でこなす。

     

                                           

  

泊り客は、仕事で連泊とお見受けした男客一人。

ゆっくりお湯に浸かって、身心ともノービノビ。

       

まあ、女将さんの心づくしで豪華な田舎料理。吞むほどに食するほどに喋るほどに癒される一夜でした。

                                          

暖房は石油ストーブ。我が家は、家族の認知症気配の15年前ほどから石油ストーブは使っていない。

なので室内温度の熱さと石油の臭いには参った。早々に消して眠りについたのだった。

   

翌朝は、打って変わって好天気。

    

降雪は思ったより少なかったよう。女将さんの「有り難うございました。気をつけて行ってらっしゃいませ」に送られて次の地に出発。

せめて握手をしたかったなあ!!

    

マッチ・コレクション。経営規模からして、備えは無かろうと思いつつ、「燐寸ありますか」と所望。

出て来ました。シンプルで粋な感じ。宿のイメージそのままです。

   

 


太宰治記念館(斜陽館)

2017-07-17 19:49:35 | 出張

つがる市での「自然との対話写真展」に参加の後、帰路、青森空港への途次に立ち寄る。

明治40年、太宰が生まれる2年前に豪商の父・津島源右衛門が建てた和洋折衷入母屋造り、全館青森ひば製の重量感溢れる建築物。「斜陽館」は勿論著作名からの命名だが、理由もなく”斜陽”のイメージだったが、真逆。

 

正面

 

一階平面図

 

 

台所

 

 

前座敷

 

 

板の間

 

 

板の間から前座敷を臨む

 

 

小座敷

 

 

前座敷

 

 

仏間

 

 

小間

 

 

中庭

 

 

仏間 床の間の大皿

 

 

総合事務室の金庫

 

 

商談コーナー

 

 

前座敷(異角度)

 

 

階段

 

二階平面図

 

階段

 

 

二階回廊

 

 

洋間

 

 

控室

 

 

和室

 

 

和室(異角度)

 

 

二階回廊(反対側)

 

 

和室

 

 

ブロンズ像(エントランス)

 

 

 道路を挟んで、お土産センターが建つ。約半分程のスペースはレストラン「花」

一番の売りは「太宰らうめん」880円。過不足ない味。斜陽館見物記念に皆さんオーダーしています。

次に津軽に来る時は、寺山修二を訪ねよう。

 


津山行

2016-10-12 07:31:55 | 出張

午過ぎの《のぞみ》で津山に向かう。 

   

乗車の新横浜駅でシュウマイ弁当を買う。ご存じ崎陽軒謹製の名物弁当。峠の釜めしと並んで名の知られた駅弁。外装包みに紐が掛けられているのとないのとがあり、横浜工場製が紐付き。

改めて気がついたが、シュウマイもさることながら、ご飯が美味い。とても美味い。この味がシュマイの味を引き立てている。

  

 岡山駅で津山線に乗り換え。

 

出張地方回りは、殆どが最寄りの駅から車になるが、今回は、相棒の仕事の折り合いがつかず、ここからも一人旅になる。

 

 快速《ことぶき》で1時間の旅。2両編成。駅によっては、前方後方どちらかの車両のドアが開かない。ドア前に立って開閉ボタンを押す。

 

 走行中の揺れの激しいこと。左右の揺れに加えて上下動。まるでバラスを敷いた未舗装を走る自動車のよう。都内を走る山手や京浜東北線と同じJRとは、とても思えない。

 

 

津山駅。寅さんの映画を地で行ってるようで、何やら心が軽い。

   

初めての駅。駅舎の前が工事中で、フェンスが連なり、見通しゼロ。広くない一車線の道路をスピードを上げた車が引っ切り無し。危険に冷や冷やしながら、歩いて、予約のホテルα-1津山に着く。

   

情報を詳しく調べておかなかった。駅前は盛場。食事処には事欠かないとの先入観が外れ、回りは真っ暗。仕方なく街道筋を10分歩いてラーメン店に入る。

この日は中秋の名月。全国的に月は望めないとの予報だったが、一瞬、雲の向こうに月影を見ることが出来た。

  

  

 

 県庁所在地を遠く離れての展示企画。県の幹部や市長、地元各界の名士が集まっての展示企画展のオープニング・セレモニー。

   

 終了後、一度行きたかった《津山まなびの鉄道館》を訪れる。現存する扇形機関車庫で日本で2番目の大きさの鉄道遺産。昭和の時代、日本の高度経済成長を支えた主役たちが、ひっそりしている姿は、寂しさと懐かしさを浮かばさずにはおかない。  

      

 ジオラマでは、かつてのぽっぽやさんが、自在に模型を動かしてくれる。童心に返って暫し時を忘れた。

  

  ランチは、人気のホルモンお好み焼うどん。まあ ボリュームのあること。

  

津山駅からは、昨日来た路線をそのまま引き返す。

  

  

 腰痛持ちの身には、3時間10分は難行苦行。貯まったポイントを使ってグリーン車の人となったが、劇的アフターは本論望めない。フッー!!

そうそう、西日本を走る山陽新幹線の「レイル・スター」はいいですね。座席がグリーン車と同じ配置。得した気分でゆったり座席。停車駅が「ひかり」なので、時間的余裕は必要だが。

     

  

 


札幌行

2016-09-09 07:43:59 | 出張

4年振りの札幌。重い仕事は翌日なので、この日は前泊の札幌入り。休日でもあり、同行3人別々の便で羽田から。もう一人は仙台から。

 

 週日のオフィスからの出発なら、こうした午後便は嬉しいが、休日を潰しての自宅からの出発は、勿体無い。足が重くなる。

 

 まず、保安検査場に入る。

   

ランチは冷やしうどん。

 

 

 千歳⇒札幌は大谷選手と一緒。

  

   札幌大通公園。

 

 

 ネストホテル。至近距離に二つあり、一方に間違って訪れる。フロントに「予約が無い」と言われ焦る。「もしや駅前の方ではないかと調べて戴き、確認できホッとする。

      

 

   

 大通り公園では、夏の例年の行事『ジャズ・フェスティバル』が開催中。この日は、アマチュアのコンテスト。高校生のユニットが大きな拍手に包まれて熱演。市民に定着したサッポロらしいイベントを感じさせた。

 

夜は、すすき野『羊羊亭』でジンギスカンの食べ飲み放題。キンキンに冷えた’0℃’の美味い事。生きた心地でした。

 

   

翌日のランチは市場の『北の旬』で寿司。アジア系を含め観光客が長蛇で待つ中を、予約のお陰でカウンター(5人席)へ。恨めしい思いを背に受けつつ舌鼓を打つ。

  

 

午後一番、帰京する千歳空港は、北海道で避暑を過した中国人で一杯。早めに入って大正解。ラッシュ並みの混雑で土産は買わず終い。

 

 

 羽田からは、いつもの通り、直バス70分。車窓の京浜工業地帯は小雨模様だった。