輸入版 2900円
ながらでネットのACCU RADIOをヘッドフォンで聴いていて、思わず仰天し、のけぞった。素晴らしい!! 何だ、これは!! 一体誰だ!!と。
はたまた、ジャズか?ブルースか?R&Bか?ウエスタンか?ゴスペルか?
一聴して混乱する。
アラン・トゥーサン。こんなビッグなミュージシャンが居たのか。
彼にとっては、音楽のジャンル分けなど無意味なのだろう。
アメリカン・ミュージックの源流は一つ。ブルース。打ち込みや電子音楽が通常の現代にあって、アコースティックなサウンド、体温を感じる楽器の音色、素朴なメロディ・ラインはすこぶる新鮮でノスタルジック。
大物発掘はマデリン・ペルー以来か。ここ数週間、実に気分がいい。
1,EGYPTIAN FANTASY
2,DEAR OLD SOUTHLAND
3,ST.JAMES INFIRMARY
4,SINGIN' THE BLUES
5,WINNIN' BOY BLUES
6,WEST END BLUES
7,BLUE DRAG
8,JUST A CLOSER WALK WITH THEE
9,BRIGHT MISSISSIPPI
10,DAY DREAM
11,LONG,LONG,JOURNEY
12,SOLITUDE
13,THAT'S MY HOME
14,THE OLD RUGGED CROSS
※上記3のST.JAMES INFIRMARYをyou tubeでどうぞ。痺れるぜ。
歌詞
行ってきたよ セント・ジェームズ病院へ
あの子に会いに
横たわっていたよ 白いテーブルの上に
冷たく 悲しく 美しく
神様 あの子に 祝福を
たとえ死んでも
この世のことは忘れないでくれ
俺との思い出を思い返してくれ
俺が死んだら 足にはレースの靴を履かせ
トレンチコートに山高帽のいでたち
時計の鎖には金貨を結わえ付けてくれ
立派に死んでいったと思われるように
「セント・ジェームズ病院」はアメリカのフォークソングだが、ルーツはイギリスのフォークソングにある。現在ロンドンのセント・ジェームズ宮殿が立っているところに、16世紀まであった病院がモチーフになった歌だ。歌にはさまざまなヴァージョンがある。
その中で、ルイ・アームストロングが1928年にレコーディングしたのがこの曲だ。以来ブルースの古典として、いまでも歌われ続けている。