原題:海角七號
英題:CAPE NO.7
20年前の『悲情城市』(ホウ・シャオシェン監督、トニー・レオン主演)につながる作品かと大いに期待しただけに、落胆は大きかった。台湾では、タイタニックに次ぐ史上2位の観客動員を果たしたというニュースに踊らされたか、結果的に。
日台の歴史も20年経てば、こうした表出になるのだと思えば、それはそれで分かり易い。
それにしても対中国とは異なり、台湾には、日本の歴史と文化が現在に至るまで自然に息づいているのがいい。
封切りのシネスイッチ銀座では、監督、メイン・キャストが舞台挨拶をしたというから、相当の力が入っているのだろう。
現在はまだ単館の上映だが、土曜日の午後、シネスイッチ銀座は、”後期高齢者”で満員だった。
タイトルの後半、”君想う、国境の南”は要りませんね。最低のタイトル也。