処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

うに清

2021-12-17 18:04:18 | 舌鼓

今年最後の温泉一泊で強羅に行く。

途中、ランチは遠回りをして真鶴の『うに清』を計画。日曜日なので道路も店も混雑を織り込み、早めに西湘バイパスに乗る。

お陰で予約の1時間前に到着。店の前の岩海岸で流木やら石やらを愛でて30分。上手い具合に客のキャンセルが出、早めに席に着くことが出来、しかも座敷が椅子席になった。当方ロートルの4人、大助かりとなる。

     

     

店の外では客が茶を飲みながら石油ストーブに当たって番を待っているのだが、店の中は1,2階とも、どの卓もアルコール類も出てたりの大ご馳走。何しろ海鮮、しかも相当上等なのが豪勢な船盛で供されるのだから話も弾むというもの。

ここのメニュー(食べ方)は、店のお姉さんに聞きながら決めるといい。セット物も自在に単品で奨めてくれるし、リーズナブルな選び方も教えて貰える。テキパキ、ハッキリが心地よい。 

   

満腹満足で店を出る際に、干物や乾物の並んだ平台から 懐かしさで”のしいか” をピックアップした。夜、宿で食したが思いの外美味かった。得した気分。     

 

 

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網元 おおば

2018-08-06 17:43:09 | 舌鼓

箱根まで我が家から車で1時間20分。喧騒を逃れて、温泉と自然に浸りによく通う。最近は大所のホテル・旅館の日帰り湯も多くなり、都合が良い。

 

芦ノ湖畔で最も好きなのが湖尻地区。開発を忘れられたかように静かなのがいい。”網元おおば”は、その水際に建つ。ごく普通の観光地のレストラン、というより食堂だ。

 

ここの逸品は公魚(ワカサギ)。毎年10月1日に皇室に献上しているとか。戦後、時の首相吉田茂が芦ノ湖に鳥居を建立奉納。その御礼に皇室(宮内庁)に地元のワカサギを献上したのが始まりという。

 

恥ずかしながら、”公魚”と書くとは知らなかった。皇室に届けるから芦ノ湖のワカサギを公魚と書くようになり、それがやがて年月を経て各地も公魚と綴るようになったのかしらんと勝手に想像。

 

美味。これまで各地でワカサギを食べてきたが、格段の違い。同じ芦ノ湖産でも全然違う。なるほど、献上品に相応しい。

 

ランチのご飯をお蕎麦に替えて、家人と二人、てんぷらとフライを頼む。ともに1,080円。

 

逆走台風の去った翌日、邦人も外国人も観光客が少なく、快適な一日になった。

 

窓に写る芦ノ湖の海賊船。この一大観光地を運営する小田急電鉄はオリ・パラまでに100億円を投入して箱根の整備・拡充を図るという。現行3隻が4隻に。1隻2億円。

 

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つる平

2018-03-10 12:06:39 | 舌鼓

 我が町紹介の第6回。

古くからこの町に住む友人に連れられて入ったのは半年前。訪れは今回が2回目。

 

70歳台(失礼)と思しき女将さんがコの字のカウンターの中で焼き鳥を焼く。

殆どの客は常連のようで、女将さんとの大声のやり取りやら、酔客同士の怪しい会話、映画論に唾を飛ばしている学生さんもいる。

     

隅の卓では、初老の男5人が、焼酎を吞りながら真剣な面持ち。何やら、会社か組合か自治会かの改善策を論じている模様。結構激しい。

     

人気は軟骨つくねと餃子(金・土曜日限定、自家製)。

お腹が空いたらちょっと暖簾をくぐりたくなる生活感溢れた庶民的な店。

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ラ・セゾン

2018-02-25 08:17:16 | 舌鼓

 初台駅から歩いて3分。地味な店舗ながらパンの味は抜群。

 月2で通うパソコン塾の近くにあり、序でに寄っている。

      

 ショー・ケースには多く並べないのはポリシーなのかしら。

 美味しいのに行列がない。それもいい。

 一番のお気に入りは”いちじくスティック”。

香りと歯ごたえと食感。満足。塾のスタッフはじめどなたに奨めても皆さんグー。

是非一度ご賞味あれ。画像は”いちじくスティク”と”フランスあんぱん”

ラ・セゾン》オフィシャル・ページ

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そば懐石 箱根乃庵

2017-10-30 08:20:24 | 舌鼓

箱根まで車で2時間、ちょくちょく出かける。何回かに1回は箱根乃庵に寄る。

小田原から1号線を箱根口に向かう。湯本の手前2kmほどのところ。

電車の場合は、入生田駅下車が便利。

この日のオーダーはくるみダレ二色せいろ(左)と海老とろろそば(右)。

二色せいろは韃靼そばと二八そば、韃靼そばをくるみダレで食す。

デザートにそば汁粉。抹茶とセット。

挽きたて、打ち立て、茹でたてのこだわりとか。腰があって、のど越しがよい。天麩羅や季節の和え物などヴァリエーションが豊富。

客層は年配やお馴染みさんが多い。つまり美味いということ。お近くにお出での節は、是非ご賞味あれ。

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山越

2016-08-11 10:39:32 | 舌鼓

讃岐うどんの本場で、他を圧倒して千客万来の『山越』 。

        

単に製麺だけの家業だったが、「こんなに旨いのなら自分のところで店をやったらどうか」と知人に奨められたのが、人気の店の始まりという。

4年前に初めてで、今回が2度目。

             

11時半なら大丈夫の読みが外れ、ウィーク・デイにも拘わらず長蛇の列。カンカン照りの中30分を並ぶ。 

 

    

食したのは、一番人気の「釜上げ玉子うどん」。プラス牛蒡のテンプラ1ケ。

押し寄せるお客でご近所に迷惑をかけないようにと、地続きの田んぼを駐車場にし、マイクロバスの団体客も頻繁とか。

近くにお出での御仁は、是非ご賞味あれ。

  

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上海蟹

2015-12-15 08:49:02 | 舌鼓

友人夫妻と夫婦二組で忘年会。

これまで年末には、京野菜、もんじゃ、フレンチ、しゃぶしゃぶ、イタメシ、水炊き、いろいろ楽しんで来た。で、今年は上海蟹。

   

     《上海庭》

オフィスに近くリーズナブルなので、折に触れ利用してきたが、店の場所が変わった。これまでのビルの地下の立地から、道一本隔てた新築ビル。何と4階全フロアー。

聞けば、テナントだというが、真新しい中国製の調度品、家具・花卉・書画すべてが新品。居酒屋風の猥雑が一転高級中国料理店に様変わり。文字通り「びっくりポン」。

旧店では飲み食い放題3150円が、3500円に値上がりした。まあこれは許容範囲か、止むを得ん。

蟹は酔蟹(前菜)と茹蟹四杯。画像は茹蟹。ふかひれスープも付き、蟹炒飯など料理に満足。デザートは濃厚な杏仁豆腐、美味で唸る。「今年は蟹が少なくて、値上がりしてます。スイマセン」とチーフの弁。上海蟹コース6800円。ちゃんとした立派な食べ甲斐のある蟹ではありました。紹興酒が二本空く。

帰りはロマンスカーの時間までサザン・テラスのイルミネーション見物。今や年末の風物詩。クリスマス・ソングが鳴ってもこのイルミネーションが満艦飾に輝かないと歳末の気分になりません。

  

 

 

 

 

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ジャズ羊羹

2015-10-07 17:34:07 | 舌鼓

 博多の結婚式に参加、連休中でもあり、かねてから念願の由布院に足を延ばす。

  

JRゆふいん号で降り立った駅頭は、観光客のラッッシュ。人いきれで辟易。タクシーで逃げ出し金鱗湖に向かう。

湖というより池。その畔のGREEKS。” 旅と雨と音楽をテーマにしたセレクトショップ ”を謳う。

  

ワインに一昼夜浸した二種類のドライいちじくと沖縄産の黒糖で作り上げた羊羹。

コーヒーや紅茶、ワインやシャンペン、そしてジャズと相性のよい上品な甘さを目指したとか。

いちじくが効いている。旨い。ジャズ好きには堪らない。しかもスイーツ好きなのだから、なおさら。

  

オリジナル・コーヒーからTシャツ、スニーカー、ポスト・カードなどユニークなアイテムが広くない店内に一杯のナカナカに楽しいショップ。

旅の気分に高揚し、『John & Poul & Ringo & Jeorgeのトートも買ってしまったのだった。

 

GREEKS

 

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エルルカン・ビス

2015-08-28 07:56:53 | 舌鼓

業界の湯河原にある保養施設の温泉宿に向かうべく、友人夫妻と待ち合わせた場所。

ネットの《TripAdovisor》 で選んだが、これが大当たり。エルルカン・ビス

   

奥湯河原への手前、山あいの細い道をナビを頼りに上りゆく。

ナビはいつも正解の道を案内するとは限らない。

ほんとに、こんなところにあるのかと疑いつつやっと辿り着く。 

  

鬱蒼とした竹林の中、目立たない看板。駐車場は、余程運転に自身がないとハンドルが切り切れない。

同乗の家人は「怖い」と降りてしまう。

   

知る人ぞ知るレストランの筈が、周囲が静謐過ぎる。エントランスへ降りゆく階段には人影が無い。

入口と思しき扉も地味なもので、引くのを暫し躊躇する始末。

開けてみて、やっと安心。間違いなく目指すエルルカン・ビズだった。

予約の席に着く。

   

客は、カップル、家族連れ、老若男女さまざま。駐車場の車のナンバー・プレートでは地元は少ないように思えたが。

  

店内にはウェイター、ウェイトレスが一人づつ。テーブルを回りながら、客とコミュニケーションをはさみながら料理を運ぶ。その間合いがいい。

    

ウェイターはイケメン。無口かと思いきや結構喋る。料理の知識も相当なもの。店名の由来を聞けば「シェフ(オーナー)がパリで料理を学んだ師匠の名前だ」と教えてくれた。

     

 食べ終わった客を、一面のガラス戸を開けて、板張りのテラスに誘う。今年の竹、それ以前の竹など周囲の景色を解説する。スナップ写真のシャッターを押し、脇に設けた足湯に浸からせる。なかなかに客あしらいがいい。

   

 料理の素材は、県内の点在する専属の農家などから調達をしている。

   

 ランチは、2種類のコースがあり、それぞれに魚・肉などの選択が要る。

  

もともと雪が少ない湯河原だが、一度だけ、思いの外の降雪で、営業できなかったという。

   

それにしてもこんな山奥。

最初は街場で営業、その贔屓客を連れて、引っ越すものだが、開店時からこんなに不便なところで、知る人ぞ知る人気店になるとは恐れ入る。

   

 

  

オフィシャル・サイト  

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柚衣

2015-06-05 15:52:28 | 舌鼓

松江に住む友と、一夜懐旧談に弾んだ。

別れ際に頂戴したのが地元の銘菓『柚衣』。創業141年の彩雲堂謹製。

 

天然の小振りの柚子をくり抜き、蜜漬けした皮の中に「朝汐餡(皮むき小豆餡)」と「鹿の子」を入れた和菓子。

出雲地方では昔から、柚子の皮を小さく刻み砂糖などで煮詰めた「柚香(ゆこう)」を、お茶受けやお酒の口取りなど季節の珍味としてきた。

その伝統の風味をそのまま生かしているという。

で、スイーツというにはあまりに酸っぱい。柚子そのもの。

松江は、現在全仏オープンで快進撃中の錦織選手の出身地。彼の健闘を祈って発売しているのが無二と名付けた和菓子。

   

頬がほころんでくる。

彩雲堂



 

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