冬至から数えて81日で春に入る。
中国東北地方には、“旧を数える唄”として昔から春の到来を待ち望む数え歌があり、冬至の日から9つに分けて寒さの特徴をあらわし春を迎える風習がある。
〇12/21(冬至)~12/29・・一九 不出手(寒くて手が出せず)」
〇12/31~1/7 ・・・・・・・・・二九
〇1/8~1/16・・・・・・・・・・・三九 泳上走(池、湖の上を歩いても平気)
〇1/17~1/25・・・・・・・・・・四九
〇1/26~2/3・・・・・・・・・・・五九 河辺看柳(河の柳が)芽を吹き始める)
〇2/4(立春)~2/13・・・・・六九 ※春打五九尾、六九頭
〇2/14~2/22・・・・・・・・・・七九 河開(河の水が溶ける)
〇2/23~3/2・・・・・・・・・・・八九 雁来(雁が飛んでくる)
〇3/3~3/11・・・・・・・・・・・九九 耕牛遍地走(牛が畑を行つたり来たり春となる)
※今年(2016年)の立春の2月4日は五九の最後、六九の頭にもあたり「春打五九尾、六九頭」とも言う。
中国の人々の冬を楽しみながら春を待つ深い叙情に溢れている。
次の書もやはり旧を数える唄に関係がある。一文字が九画で9文字。九九八一で春を迎える。一角ずつ色を塗り春を全部塗れたら春になる。
庭 前 垂
柳 陳 重
待 春 風
以上、人生の先達から伺ったちょっといい話。