処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

たてしな藍

2020-11-21 17:38:11 | 温泉

コロナ禍がもたらしたGoToトラベル。折角の機会だ利用しようと友達夫婦と一泊の温泉旅行に出かける。

実は、購読している日刊紙が週一で行っている《読者プレゼント》で高級旅館の優待券が当たったので、それとの組み合わせ。車で2時間の距離。途中、山梨県の昇仙峡で紅葉を愛でての楽々ドライブ。 

 

昇仙峡では渓流に沿って車行、後部座席から晴天下の秋を堪能できた。腰痛・脚痛持ちの身には、数キロを歩かずに済んだのは行幸だった。道に迷ったお陰ではあった。

長野に向かうヴィーナスラインに乗る道路で干し柿の路端販売。ご当地の名物という。今から一か月自宅で干せば、お正月には最上の食べごろと誘われて二つ買う。

創業して40年になるという。近年リフォームはしたが、建物や環境・佇まいは変わらないという。

 

 

 

しかしながら、年配者にはなかなかに辛い。エレベーターが無い。湯場や食事処への距離が長く階段が多い。下肢の不自由な客は苦労する。

食前酒はオリジナルカクテル。小鉢は秋のきの子白和え。

旬菜は、高原大根ブルーベリー漬け寿司、尼子照焼、あみ笠蓮根、酢橋釜、菊花甘酢漬け、あぶり鴨、柿見立玉子。

 

御椀:かぶらすり流し。

造里:信濃雪鱒と湯葉の昆布〆 妻一式。

 

台の物:特選牛のワイン蒸し焼き

 

 

合肴:晩秋きのこ盛り合わせ

 

 

焼き物:三彩焼 秋茄子、秋鮭、豆腐、あしらい

 

炊き合わせ:長芋白煮、焼き目粟麩、本しめじ含め煮、菊菜

 

翌日は諏訪湖畔の高島城に寄る。これが予想外の秋色。

一木のグラデーションは見事という他なし。

ランチは、湖畔の《萬盛庵》で天ぷらそば。高島城に来ていたご近所さまにいい店を聞いたのだった。大正解。

ランチの後は、湖畔通りを内回りして片倉館へ。ここは5年前同じ友人夫妻と有名な千人風呂に入ったが今回は無し。40年ほど前になろうか、初めてこの千人風呂に入った時に、かつての岡谷製糸場の女工の生活を聞いたものだった。

結局、お一人様5万5千円が2万2千円の宿泊料になったGoToトラベルだった。

 

コメント
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