処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

志摩・犬山旅行

2017-12-15 23:33:34 | 

絶景と牡蠣にまた浸りたく、11月に連休を利用して2泊3日の旅をした。

三重県志摩の的矢湾と岐阜県の入鹿の里・明治村。気の置けない夫妻との4人旅。

名古屋駅からは近鉄特急で約2時間。シートは1号車。他車両の乗客が入れ替わり立ち替わりに煙草を吸いに来る。喫煙車両だったのだ。これには参った。果してキップを買ったJTBの窓口は、知っていたのかしら。自分が知悉していない商品を売ってはダメですねえ。

 

志摩磯部駅は寂しい景色。迎えのドライバーさんに伺ったら、近年は寂れるばかり、専ら志摩鵜方駅に客を取られていると言う話。

宿は、”いかだ荘山上”。エントランスを入ってすぐ飛び込んでくるのがこの景色。圧巻である。しばし見とれる。

 

ハイ・グレードの部屋には浴室付もある。勿論、大浴場や貸切野天風呂も完備されている。

 

選んだお酒は”おかげさま”。

伊勢神宮の下宮のおかげ横丁にある蔵元伊藤萬の人気酒。冷で吞むのが最も美味という。

待望の牡蠣づくし。トップバッターは生牡蠣。

 

  

さしみ盛り合わせ。文字通り本家本元の伊勢エビ。茶碗蒸しにも的矢牡蠣。松坂牛まで。

翌朝のご来光。

 

第二日は志摩磯部駅前からはレンタ・カーで一路岐阜県の犬山市へ。途中伊勢神宮の下宮で伊勢うどんのランチ。

犬山城の観光は、徒歩で。天守閣は、坂が急だし入場料も取られるし、敬遠。かつての名残の城下町を見物したがったが、既に夕暮れ深く、割愛。一路、宿泊予定のイルカの里MUJICAへ。

 

ひっそりとした池の畔のホテル。企業や団体の研修でよく利用されているとか。対岸の山の向こうが明治村。

明治村。北門から入ってすぐのところに旧帝国ホテルがある。チャップリンやモンローが利用した日本の代表建築。内部のレストランでは今でも利用出来る。建築に込められた発送と技術と形状は時とともに輝きを増す。

 

 

博物館明治村。開園1965年3月、面積100万平米、明治時代の建築・建造67件を移築。当時の街並みや暮らし・風俗も再現され、古き良き時代、日本が国際舞台への飛躍を目指した熱と力が伝わってくる。

我が国の右肩上がりの時代を支えた世代やそれに続く団塊世代は、是非一度は訪ねて欲しいと思う。国とは、文化とは、生活とは、歴史とは・・・。癒しの文物に触れて、ゆっくり来し方行く末に思いを巡らす時になろう。

オフィシャル・ページ

 

 

 

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山陰旅行(松江・出雲・安来)

2017-06-11 13:06:47 | 

 昨年11月に家人と二泊三日で山陰を旅した。今頃になってのエントりーは思い出を記録として残しておきたい、と思ったから。

遠出は一昨年秋の湯布院以来。

新百合ヶ丘駅から羽田直通バスで、第三京浜、湾岸・羽田線で70分。

     

湯布院の時は、品川で前泊したが、今回は無し。経費の節約です。

第一ターミナルで朝食のおにぎり。伊勢丹ショップのカフェで珈琲。

     

出雲大社は晴天下。明るく伸びやか。

  

 先ずは腹ごしらえ。門前の売店街で、空いてる蕎麦屋へ。

今回のホシの一つは大社隣接の県立古代出雲歴史博物館。

   

 聞きしに勝る展示に圧倒される。広く、沢山、綺麗に、丁寧に、分り易く。

 

時間が足りない。

 

全てが全てご当地の採集ではなかろうが、それにしても見事。

 

心底、「日本て凄い」と思い始めた自分が居た。くまなく鑑賞すれば数日はかかるだろう。

ルーブルに匹敵する。ちょっと大袈裟か。

我が邦人は、一人でも多く観るべきだ。日本人としての矜持と生きることの意味を思う。

 庭には、沢山の可愛いらしいウサギが点在。神話の世界を童話のアイテムで希釈。イメージが明るく温かくなる。

    

門前町の一角に一畑電車の発着駅。ここから宍道湖の北側を各駅停車で宍道湖駅までトコトコ。

   

 

数種類のカラフルな車輛。スイッチバックあり、自動車道路との並走あり、高校生グループ、外国人観光客ありで、楽しいトリップ。

しかしまあ揺れの激しいこと。以前に津山行の際にも触れたが、日本の電車が滑らかなのは東阪名福の大都市周辺だけ。

   

  

 

この日宿舎のホテル一畑。

  

半年前、湖の眺望できる部屋を予約。最後の一部屋だった。到着した部屋には、彼の地の友人から思いがけずに差し入れが届いていたのには驚いた。感謝感謝です。

流石の景観。生憎の雨模様で湖上遊覧はあきらめたが、刻々変わる夕暮れ時の変化は頭・身体を癒すに十分の余りある美しさ。

  

夜の食事はホテル内のレストラン。広い食事処でゆったり。

三酒の利き酒で知った”不昧公”は美味しかった。都会には殆ど出回らない。帰京してから通販でいまでも切らさない。客人に喜ばれている。

 

 

お目当ての二つ目は足立美術館。

  

名代の庭園に出ることは叶わないものの、言い古された日本の原点とも言うべき景色が心行くまで堪能できる。

とは行かなかった。順路は観光客で一杯だもの。

 

 

見物を終え、呼んだタクシーを待つ間に安来節の郷土館でランチ。戴いたのは勿論どじょう鍋。

      

タクシーで安来駅に向かう途次、車内で運転手より、この後の観光の予定を聞かれたのをきっかけに交渉事に発展。

松江城、お堀遊覧、小泉八雲記念館そして二日目の宿の玉造温泉へ、全部載せて行くと彼。果して8000円は安かったのか高かったのか。

バッグの上げ下ろしや乗り換え無し、しかも様々な観光案内風の話を聞けたのは大いなる収穫になった。

  

時間があれば、木船で堀を遊覧したかったなあ。 賑やかで静かな周りの風景に溶け込んでえも言われえぬ佇まい。

 小泉八雲記念館。

 

        

異国の人が、日本を選び住み、日本人となり、日本文化を愛し、自らも発信し、歴史になり、愛される。

その生涯と功績に暫し思いを致す。

 

美しい松江城。近年国宝となってさらに威容は増す。

 

二日目の宿は玉造温泉。

 

島根県立美術館は、宍道湖の畔。ロケーションが抜群、明るく開放的。収蔵作品が豊か。企画展はユニーク。

 

ランチは同館内のレストランで。行列でひとしきり待つ。一番人気のパスタを戴く。なるほど美味。

 

 

帰宅途次、直バスが着いた新百合ヶ丘は《映画祭》のただ中だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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近場にふらり旅行

2014-08-20 12:49:35 | 

世間は夏休み。何処といって行きたい場所があるわけではない。が、ゆっくりとした気分には浸りたい。どうも身体がきつくなって暫しストレスから解放されたい。で、まずは気楽ないつものところに。熱海伊豆山”ホテルニューさがみや”へ。

    

  《居室から望遠で》

 

     

  《最近は和室を洋室に変えるホテルが多くなった》

 

  

  《この景観がよくてこのホテルをやめられない》

 

かつては、部屋食で脇息に身を持たせてゆっくり飲みながらが定番だったが、今や食事処が普通。喫煙も限定されたコーナーで小さくなりながら。

  

 《ホテルからサプライズのワインのプレゼント。リピート20回のお礼とか》

 

翌日は10時ホテル発で伊豆高原へ。一碧湖の近くの”池田21世紀美術館”。ピカソ、シャガール、ウォホールなど見ごたえある作品は予想外。場内では、付近の幼稚園児たちが、絵具を持ちこんで、床一杯に広げたシートの上の用紙に気に入った絵の模写の真っ最中。賑やかなこと。素晴らしい企画を考えた大人たちにエールを送る。 

  

《池田21世紀美術館エントランスのモニュメント》

 

 伊豆高原へ足を伸ばしたわけは、”そばの坊”に寄らんがためだったが、何と店終い。がっくり。気を取り直して、富戸の”ぼら納屋”へ。

   

《目の前は岩場でスキューバ・ダイビングの客が多い》

 

昼食後は一路箱根へ。2日目の宿は”リフレッツ倶楽部箱根仙石原”。積水ハウスの保養所を兼ねる。リーズナブルで気安く使えるのがいい。利用は今回で2回目。上手い具合に一部屋だけ空いていた。

 

  

夕食事には、隣のテーブルには、昨日、伊豆の同じ施設のホテル泊ったという年配のご夫婦。写真を撮って戴いたが、お返しを申し出ると、固辞されてしまった。

  

   

  《前日と打って変わったこの日の夕食》

 

翌日は、”星の王子さまミュージアム”を訪れる。切ない実話とサンテグジュペリのキャラクターもさることながら、再現したパリ下町の風情も、人気のもとだろう。

 

   

    

  

今回の二泊三日の旅行の走行距離は280km。残り二日の夏休みは、蓼科に友達夫婦と行く予定。そうだ、帰りは笛吹によって葡萄狩り、桃狩りをしよう。

  

 

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ぶらり江の島

2012-06-16 23:48:21 | 

この頃、休みの日にドライブに出かけることは少なくなった。で、今回は小田急で江の島に出掛ける。

    

学生時代に海の家でアルバイトをした江の島は我が青春の代名詞。無性に身を置きたくなって、年に2,3回は出かける。  

    

バイト先は、橋のたもとから西浜4件目の『四季春』。よしず張りの二階建て。午前中は客の呼び込みが中心、午後は五右衛門風呂を沸かしたり、ラーメンを出したり皿を洗ったり、お客の衣類の出し入れも。

   

当時は無かった橋の元から出る”渡し船”に乗って、裏側の洞窟下岩屋まで運んで貰う。片道400円。20分置きの出航。

  

 波と思っていた飛沫は雨。ポツリポツリと来始めて、一応持ってきた折りたたみ傘を差すか差さぬかどうしたもんかと逡巡しているうちに岩場に舟が着く。

     

岩場を上に向かって歩くうちに雨が上がる。厚い雲が払われていくらか西に傾きかけた初夏の陽光がまぶしい。

  

江の島と言えばさざえ。後は下るだけの気楽な気分。いつも利用する富士見亭が満員のため、近くの小奇麗な店に入る。

 

 さざえの醍醐味は、何と言っても殻の底に残った焼き汁。これ以上の磯の香りは無かろうと独断している。ビールにはまぐりにおでん。旨かった。

 

駅舎の佇まいは、50年来不変。発着の電車が時代のテンポに遅れまいと、脱皮に脱皮を重ねていくのと好対照だ。

 

次に来るのは、夏の喧騒が去った初秋にしよう。

 

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本栖湖・芝桜

2012-05-20 13:56:06 | 

テレビのニュースでその気になって、急遽出かけることにした。いつもの愛車は修理中。久し振りの電車による小旅行。

   

新宿発は、特急『かいじ』号。大月で乗り換えて河口湖へというコース。

   

まず最初の楽しみは駅弁。これは車では不可能。朝食をとって来たのに走り出してすぐにガサゴソ食べ始める。『津軽海峡 海の宝船』という海鮮弁当。

  

 大月からは富士急行の観光電車。着席券を申し込んだお客は名札が貼られたシートに案内され、景色をゆっくり堪能できる。車窓は額縁をイメージして木製になっているという凝りようというより、サービス精神

          

生憎の雨模様のため、「晴れていれば、こうして富士山が見えます」と一生懸命に大型風景写真を見せて回ってくれた。 

今日の今日まで、富士山駅というのがあることを知りませんでした。お恥ずかしい。

  

終点の河口湖駅には数両の電車のコレクション。子供ならずともワクワクもの。沿線には富士急ハイランドがあり、全線がアミューズメント模様。

  

河口湖駅は、木造主体の手作り感溢れた建物。まさに高原の駅。観光用のレトロ・バスに乗る。

    

通常なら本栖湖までの所要時間は約40分。渋滞を避けての遠回りで1時間余。車中でゆっくり笹ずしを頬張る。

  

 雨模様のためか、押すな押すなの人出は避けられた。家族連れと年配夫婦が多い。

   

駅までの復路は、機関車トーマスのキャラクターのバス。

 河口湖駅の電車の時刻案内板は、韓国語と中国語も。乗った電車は急行の『富士山

 号』。JRのグリーン車よりもラグジュアリー。 

    

思い立っての小旅行。これからはこうした電車利用が多くなるかな、年齢柄。

食事で酒類が呑めるのも電車ならでは。この日は、新宿・高島屋福ろく寿で竹酒そして水炊きでフィニッシュ。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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西村京太郎記念館

2010-09-24 12:34:13 | 


遅めの夏休みの初日、馴染みのホテルのチェックインまでの時間潰しに訪ねてみた。

    

湯河原は、西村京太郎氏が療養のため京都から転地、そのまま居づいた町。住いの近くに建てた自身の記念館である。

    

一階は喫茶店西村。二階の中央に鉄道模型のジオラマ。壁面に全ての著作が展示。


     


作品の多くが鉄道物の関係からキオスクなどの売れ筋が多く、ために作品にはハードカバーが無いということを今回知った。

 

     

      

氏の作品は400を数え、累計は2億冊を越すという。この記録は赤川次郎と二人だけとか。千歳川沿いのひっそりとした佇まいがいい。


鉄道の走るとある町のジオラマには3件の事件4人の死者が点在している。場所の特定は、是非現場で究明して下さい。ヒントはパトカーの赤ランプです。 

 

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湖畔の彫刻

2009-06-04 14:30:38 | 

信州・諏訪に出かける。

ふるさとを、生家の今を、見ておきたいという家族の思いを実現するため。

検討の末、歩行の危うい年寄りには電車は無理と判断、結局車となる。

車椅子を積み、すべてのSAで休憩をする予定を立てて出発。

4時間かかって到着。

30年振りの諏訪湖。変わってもいたし、変わらなくもあった。

 

          

   

          

   

 

綺麗に整備された湖畔には、遊歩道やグランドも揃い、ゆったりしたスペースには牧歌的だったり、あるいは野心的だったりの彫刻群が配置され、洒落たリゾート地の雰囲気が一杯。

その一方では、まだ葦の水際が続くほとりもあり、昔の面影を色濃く残していた。

 

          

           片倉館は、対岸岡谷の紡績工場で働く女工をまとめて運んで

             集団で入れるため、立ち浴用に1m10cmの深さでした。

             いわゆる千人風呂。勿論今も営業中。

 

そういえば、30年前にはじめて見た湖上の花火。ナイアガラが綺麗だった。

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HAO伊豆高原

2008-08-14 22:32:49 | 

今年の7月1日にオープンした美術館。

          

杮落としは「兵馬俑」。

ご存知、秦の始皇帝陵から出土した大軍隊の俑だ。

これまで、西安の現地を除けば3会場の日本での展覧会を観たが、ここが一番。

点数が少なく、迫力には欠けるが、観客が少ないので、ゆっくり観賞できるのが何より。6分間の記録フィルム上映の施設もある。

屋外に立つ像には、触れることが出来、記念撮影に持って来いだ。青空をバックの将軍像は、ここにしかないのかも。 ちょっと不思議な感じ。

               

併設展は「世界の昆虫展」。蝶をはじめとする虫々の採集標本の季節展。

一部にクワガタやカブトムシに触れるコーナーもあり、子供たちには大受けだ。

       

それにしても、オープンしたばかりなのに、こんなに少ない客で、果たして成り立つのか。素晴らしい施設だけに潰したくない。今から心配。

HAOは、Heritage and Art museum of Orient の略。

HAO伊豆高原

 

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雨の湿生花園

2008-05-22 22:36:18 | 

   

 

我が人生、ついこの間まで、草木を愛でることなどありえなかったが、近頃は、心動かされることが多くなった。

 

で、時々、仙石原の湿生花園に寄る。

 

今回は、雨模様もあって、人出も少なく、ゆっくり散策できた。

 

はてさて、綺麗な花を撮っても、その名がわからない。これでは一生懸命に咲いている花々に申し訳ない。

 

花でも鳥でも魚でも、その形態から、花の名前(種類)に行き着くのは、図鑑に取っ組んでも結構難しい。

 

東西南北、詳しい人もいるが、相当のキャリアが必要だ。

 

小振りの花をつけた桜、これは「豆桜」。傍らの名札にそう記されていた。

 

さあ、調べよう。

 

                    

                                              豆 桜

 

             菖 蒲

 

              

                                                           ? (①)

 

                   ? (②)

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湖畔の結婚式

2008-03-16 22:04:31 | 


ちょっとドライブに出かける。 

春まだ浅く、晴天だが寒風。 

静かなところでゆっくりランチでもと、ホテルのレストランに入る。

気が付けば、三々五々、フォーマルの人達。

賛美歌が流れて、なんと結婚式がはじまった。

湖畔の芝生の上。バックは連山の向こうに富士山。

周囲に祝福されて、新郎新婦に花シャワー。

彼此を比べて感慨無量。

どうぞ末永くお幸せに。
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