絶景と牡蠣にまた浸りたく、11月に連休を利用して2泊3日の旅をした。
三重県志摩の的矢湾と岐阜県の入鹿の里・明治村。気の置けない夫妻との4人旅。
名古屋駅からは近鉄特急で約2時間。シートは1号車。他車両の乗客が入れ替わり立ち替わりに煙草を吸いに来る。喫煙車両だったのだ。これには参った。果してキップを買ったJTBの窓口は、知っていたのかしら。自分が知悉していない商品を売ってはダメですねえ。
志摩磯部駅は寂しい景色。迎えのドライバーさんに伺ったら、近年は寂れるばかり、専ら志摩鵜方駅に客を取られていると言う話。
宿は、”いかだ荘山上”。エントランスを入ってすぐ飛び込んでくるのがこの景色。圧巻である。しばし見とれる。
ハイ・グレードの部屋には浴室付もある。勿論、大浴場や貸切野天風呂も完備されている。
選んだお酒は”おかげさま”。
伊勢神宮の下宮のおかげ横丁にある蔵元伊藤萬の人気酒。冷で吞むのが最も美味という。
待望の牡蠣づくし。トップバッターは生牡蠣。
さしみ盛り合わせ。文字通り本家本元の伊勢エビ。茶碗蒸しにも的矢牡蠣。松坂牛まで。
翌朝のご来光。
第二日は志摩磯部駅前からはレンタ・カーで一路岐阜県の犬山市へ。途中伊勢神宮の下宮で伊勢うどんのランチ。
犬山城の観光は、徒歩で。天守閣は、坂が急だし入場料も取られるし、敬遠。かつての名残の城下町を見物したがったが、既に夕暮れ深く、割愛。一路、宿泊予定のイルカの里MUJICAへ。
ひっそりとした池の畔のホテル。企業や団体の研修でよく利用されているとか。対岸の山の向こうが明治村。
明治村。北門から入ってすぐのところに旧帝国ホテルがある。チャップリンやモンローが利用した日本の代表建築。内部のレストランでは今でも利用出来る。建築に込められた発送と技術と形状は時とともに輝きを増す。
博物館明治村。開園1965年3月、面積100万平米、明治時代の建築・建造67件を移築。当時の街並みや暮らし・風俗も再現され、古き良き時代、日本が国際舞台への飛躍を目指した熱と力が伝わってくる。
我が国の右肩上がりの時代を支えた世代やそれに続く団塊世代は、是非一度は訪ねて欲しいと思う。国とは、文化とは、生活とは、歴史とは・・・。癒しの文物に触れて、ゆっくり来し方行く末に思いを巡らす時になろう。