東京オペラシティのクラシック・コンサートに出かける。
出演は、NHK交響楽団室内合奏団、ヴァイオリンの堀正文、メゾ・ソプラノの林美智子。
堀はN饗のコンサート・マスター。N饗のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの総勢16名の弦楽奏者を率いての特別編成のオーケストラ。
N饗室内合奏団 堀 正文
演奏曲
一、ディヴェルティメントニ長調 KV.136(モーツァルト)
一、ホルベルク組曲(グリーグ)
一、フィガロの結婚より恋とはどんなものかしら(モーツァルト)
一、あした(R.シュトラウス)
一、翼(武満徹)
一、美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び(いずれもクライスラー)
一、弦楽セレナーデハ長調 op.48(チャイコフスキー)
ソプラノの林美智子は、堂々たる声量と豊かな表情は、さすがの第一人者。オペラの門外漢でも、心地よく楽しむことが出来た。
彼女のアンコールは、「カルメン」のハバネラ。今年の6、7月に兵庫、東京、愛知で、ジャン=ルイ・マルティーノ演出、佐渡裕指揮による「カルメン」公演を予定しており、その予告編的歌唱。
林 美智子 東京オペラシティ・コンサート・ホール
アンコールは2曲。心得たもので1曲目はバッハの「アリア」。いいですね。聴衆も満足そう。
もう1曲がルロイ・アンダーソンの「プリンク・プランク・プルンク」。
全員で曲の最初から最後までピッチカートによる演奏。 リズミカルで楽器を回転させるパフォーマンスなどもあり、楽しい。
どんなに高性能の再生装置でも、ナマにはかなわない。
経済的にも時間的にも余裕を作って、聴きに来よう。