処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

ファンキー! = Jazz for Biginners 13 =

2018-10-28 16:21:57 | ジャズ

 《  FUNKY!  blue note super hits  》

 

    

 

 

このシリーズの流れがちょっと変わるが、名門ブルー・ノートが1994年にリリースしたジャズ・ビギナーには恰好のアルバム。1950~60年代に席巻したファンキー・ジャズの名盤の中から9アルバムを選び、1曲づつチョイスしている。

   1, ALLIGATOR BOGALOO    Lou Donaldson

   2,SONG FOF MY FATHER    Horace Silver

   3,CANTALOUPE ISLAND    Herbie Hancock

   4,MOANIN'    Art Blakey

   5,THE PREACHER    Jimmy Smith

        ※プレヤーは作曲者のホレス・シルヴァー

   6,COOL STRUTTIN'     Sonny Clark

   7,THE SIDEWINDER    Lee Morgan

   8,RECADO BOSSA NOVA    Hank Mobley

   9,JOSHUA FIT DE BATTLE OB JERICHO    Grant Green

        ※タイトル訳「ジェリコの戦い」

   ※ 3,CANTALOUPE ISLANDは音源無し。

 

 

 

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警官の掟

2018-10-20 18:03:06 | 

著者 佐々木譲

出版 新潮文庫

 

 

        ※ 画像はgoogle photoから。なので今の新刊ではありません。悪しからず。

 

警察物というと、警察組織に居られなくなった一匹狼の捜査員の権力との格闘や、巨悪に迫った捜査が、巨大な手によって絡めとられてしまう理不尽の告発とか、内通者一味との非情な暴力の応酬などが多いのではないか。

この作品は、それらと趣を異にしている。犯人を追う一線の刑事の生態が細かく描かれている。

警視庁捜査一課と所轄蒲田署の刑事。ともに二人組。どちらもベテランと新人の組み合わせだ。証言集め、アリバイの確認、時系列の調整、捜査報告と情報交換、地道な地どり。

捜査の進展とは、この足で稼ぐ労作業とその蓄積の上に閃く感を辿ることというのがよく分かる。

500頁以降の展開と予想外の犯人には意外だった。佐々木譲らしくないと言ったら失礼か。

 

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人生経営論

2018-10-07 21:08:12 | 

著者 久米信廣 / 岡田晴彦

発売 ダイヤモンド社(10月4日発売)

定価 1620円

 

    

異能の実業家とビジネス誌編集長の対談集である。

というより、百戦錬磨の編集長の、まだあまり世に知られていない一中小企業経営者の哲学と生き様とその人物を世に送り出そうとの意欲がストレートに伝わってくる本である。そしてその意図は成功している。

凡百の経営哲学やビジネス指南書とは異なり、一言ひとことの言説が実に素直に入ってくる。世の常識を覆す持論の展開も、納得がいってしまう。それはきっと、失敗も含めて、著者が歩んできた過去に、自分の生き方に圧倒的な自信を持っているからだろう。

行間の語り口から滲み出る ”百人百色でいいんだ” ”自分は自分”という想念は、読む人の肩の力を抜いてくれるに違いない。

空白の20年このかた、何も良いことのない時代を生きて来ざるを得なかった残念を自覚する世代、非正規社員の膨らむ時代だからこそ、読まれるべき本、読むべき本であろう。

サブタイトル「あなたは、あなたの経営者」上手い表現、言い得ている。

頁のレイアウトもよく考えられている。上段に発言者名、下段に語句解説、これが短いながらも適切で正確。対談部分の活字は、明朝とゴシックの2種、より重要な箇所がポイント4倍の太字ゴシックで組まれており、読者へのサービスが行き届いている。

たり前だが、対談なので話し言葉。一気に読める。夜長の秋にお薦めの一冊である。

 こちらもどうぞ。

 

 

 

 

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シャルル・アズナブール

2018-10-03 21:20:50 | 音楽

2日訃報が報じられた。南仏アルピーユの自宅浴槽で発見された。死因は心不全・呼吸不全という。享年94歳。

つい先月には来日公演を行ったと記憶しているが・・・・。

半世紀前の学生時代、気の合う4人でつるんで遊びまわっていた渋谷の街、入りびたりの店の中に『トリコロール』と『シャンソン・ド・パリ』があった。

そこで初めてアズナブールと出会い(もちろん歌で)、暫し茫然、打ちのめされた。数年、熱に浮かされるように聴きまくった。調べまくった。もちろんネットなどない時代。

たしか、ピアフの前座などをやったのではなかったろうか。多くはないが彼の映画も数本は観ている。

ずっと後年、ムスタキを聴くようになった時に、買ったのがこのCD。

       

以下youtubeから

「イザベル」 帰り来ぬ青春 「ラ・ボエームラ・マンマ」・・・。

愛と哀愁と物語。ゆっくりと聴こう。合掌。

 

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