処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

アパートの鍵貸します

2010-02-28 00:08:01 | 映画

NHK BS2

1960年、アメリカ。

監督:ビリー・ワイルダー、主演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン。

       

福岡出張。早めに仕事が終わり、ホテルのベッドで、たっぷり寝れると喜びながらザッピング。で、結局最後まで観る羽目になった。

何度観てもいい。コメディ・タッチでいてちょっとシリアス。切なさと愛が溢れた大人のお洒落な映画。都会人の哀歓を描いて素晴らしい。アカデミー賞6部門受賞。

       

ジャック・レモンはなんと素敵な役者なんだろう。当時34歳。 加齢とともに演技の深さが増す。コスタ・ガブラス監督の「ミッシング」のチリ・クーデターに消えた息子を探す父親役はその頂点といえる。

          

シャーリー・マクレーン。当時24歳。昨年封切られた「ココ・シャネル」で主演を張っている。息の長さからしても大したもの。

        

私の好きなシネマ・ベスト3である。ちなみに、ベスト1は、「カサブランカ」。ベスト2が「第三の男」。

         

 

 

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天満敦子コンサート

2010-02-21 00:19:54 | 音楽

今年は、年初からナマ・コンサートが続く。

今月は、”サンミ ヴァイオリン コンサート 天満敦子が奏でるストラディヴァリウスの響き”

             

会場はレストラン。300人程度。年配者が多い。食事とのセットで、希望によりコンサートの前と後どちらかを選んで食事をする。フレンチ、イタリアン、和食の3種類。予め申し込んでおく。昼の部と夜の部があるので、選択の幅があって嬉しい。

《 プログラム 》

♪タイスの瞑想曲(マスネ)

♪愛のあいさつ(エルガー)

♪愛の悲しみ(クライスラー)

♪G線上のアリア(バッハ)

♪ホーム・スウィート・ホームの主題による変奏曲(ファーマー)

♪トロイメライ(シューマン)

♪シャコンヌ(ヴィターリ)

♪望郷のバラード(ポルムベスク)

♪チャルダーシュ(モンティ)

誰もがよく知るポピュラーなクラシックを並べたのは、店常連客への配慮だろう。季節ごとの、このコンサート企画は10年前から。彼女の出演は4度目とか。

何と言っても聴衆のお目当ては「望郷のバラード」。高樹のぶ子の朝日新聞連載中から話題になった「百年の予言」の影響が大きい。主人公走馬充子は、天満敦子がモデルである。

             

ルーマニアの悲劇の作曲家ポルムベスクの作品が、ほぼ史実として紹介された。愛と性の描写が激しく、朝の連載に相応しくないとの場外論戦も話題になったと記憶している。

歴史の裏側から名曲や音楽家を自らの手で引き上げ、人類の遺産として残す仕事は、芸術家たちのもう一面の尊い作業である。

 

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届かなかったラブレター

2010-02-13 15:08:47 | 音楽

一度生を聴いてみたいと思っていたクミコのコンサートに出かける。

会場のオーチャードホールは2年前の森山良子以来。

『届かなかったラヴレター・コンサート』

                   

ニッポン放送の「上柳昌彦のお早うGood Day」が、企画の始まりで、そこに寄せられた「父」「母」「家族」「友人」「恋人」など大切な人に宛てた手紙を、歌とともに紹介するという趣向のショー。

出演は、クミコ、井上芳雄。朗読とナビが徳光和夫と上柳昌彦。

              

企画の狙い目はなかなかいい。落ち着いていて、温かみがあって、心がある。

観客の7割は、女性。しかも熟年が多い。彼女たちは、大挙してきみまろにも行くが、こうしたコンサートにも通う。憂き世だからこそ、自己確認と蘇生が大事。

ラブレターは届いてこそラブレター。ひとことの励ましが、ラブレターになる。

 

 

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熱海の梅園

2010-02-11 23:07:35 | 四季

      早くも河津桜の観桜記を目にするに及んで、急ぎ梅を見に出かける。

            

      毎回、どこへ行っても、今が盛りというタイミングにあったことがない。

      で、今回はどうかと言うと、早すぎた。

      でも、春を待つ人々が、沢山来ていた。

              

 

             メジロも嬉しそう

              

 

               茶店で一服

             

 

              お汁粉と味噌おでんと山菜そばを味わう

            

 

            園内では、カラオケ喉自慢も

            

 

             人、人、人

             

 

              全山、梅。♪「はーるよ 来い    はーやく 来い」♪

            

 

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ひろめ市場

2010-02-07 21:17:23 | 舌鼓

       

高知市の繁華街・帯屋町にある。63の店が軒を連ねる集約型市場。

地場の農産物や鮮魚介類、精肉、惣菜、生花、お酒類、衣料、アクセサリー小物、何でもある。

が、お客の目的は、何といっても飲食店。広いスペースに材木荒削りのテーブルと長椅子が並び、そのまわりを、かつての新宿ゴールデン街のような小さな店舗が所狭しと囲む。居酒屋からイタメシまで種々雑多の食い物屋。夫々経営が異なる謂わば専門店。気に入った店にオーダーして、中央の(公共の)テーブルで飲み食いする。

     

ホッピーの賑やかな若者たちの隣で年金暮らしの爺様たちがおでんを突っつく。

鯨肉を頬張る出張組みに店のかみさんが解説をするといった具合。

あっちでもこっちでも。グループで、個人で、家族で。猥雑と喧騒と百味が交錯する。素晴らしい庶民のダイニング。

 

 

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シャトー・オー・ベルナン

2010-02-05 21:49:51 | ワイン

シャトー・オー・ベルナン 2007

《 CHATEAU HAUT BERNIN 2007 》

 

金賞中の金賞ワイン!!!! だそうだ。

産地は、超高級ワインがひしめくサンテミリオンの隣のムーロン村。平均樹齢40年以上のメルローが主体。

                    

 

生  産  国 : フランス

生  産  地  : ボルドー

ワイナリー :  シャトー・オー・ベルナン

ヴィンテージ: 2007

タ   イ   プ  : 赤 ミディアム・ボディ

葡  萄  種  : メルロー(90%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(10%)

 

口をつけた瞬間には、特に特徴を感じ無い。が、数秒が過ぎると落ち着きのある果実感が出てくる。バランスが取れていて、コクがある。杯を重ねる毎に、旨くなる。後引きワインだ。

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瀬戸内航行

2010-02-03 08:25:44 | 出張

              広島及び四国4県に3泊4日の出張。

              そのうち1日は、高速船スーパー・ジェットで広島⇔松山

              の日帰り。都会の雑踏を離れて、冬の温暖なひとときを洋

             上で過ごすという贅沢な気分を味わったのだった。

            

             高速船の起点は、チンチン電車の起点でもある。

       さまざまな色・型のストリート・カーが集結していて、

       目を楽しませてくれた。

            

           広島・宇品港の船乗り場。9時30分発の松山行き。

       

             出航10分前。

      

            船内はベンチ式の椅子。客が少なく、寝転んでいられる。 

       料金は6500円。車で1000円で橋で渡れる今、割高感は

       否めないが、船会社は、意地でも料金は下げないそうだ。       

      

             島影が次々変わり、飽きさせない。

            

      停泊中の貨物船の横を航く。

      

             周囲数十メートルの小さな島も。

       

              松山観光港からの復路で乗った「瑞光」

       

             1回だけ寄港する呉には、旭日旗を掲げた自衛艦が。

      

             派手なカラーの巨大タンカーは山のよう。

             この翌日は、岡山→高松をJR鉄路のマリン・ライナー

      で渡ったのだった。

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横浜

2010-02-01 15:23:16 | 出張

 近くに来たついでに、山下公園に足を延ばしてみる。

シーズン・オフのウィーク・デイ。温暖の上、人出が少なくい。

散歩には格好の日和だ。

            

ちょっと来ない間に、綺麗に整備されて、実に気持ちがいい。

グランド・ホテル前などは、パリやブリュッセルの街並みみたい。

 

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