処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

『フィールド新聞』

2021-08-07 11:24:55 | ちょっといい話

私の友人が運営する一般社団法人から活動の近況を伝える機関紙が届いた。『フィールド新聞』である。

   

法人名はその名の通りフィールド。心身のハンデなどのために通常の会社で働けない人たちに働く場や機会を提供し、働くために必要な知識・能力の向上や訓練のための支援事業を展開してる社団法人だ。

現在は利用者が40人。そのうち、半数は事業所の外で行う清掃活動などの仕事に従事、あとの半数は事業所の中で製品の清掃や点検、縫製関連作業、資料の封入作業等にあたっているという。この人たちを支え手伝う職員が11名という陣容になっている。

コロナ禍のため、会議や運動会、ボーリング大会忘年会などが中止となる。一方、在宅就労の開拓やヤフーオークション、メルカリへの積極出品などで目覚ましい成果を上げているという。利用者(=心身不自由者)のバロメーターとも言うべき一般就労は今年も達成し、これまでに一般企業7社に12名が就職したとこの記事が報じている。理事長以下職員諸兄のご努力の賜物であろう。賛辞をお送りさせて戴く。

”ひとりひとりを大切に”がこの事業所のモットー。
格差が広がり差別が進みヘイトが一向に止まない昨今の社会にあって、地域に点った共生の実証の灯りは素晴らしい。日々の営為の充実と成功、そして、何よりそれらの基である関係皆さんのご健勝を祈らずにはいられない。敬礼。

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或るご挨拶状

2021-06-10 15:15:16 | ちょっといい話

これは、故人から生前お世話になった方々に届いた逝去の挨拶状です。
普通よくある葬儀の挨拶状とは異なります。亡くなった本人からのという点において。

本状を受け取った一人一人は、この差出人が既に亡くなったことを、これによって初めて知ったの
です。読んで呆然、事態が飲め込めません。暫くの後やっと理解に至ります。

 

  

家族(遺族)の理解のもとに、生前の元気な時に自らが文章を練り、送り先を考え、タイミングを計って投函したに違いありません。
残念ながら先に逝った親兄弟、恩師、友人などとの彼の国での再会を期待し、現世に残す親類縁者への思いを認める。
故人の人柄と遺族との麗しい関係が一目瞭然。何と素晴らしいことだろうかと感嘆しました。

近年、古い伝統や格式に則った豪華な葬儀は敬遠され、友人葬・家族葬或いは直葬という形が好まれています。この挨拶状の形も、そうした変化の一つと言えるでしょうか。

ブログ主も選択肢に加えようと思っています。

 

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手作り小冊子

2017-11-16 08:01:13 | ちょっといい話

友人から封筒が届いた。

中の添え書きに「私が現職の頃に書いていた随筆のうち、幾つかをゼロックスしました」とあった。

友人とは服部圭介氏、現職とは市議1期県議6期の政治家時代を指す。

 

一読して、その内容の充実に驚きと感嘆。

生活感溢れるエピソードから歴史雑感、読書論、社会事象への考察、支援者との語らい等々、県政の政策発表的なものも勿論ある。

 巧みな文章も好感の要素。そういえば、氏は政治家以前は新聞記者だった。

 圧巻は、氏の半生、とりわけ父君の思い出は、その後の人生の原点ともいえるもので、氏を語って余りある。

 

氏が、車の湘南ナンバー制定の先駆けだったとは、知らなかった。

もしかしたら、波乱万丈の父君に引っ張られて藤沢市内を転々とした一家の歴史と微妙に綾なしているかも知れない。

ネットの時代、ホーム・ページからの発信は政治家の基本。綴った随想は、膨大な量と言う。

選りすぐりで出版を企画して貰えないだろうか。

ちょっとブームが下火になった感の自費出版だが、これから団塊世代の励ましになるだろう。

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新幹線

2011-01-11 22:38:08 | ちょっといい話

先日の朝日新聞「声」の欄に、”新幹線”が特集されていた。

いずれも、市井の生活と文化と歴史が投影された胸打つ小エッセイ特集となっている。

         

 ◎学校創立以来の全国大会出場で、ご褒美に教え子と初めて新幹

  線に乗って、車窓の富士山に歓声を上げた教師(77歳)

◎16歳、東海道新幹線開業初日に、蒸気機関車で始発の新大阪に行

  き、”39・10・1”の”001”番の入場券をラッキーにも入手した会社員

  (62歳)

◎静岡に住むおばあちゃんの家にいく度に利用して、”京都の八橋”

 ”名古屋のういろう” ”静岡の安倍川もち、お茶”など各地の名産を覚

  えた主婦(37歳)

◎小学6年生の修学旅行で、クラスメートと車両の自動扉が「閉まらん、

  閉まらん」と興 じた主婦(52歳)

◎ 明石海峡を渡る中学の修学旅行で、新幹線に乗ることになり、出発

  前に、校庭に白線で描かれたホームや新幹線の座席の図で何度も

  乗り降りを練習した主婦(46歳)

◎次女の結婚式を終え、帰路乗った新幹線の中で読んだ次女からの手

  紙。妻と二人で涙しながら読んだという 父(67歳)

◎脳内出血で倒れた母を見舞に月2,3回、5年に渡り通った主婦(77

  歳)

 

         

開業からやがて50年、日本の文化と歴史となった新幹線。今やそのシステムを世界に売り込めと大いなる大合唱が巻き起こっている。大いに稼いで貰いたい。そして国々の新しい文化となってくれたら嬉しいのだが。

   

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クニマス

2010-12-15 16:54:15 | ちょっといい話

今朝、一斉に報道されたチョットいい話。

70年前に絶えたと思われていたレッドリストの絶滅種の魚が、実は、生きて捕獲されたという出来事。

    

周辺の開発と農業の振興のため、田沢湖(秋田県)が酸性湖となったため、固有種のクニマスも絶滅したと思われいた。それがなんと山梨県の西湖に生息していたというのである。地元ではクロマスという異名をとっていた。

死滅を恐れて、当時、10万粒の卵を各地に放流したものが、繁殖を繰り返して今に至って、その懐かしき姿をあらわした。しかもお腹に卵をもった個体もいたというから驚きである。

彼らクニマス自身は、使命感も悲壮感もなく、ただ本能のままに自然のまま生きてきたに過ぎないだろうが、世の中の移り変わりを見てきた、いや変えてきた我ら人間には、信じられない珍事ではある。

なにはともあれ、殺伐世相の昨今、心あたたまるチョットいい話ではないか。生きる力は素晴らしい!!。

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女子団体パシュート 銀 !!

2010-03-01 21:31:49 | ちょっといい話

         

日本のテレビが、バンクーバー五輪のエキシビジョンでの真央ちゃんの笑顔のスケーティングを放送している最中に、「銀」のニュースが飛び込んで来た。

女子団体パシュート。ドイツに2/100秒差の惜敗だった。

田畑真紀、穂積雅子、小平奈緒の3人娘。全員寅年だって。控えの高木美帆に3個の銀メダルを掛けた写真が微笑ましい。

彼女たちのレースの雄姿のカッコイイこと。魅せられた。

            

       

       

       

                   

         

パシュートはトリノ大会から始まった競技。面白い。作戦のバリエーションが多く、団体競技で日本向きかも知れない。滑らなかった15歳の高木美帆が、ソチの大きな希望となった。

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岩隈久志とダルビッシュ有

2009-11-04 22:17:29 | ちょっといい話

パ・リーグの覇者を決するガチンコ勝負。対決する両エースの間の”ちょっといい話”である。以下は二人のHPから。

◎ダルビッシュ有の公式ブログの記事10月25日付。

                   

★……★……★
「岩隈久志」という風。


楽天最後のマウンドはエース岩隈さん。8回2死1、2塁。そして打者のスレッジにスリーランホームランを打たれ試合は決まった。正直、岩隈さんの名前がコールされた時、泣きそうになった。体の状態を聞いていたし知っていたから。肩や肘や、腰とか。いつもニコニコの岩隈さん。太陽のような人です。
超完璧主義で、完封しても何球か納得いかない球が行くと、全く喜ばなかった自分を変えてくれました。
去年防御率、沢村賞争いをし21勝という素晴らしい成績を残した岩隈さんに興味を持ちました。WBCで、じかに接して驚いた。僕なら完璧を求め、完璧に打ち取ろうとする所を岩隈さんは「低めに投げればなんとかなる。 それで打たれたら仕方ないじゃん」と言っていたんですよ。
この意識の差はでかい。一週間の調整でも僕は何か1つかけたら嫌なのに対し、岩隈さんは無理をしない。そのほかにも家族への接し方とか色々、たくさん教わりました。
僕がしばらく休んでいるのも「無理だけはダメだよ!怪我しちゃってからでは遅いから」の言葉がなかったら突っ走っていたでしょう。そして間違いなく、故障していたと思います。だから命の恩人でもあるかな。
昨日、野村監督の胴上げの時に岩隈さんにお疲れ様って言いたくて近寄ったら泣いてた。顔を見たら泣きそうやったからただ抱き合った。そんでお疲れ様は言えなかった。
まだ終わった感じがしてなさそうやったし、ナイスピッチしか言えんかったわ。最後のエースの投球は感動しました。また来年にいい投げ合いができたらと思います。
しっかり体を休めてください。
岩隈さん、まどかさん、長い1年本当にお疲れさまでした。

 

◎これを受けた岩隈選手のブログです。

                  


☆……☆……☆
2009年10月26日
「ファンの皆さんへ、そしてダルへ」


こんにちは。今シーズンも温かいご声援を本当にありがとうございましたm(_ _)m ファンの皆さんのおかげで、CS出場も果たしました。
日本シリーズへの道は、最後僕の手で閉ざしてしまい、申し訳ありませんでした。でもあのホームランのおかげで、来年日本一を勝ち取る力を与えてもらいました!!
札幌から帰ると嫁さんが改めて笑顔で「大健闘だったね!私的にはスレッジ様様でした」と笑っていました。「良いことが薬になることもあるけど、今年を見ていたら、良いことが慢心を起こさせてると思ったから!良かったね!来年また活躍できるね!」と言われました(^^;)
その瞬間、嫁さんの言っていることが本当によく理解でき、また生まれ変わった自分がいました☆いつも笑ってて、真っ直ぐで、悲しみを強さに変える力を持っていて、あったかくて…間違いなく最高の女性がそばにいてくれて、感謝しています(/_;)
行く前に「札幌に一緒に来て」と言ったら「こども達にインフルエンザうつったらこわいから行けない」と言われ、すごく残念で、その時にも自分に家族がどれほど必要か実感しました。もちろんファンの皆さんもです。あの大きな札幌ドームで、楽天ファンを見ることが、本当に嬉しかったし、心強かったです!たくさんの人たちに感謝して、来年必ず日本一を奪いにいきます!本当にありがとうございました(^-^)v
昨日栄養士さんから「ダルビッシュくんのブログ見て」と言われ、見てみると、ダルが僕のことを載せてくれていました。
「日本一のピッチャーだ」と思っていたダルに初めて会い、仲良くなって話をする度に目からウロコでした。「なんでそんなに練習するの?」と聞いたら「未来の自分が後悔しないためです」と言われ「タダ者じゃない」と思いました。誰も真似できない超完璧主義者で、実力は皆さんの知っている通り、中身も素晴らしい人間でした。それからダルに会うのが楽しくて(^o^)o
「岩隈さん練習しなきゃダメですよ」とか言ってくるのが可愛くて嬉しくて。ダルは5歳も年下だけど、すごく真剣に真摯に戦ってて、話が勉強になるから、すごく尊敬する存在です。ダルに会った時、家族に対する深すぎるくらいの愛情が僕と似ていて「仲間がいた」と思いました(笑)誰がなんと言おうと堂々と自分の命より嫁さんが大切だとお互い言えると思うし、夫婦でこどもをこよなく愛する姿が、よく似ていると思いました。
ダルの奥さんも若くしてすごくしっかりした聡明な女性で、努力を惜しまず、曲がったことが大嫌いなところ(笑)がうちの嫁さんにそっくりだと思いました(笑)そういえば「僕が仕事ができなくなったら、嫁さんとこどもが生活できなくなるから、練習するんです」とも言ってて。
僕はダルの年齢のころ、ただ嫁さんとこどもに会いたくて、逆に練習そこそこに帰宅して、嫁さんを心配させていたから…いまだに遠征は苦手で、残留を直訴してしまうし。ダルは本当に凄い。だからこそ、絶対に無理だけはしてほしくないんです。
家族やチームやファンを思う気持ち、努力も負けず嫌いも人一倍以上だから、投げたい気持ちを今必死に我慢して抑えているんだと思います。あのダルがよくCS投げなかった!と逆に拍手を送りたい気持ちでした。日ハムのアドバンテージ1は間違いなくダルの1勝だし。ダルも田中も球界の宝だから、先輩として守るべき時は守っていきたいです! ダルありがとうm(_ _)m絶対に無理しちゃだめだよ。

ネッ!いいでしょ! 今の若者もなかなかのもんよ。

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WBC 連覇!! おめでとう!!

2009-03-24 23:31:15 | ちょっといい話

            

        

        

        

                                2009年3月24日

 

    感動と勇気をありがとう!!  日本は幸せに包まれました!!

         

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アホウドリ

2008-05-27 22:25:31 | ちょっといい話

     

            

 

長年の繁殖地である伊豆諸島・鳥島の噴火の恐れから、この2月に小笠原諸島・婿島に移送されたアホウドリのヒナ10羽がすべて巣立ったという。 

 

鳥島でのヒナ2羽

 

戦後、羽毛目的の乱獲により絶滅に瀕したが、デコイ作戦などの忍耐強い作業によって、個体数は約2000羽まで回復。新しい営巣地で、往時の賑やかさを一日も早く取り戻して欲しい、と願うばかりだ。

 

欲に目の眩んだ人間の犠牲になったアホウドリ。体が大きいために助走しなければ飛べない習性を狙われて獲られ放題。簡単に捕まる阿呆な鳥「アホウドリ」

 

中国では、他の鳥が落とした魚を漁すること、天から魚が降ってくると信じてる馬鹿な鳥「信天翁」。

 

巣立った10羽のうち5羽には人工衛星で追跡できる発信機が付けられている。行き先はアリューシャンか、アラスカか、はたまたカリフォルニアか。やがて貴重な生態がわかるだろう。

 

ヒナが戻るのは成鳥5歳くらいになってから。元気で戻れ!祈らずにはいられない。

 

          

             巣立った1羽

 

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