処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

スタンウェル・クラシック

2010-10-29 23:14:12 | パイプ
      

生産国 デンマーク

容 量 50g

定 価 1200円


スタンウェルは、1942年創立の後発のタバコ・パイプ製造会社。高品質で独創的なデザインで今や世界のブランド。

パイプの葉組は、熟成されたヴァージニア葉に弱めのブラックキャヴェンディッシュをブレンド。ヴァージニア葉とバーレー葉のカットプラグを少量加えて、香りはプラム。

火点きが良く、燃焼も良。素直な味。個性には乏しいが、その分愛好家は多いかな。

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ジンガリ 

2010-10-24 17:23:06 | ワイン
 ペトラ ジンガリ 2007

《 Petra Zingari 2007 》

      


生 産 国 イタリア 

地    方  トスカーナ

造 り  手 ペルタ  

ヴィンテイジ 2007年  

葡  萄   種  メルロ、シラー、プティ・ヴェルド、サンジョヴェーゼ

タ   イ   プ   赤

市         価  1930円

 

赤い果実の香りを主体とした豊かなアロマのなかにチョコレート、
ミネラルのニュアンス、黒コショウのスパイス感が混じり、とてもリズミカルな味わい。

「ジプシー」という意味を表わすその名のとおり、踊り出したくなるような明るく屈託のないワイン。どんどん行けます。

ラベル中央には全世界を構成する自然の三重構造(地球・人・空)が正三角形で表現されており、周辺の輪は時世の大きさを、縁の扇方は1月~12月を表現しているそうです。

また、中心から広がるグラデーションは葡萄の樹それ自体のサイクルのように、すべての「終わり」が次の「新しい始まり」になるという自然の周期を表現しているのだそうです。



 

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十三人の刺客

2010-10-18 10:01:16 | 映画

監督:三池崇史

2010年ヴェニチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作品

出演:役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、古田新太、伊原剛志、松方 
    弘樹、松本幸四郎、稲垣吾郎、岸部一徳、平幹二朗、市川正親        
    etc.
 
       


時代劇の復興が言われるこの数年、この作品はその頂点の一つにはなるだろう。間もなく封切られる佐藤純弥監督の『桜田門外ノ変』もその口か。

勧善懲悪の単純なストーリー。極悪非道に堪えて堪えて堪えて、末に、300人を相手に斬って斬って斬りまくって、お殿様の首を見事ゴロンと切り落とす。

十三人は、自分の流儀や型で大暴れ。特段目を引いたのは、松方弘樹の殺陣。さすが往年のやくざ映画のキャリア、一番に決まっていた。

平幹二朗がチョイ役、松本幸四郎はもっとチョイ役。が、実に大事なキーパーソン。こうした大ベテランや大物俳優がチョット出の映画は、それだけで重量感が増す。傑作になることが多い。

それにしても出色は、残虐な君主役の稲垣吾郎。感情の無い表情は実に不気味。ここまでやれると踏んでのキャスティングだったろうか、想像以上の出来だったのではないか。いま思い出してもゾッとする。

もう一人の出色は、この冷酷無比のお殿様を最後まで守る市川正親。主君に仕え守ることが武士の魂と、悲しいほど忠実な腹心。

工藤栄一監督のオリジナル作品は
1963年。観たのは高校1年の時になるか。重量感と豪華さと展開に息を呑んだ記憶がある。CG処理の無い時代。それだけ完成度が高かったといえる。映画が国民の総娯楽の時代、観客数はかつての方がはるかに多かろう。
そう、このリメイク版を観に映画館に脚を運んだ初老の人たちは、きっとオリジナルを観ている。もっともっと国民的話題作だったから。

   1963年版



オフィシャル・サイト





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ルイィ ブラン D.ヴァレリー・ルノダ

2010-10-16 11:44:57 | ワイン
ルイィ ブラン D.ヴァレリー・ルノダ

《 REUILLY Blanc Valery Renaudat 》



         


生 産 国   フランス

地    方   ロワール

ワイナリー     ラフォン

ヴィンテイジ 2008

葡  萄   種  ソーヴィニヨン・ブラン

タ   イ   プ  白 辛口

市       価   2380円

薄い黄金色、控えめな芳香、で感度良好。
この日の食事は、鰤のしゃぶしゃぶ。熱い鍋に適度に冷えたルイィ。程よいところで止めるのが難しいこと。


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天切り松 闇がたり

2010-10-13 22:23:44 | 
集英社文庫 全4巻+読本1巻

著     者 浅田 次郎

  
   

浅田次郎は稀代のエンターティナーだ。よくもここまで練り上げて虚構の世界を作り上げたものだ。その力量にただ々々打ちのめされる。その彼自らが、この著作を「我が全作品の長男」と明言している。

親分の安吉(目細の安)、寅弥(説教寅)、おこん(振袖おこん)栄治(黄不動の栄治)、常次郎(書生常)、最後に主人公の松蔵(天切り松)。


安吉一家の六人は勿論のこと、登場人物たちが行間から立ち上がってくる。登場人物の造形のたくみなこと、多少のデフォルメで、さらに本物らしくなる。

荷風、鴎外、夢二などの文人から山形有朋、東郷平八郎の軍人、さらには愛新覚羅溥傑までもが入れ替わりに登場しては、話して泣いて笑って怒ってと、もう無茶苦茶。

松蔵や一家の、歯切れの良い江戸弁によって、テンポよい展開となって実に気持ちがいい。

中村勘三郎が松蔵役を演じたTV作品は、残念ながら見損なってしまった。多彩な人物たちのキャスティングを想像しながら読むのも、もう一つの楽しみになろうか。
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キャタピラー

2010-10-10 21:04:44 | 映画
2010年ベルリン国際映画祭最優秀女優賞受賞。

    

素晴らしい反戦映画との評がある。
果たしてそうか。
どう造ろうと、どう観ようと自由である。
が、反戦をこのように表現する感性にはついていけない。
ピンク映画出身の若松監督だからではない。

一方、寺島しのぶの存在感は圧倒的である。
ロングショットに映る彼女の表情の演技は、余人には成しえないだろう。
若松の意は反戦などにはなく、彼女の起用こそが動機のだったのではないか、とさえ思える。
強いて言えば、彼女を国際舞台に一気に押し上げたことが、若松の功績といえる。

反戦映画というのであれば、’04の
父と暮らせば』(黒木和夫監督、宮沢りえ主演)には、はるかに及ばない。

一転、ピアノのシンプルで間のある音楽は、サティの如くで、印象深い。


オフィシャル・サイ

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カイケン

2010-10-08 09:00:48 | ワイン

カイケン カベルネソーヴィニヨン 2007

《 KAIKEN CABERNE SAUVIGNON 2007 》

   

生   産   国  アルゼンチン

地       方  メンドーサ

メ  ー  カ ー  モンテス

葡  萄 種  カベルネ ソーヴィニヨン

ヴィンテージ   2007

チリのスーパーワイナリー・モンテスがアルゼンチンで展開するワイン。ブラック・ベリー、カシス、ハーブの香り。濃赤色のフルボディ。

口に含んだ瞬間の強い香りは、すぐにまろやかな味に変る。喉越し良し。

「カイケン」はパタゴニア語で雁の意味とか。チリのワインが雁のようにアンデスを越えて両国文化の渾然一体の名品となったというわけ。

ちなみに、後発のアルゼンチンだが、ワインの生産量は世界第5位でチリより多い。

昨日、誕生日の乾杯酒にした。





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2010-10-04 15:03:53 | 四季

もも・くり3年、かき8年、ゆずのおおばか18年。
子供のころに覚えた俗言である。

一緒に植えたゆずは何年も前からとうに豊かに実っているのに、実無しで超然としてきた柿が、今年いきなり多くの実をつけた。13年かかった。

   

なかなか立派な容姿だが、甘さはいまいち。といってもスーパーのそれと変らない程度の味である。

この写真は、色づいている部類である。他の枝のは、もっとうす青い。
ヒヨドリが、集団で来ては、啄ばみ始めているではないか。
で、初物を食わせてなるものかと、急ぎ捥いだという次第。


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