原 題 THE ARTST
制 作 国 フランス
上映時間 101分
監 督 ミシェル・アザナヴィシウス
出 演 ミシェル・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・
クロムウェル
洒脱な映画である。モノクロでサイレントが何とカラフルで饒舌なことか。観る側に自由な想像力を喚起するからだ。
映画人はこうして実験しつつ、次の時代にサバイバルする。興行しながら稼ぎながら。逞しい。
アメリカ制作の『ヒューゴ』がフランスの映画の創世記を、フランス制作の『アーティスト』がハリウッドの黄金期を描き、ともに同年のアカデミー賞の話題作をさらう。3Dとサイレント、対極の表現で。
強い愛が通じて最後はハッピー・エンド。見終えて心が温かい。
《シネスイッチ銀座》
Pepin Conde Cabernet Sauvignon [2009]
生 産 国 南アフリカ
地 方 ステレンボッシュ
葡 萄 種 カベルネ・ソーヴィニヨン
タ イ プ 赤辛口 フルボディ
ヴィンテッジ 2009年
造 り 手 ホセ・コンデ
定 価 1450円
たった6樽し造られなかったファースト ・ヴィンテージが、いきなり南アフリカ産トップ・カベルネに、しかも評価に厳しいニューヨークタイムズも認めたという代物。
コクはいまいちの感もあるが、果実の香りもタンニン味も満足。多様な料理に合う図々しさを持つ。スクリュー・キャプがちょっと残念とする向きもあるかな。
日により時間により寒暖の差が激しく、まだ先だと思っていた東京に開花宣言。途端に一斉に咲きだした感。
一番町で人に会い、 所用のあと、ともに千鳥が淵に出る。八分咲き位か。人出は満開。
30年以上も前になろうか、脇に立っていた今は無きフェアモント・ホテルからこの桜群を望んだ時の感動は、つい昨日のよう。
何やら聞えて来たエキゾチックな音楽は、花見通りに立つインド大使館。ラッシュ並みの観桜客相手にレストランと模擬店で集客。
人の流れの多くは、靖国神社から。
その神社の境内は、ただ通るだけの千鳥が淵と真逆で、もう宴会だらけ。
時間のあることだし、ということで、銀座に出てみる。なんとあの交番の桜は、結構満開。
生 産 国 フランス
地 方 ボルドー
葡 萄 種 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン
タ イ プ 赤 ミディアム・ボディ
ヴィンテッジ 2007年
定 価 1300円
赤い果実や黒すぐりの香り。フルーティーな味わい。
フライド・チキンとよく合った。コクはいまいちだが素直。普段に飲むには持って来い。好印象。