処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

カデ・ドック・シャルドネ 2014

2016-06-28 08:58:05 | ワイン

 CADET DOC CHARDONNAY 2014

生 産 国 フランス

生 産 地 ラングドック・ルーション 

生 産 者 バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド

タ イ プ  白 フル・ボトル スクリュー・キャップ

サ イ ズ  750ml

葡 萄 種  シャルドネ

 
     
 

梅雨の晴れ間、30度を超す暑さの夜。キンキンに冷やして飲む。

も飲み易かったが、これもなかなか。エノテカはよく吟味してますね。

刺身三種盛、チーズ、サラダ、 野菜の煮っころがし、岩海苔、鯛の炊き込みご飯。

 
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米子行

2016-06-27 07:44:29 | 出張

 いつもの羽田空港第二ターミナル。行く先が地方になるほどゲートから搭乗口が遠くなり延々と歩くことになる。

これが最近結構シンドイ。二泊以上はガラガラ引くキャリー・バッグにしている。

      

午後の便というのはいい。朝夕に比べて乗降客が少なく、気分もゆったり。

ビジネスマンで満杯のパソコン・デスクもガラガラ。

  

      

 乗客数は半分くらいか。

     

 ANAには、ポケモンが描かれた機もある。

     

こちらは米子空港。"米子鬼太郎"の愛称。航空自衛隊美保基地に隣接の軍民共用の施設である。

      

 地方都市を結ぶプロペラ機も駐機。 

       

 宿舎は全日空ホテル。普段は使わないが、大阪ほど高騰していず、交通至便もあってここにした。

しかしながら、ブランドではあっても、アメニティは、今時のブジネス・ホテルに比べると少々見劣りがする。

       

 クライアントとの食事は”美さご”。 夜の繁華な街並みを外れた路地にひっそりの感。佇まいも料理も仲居も老舗に相応しい。次も行ってみたい店。

     

 翌日のランチは、境港の”魚山亭”。文字通り埠頭の鮮魚店。

        

 

  

 境港の漁港はとても素晴らしい。何が? 景観、雰囲気、環境、人情。機能ではない部分ばかりですが・・・通りすがりにとっては美しい。

 

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終わった人

2016-06-15 07:43:13 | 

著   者 内館 牧子

出版社 講談社

 

終業20分前、63歳定年で社を去る主人公・田代壮介の描写からはじまる。

大手銀行の出世争いに敗れて、最後は子会社の社員40名の専務として終わる。

右肩上がりの時代を戦い続けてきた団塊の世代の”その後”が舞台。

 

         

 

 

著者が同世代の生態を、心象の襞や生活の格差などを書き入れリアルに表現した現在小説。

この世代の男の心の揺れ、人情、寂しさ、戸惑い、気負い、疎外感、誇り、あきらめ、焦り etc。

気味悪いくらいに全部思い当たる。女性ながらによくも描いたものだ。ここまで見通したように書かれると、ちょっと困る

高校時代にトップを争った二宮。東大、商社と進んだが48歳で退社、今はボクシングのレフェリーで稼いでいる。30年振りの邂逅でこう言う。「人は死ぬまで、誇りを持って生きられる道を見つけるべきだと・・・あの時。骨身に染みた」

対する田代。「俺はこの齢になって二宮に負けたとわかった。生きている限り、勝負は動くし、何よりも、人生は勝ち負けで測れるものではない。だが、今の暮らしぶりを考えると、二宮の方がずっと充実し、楽しみ、他から必要とされている。それでも人生に勝ち負けはない、と言う人はあろうが、それは違う。負けだよ、負け。そう思った」

著者は”あとがき”で 『六十代というのは、男女ともにまだ生々しい年代である。いまだ心技体とも枯れておらず、自信も自負もある。なのに、社会に「お引き取り下さい」と言われるのだ』と書き、『アンチ・エイジング至上の現代日本において、まだ若い者には負けないとする《終わった人》に、坂本義一が英国を論じた「重要なのは品格のある衰退」は大きな示唆である』と述懐する。

女たちは、ドライでクール。田代の妻はこう言う。『私ね、老夫婦が貧しい食卓で向かい合う毎日って、決していいこととは思えない。そんな毎日じゃ、「お互いに齢とったよな」くらいしか考えないでしょ。年齢ばかり考えていることが、人を齢取らせるのよ』

娘の道子が、巻末で両親に意見する正論の激しいこと。これもその一つ。「仕事を離れて、スーツにふさわしい息をしていない男には、、スーツは似合わなくなるのよ」 スーツが死んで、息をしなくなるということか。全部実感している。

右肩上がりのド真ん中を走り続けてきた畏友・親友・悪友に大いに奨めようと思う。

さて、この物語は、やがて映画になるに違いない。で、遊びに配役を試みた。

    田代壮介 渡辺謙

        妻・千草 池上季美子

        娘・道子 中越典子

           久里 井川遥

            トシ リリー・フランキー

       二宮 高橋克己

     南校OB 生瀬勝久、 村田雄浩、 柳葉敏郎、 岸谷 五朗ピエール瀧

      監督は、是枝裕和 or  岩井俊二  or  河瀬直美というところでどうか。

 

 

 

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SEIJI OZAWA SPECIAL BOX

2016-06-07 07:13:19 | 音楽

深夜のBSのショップ・チャンネルの通販で、NHK交響楽団のCD・BOXを買い求めた。

CD8枚に加え、このDVD。演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ  

収録:ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン) 1990年8月10日

 

 《 ブラームス 交響曲第1番ハ短調作品68 第1楽章~第4楽章 》

ベートーベンを超えるべくブラームスが21年をかけて完成させた。

 

”ベートーベンの交響曲第10番”とも評され、ワーグナーが大人気の19世紀後半のロマン派まっただ中の時代にあって賛否両論を巻き起こしたロマンティシズムあふれた古典派傑作と言われている。

 

この曲は、小澤征爾のベスト・レコーディング・ランキングのなかでも第2位の人気曲という。

当時54歳、絶頂期の映像。思わず力が入ってしまう。世界に冠たるOZAWA! 誇らしい!

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ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い

2016-06-02 07:47:35 | 

出版社 NHK出版

著者 西寺 郷太

形態 新書版205頁

定価 740円

 

                   

USA・フォー・アフリカによるアフリカ救済支援は音楽史上に残るビッグ・イベントだった。そこに至るアメリカン・ポップスの歴史を外観し、アーティスツを活写し、沸点の「ウィ・アー・ザ・ワールド」の光彩と落日を、偏愛とマニアックな博識で埋め尽くした好著あでる。

著者は1973年生まれ。ノーナ・リーブスのシンガーとして活躍する傍ら、作詞・作曲・プロデューサーとしても活躍する才人だが、文筆でも大いに名を高らしめるのではないか。楽曲誕生の年月日・生みの親・経過・影響・史的意義・系譜etc.何でもでもござれ。実に詳しい。

この著作から多くのことを知った。

・ロックン・ロールの歴史は、1955年のビル・ヘイリーと彼のコメッツによるヒット《ロック・アラウンド・ザ・ロック》から始まった。

・アメリカン・ポップスは映画音楽から始まった。

・1927年世界初の長編トーキー《ジャズ・シンガー》の主演を当代ブロード・ウェイの人気歌手アル・ ジョンスンが務めたことが象徴的。

・ジョージ・ガーシュインが楽譜のデモ演奏で糊塗していたマンハッタンの一隅《ティン・パン・アレイ》がポップすの源流、などなど。

確かに近年にアメリカ発にはパワーがないのは事実。その裏の事情には、それなりの理由と経緯があった。

自ら好きなことを仕事をし、興のままにその世界の成り立ちや歴史を辿り、それが自己の成長に繋がる。著者はとても幸せな人だと断じたら叱られるか。

 

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