『 Summertime 』
何と言っても、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングのデュエット盤が一番。
『Ella Fitzjerald Louis Armstrong Poggy and Bess』
http://blog.goo.ne.jp/zhaiteng_1946/d/20070714
『 Summertime 』
何と言っても、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングのデュエット盤が一番。
『Ella Fitzjerald Louis Armstrong Poggy and Bess』
http://blog.goo.ne.jp/zhaiteng_1946/d/20070714
原題:NIM'S ISLAND
あの知的でクールでタフ、そのうえ正義の権化のジョディ・フォスターが新境地のコメディに挑戦。まあ及第点ではあるが、成功かどうかは次回のコメディ作品までお預け。
引きこもりの人気アドベンチャー作家と絶海の孤島で海洋生物学者のパパと暮らす少女の冒険譚。大人と子供が一緒に楽しめるハッピーなメルヘンである。
超潔癖症で広場恐怖症・対人恐怖症のいい大人の女流作家。発電機で生活し友達はトドとトカゲとペリカンという少女。実際にはあり得ない設定だが、原作が童話であればそれも許容範囲。目立たないFSXが見事。爬虫類があんなに可愛く思えたことにびっくり。
劇場は、7月に新装成った新宿ピカデリー。シネマ・コンプレックス・システム。まあ明るいこと。ワーナーマイカル系のナイト・トーンと好対照。それにしても若い女性の多いこと。『おくりびと』『セックス・アンド・ザ・シティ』が同所で封切られたゆえか。納得。
新宿ピカデリーのロビー
85点 オフィシャル・サイト
下村湖人著、 講談社学術文庫
下村湖人は、高校時代に読んだ『次郎物語』以来か。当時、教師や家族から、良い本と聞かされていたのが下地にあったのだろう。著者がいかなる人物かも知らず、一心不乱に読んだことだった。確か、ブームとはいかないまでも映画もいくつかあったと思うが。
今どき、論語など読む人がいるのだろうか。いるのである。サイトやブログを訪ねると思いのほか賑やかなことが判った。
今こそもっと読まれるべきだと考える人が多いのだろう。
著者は論語を自家薬籠中の物として、孔子の言説を中心にして自由闊達にイメージを膨らませて、判りやすい展開と文章で物語を創作している。仁だ義だ倫理だ道徳だと堅苦しく規範を説くのではなく、人としての生き方を自然体で理解に繋ぐ。
文革時代、徹底排除された儒教だが、北京五輪では、「四海みな兄弟」「和を持って尊しとなす」「友、遠方より来る、また楽しからずや」と重要なコンセプトの一つになった。中国政府は、世界の大学の中国語コースを「孔子学院」として積極展開中。
思うに、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想をテーゼとしてきた中国共産党は、急激に拡大する党への批判を、儒教をイデオロギーに組み込んで、或いは置き換えることによって、危機を回避しようとしているのではなかろうか。
その昔、ソニーのCDが世に出始めた頃、友達から、その再生音の素晴らしさや軽便さを情熱的に聞かされ、学生時代になけなしのカネをはたいて買い集めた数百枚のLPレコードを、苦も無く手離した。あの馥郁たる芸術の香りのジャケット群も今は無い。我が人生の悲しみの一つである。
それはともかく、その後集まったJAZZ CDを昨年来、暇に明かしてポツポツ入力。この度、大方の入力が漸く終えた。CD枚数274枚。曲数3146曲。
以下は、収録曲数のベスト10。つまり好かれている曲ってどんな曲。その内訳である。数字は、入っているCDの枚数。
1位 autamun leaves 27
2位 summertime 23
3位 my funny valentine 17
4位 misty 14
5位 stella by starlight 13
6位 basin street blues 12
round midnight
satin doll
stardust
st.luis blues
7位 django 11
It could happen to you
8位 gone with the wind 10
9位 all of me 9
alone together
april in paris
as time goes by
10位 all the things you are 8
angel eyes
body and soul
here's that rainy day
◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
今回から、それぞれのベスト盤を紹介する。勿論、独断と偏見による。
第1位の『 Autumn Lealeves 』
吉村浩二氏の著作『チェット・ベイカーの聴こえる部屋で』とセットのアル
バム。原盤は『STAN GETZ THE COMPLETE ROOST SESSION
vol.2』
繊細で心細げで頼りない哀切を帯びたフレーズは、そのまま、ハラハラと
落ち続ける枯葉を観ているよう。
CD Club10月新譜
深浦昭彦、勝木ゆかりのインストゥルメンタル・ユニット「S.E.N.S.」が、NHKスペシャル『故宮』のために作った曲から、特別にCD Club用として制作したアルバム。
番組の音楽『Palace Memories』『Palace Sketch』『Palace Seeds』の3部作と向き合い、故宮の現在・過去・未来を1枚の作品にまとめたものという。
もともとこのデュオは、1988年のNHKドキュメンタリー番組『海のシルクロード』のオーディションでベテランを含む100組の作曲グループの中から、約半年間の審査を経て選ばれたのがきっかけ。翌年、音楽を担当した映画『非情城市』がベネチア映画祭でグランプリを受賞、一気に世界に知られるようになった。
故宮風味を加えた分だけ、本来のシンプルで奥深くイマジネーションに富んだS.E.N.S.世界は遠ざかった感があるが、一方ではこれほどまでに見事に中国を表現したのかと新たな感動を呼ぶ。
昨年、コンサートにいったが、オーディエンスは、立ち上がらず、ボディ・アクションも無し。久ぶりのコンサートを待ちに待ったファンの静かな熱気が印象的だった。