処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

エンディングノート

2011-10-18 14:11:59 | 映画

『これがデビューとなった砂田麻美監督が、ガンで余命を宣告された自らの父と家族の残された最期の日々をカメラに収めた笑いと涙の感動セルフ・ドキュメンタリー。

熱血営業マンとして“段取り命!”のサラリーマン人生を送ってきた砂田知昭。67歳で会社を引退し、第二の人生を歩み始めた矢先の2009年、ガンが発見されるもすでに手術は不可能な状態まで進行してしまっていた。

すると彼は、遺された家族が困らないようにと、自らの死の段取りを人生最後の一大プロジェクトとして捉え、まずは死ぬまでにしておきたいことをリストにしたマニュアル“エンディングノート”作りに取りかかる…。

死を迎えるにあたっても段取りにこだわる父親の哀しくもユーモラスな最期が、軽妙さを失わない客観的な眼差しで切り取られていく』(以上allcinemaより)

人間の死という重いテーマを、爽やか、時に笑いまで入れ込んで描いた企業戦士の最期の姿。監督が実の娘だかろこそ描けた切なくも心温かい異色のドキュメント作品。

上映の新宿ピカデリーのシアター4は、最前列まで埋まる盛況。熟年夫婦が殆ど。地味で無名でB級にすら及ばないだろうこうした作品を見つけ、夫婦で足を運ぶ。民度というか文化度いうか、相当高いと言えるではないか。東京では2館でしか封切っていないのにである。

同世代には、会う人毎に是非観るように薦めている。

オフィシャル・サイト

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Super Trio 3℃ autumn concert

2011-10-15 15:49:53 | 音楽

先週の連休に、久しぶりにコンサートに行ってきた。   

”スーパー・トリオ・3℃”というクラシックのピアノ・トリオ。

ピアノ 清塚 信也、ヴァイオリン 石田 泰尚、チェロ 鈴木 鈴太朗という新進気鋭の音楽家のトリオ。

曲は、ベートーヴェンのピアノ三重奏第四番変ロ長調作品11『街の歌』第一~第三楽章。

メンデルスゾーンのピアノ三重奏第一番ニ短調作品49第一~第四楽章。          

  

    

アンコールは、「熊蜂の飛行」と「チャルダッシュ」。

パフォーマンスもあって、一気に場内の温度が上がる。クラシック通でなくとも耳慣れている曲。編曲や演奏に技巧を凝らして、ぐいぐい盛り上げる。

こうした生きのいい若手が自在に活躍する。そして、いかめしい古典音楽の世界の風景が、どんどん変わっていく。素晴らしい。

 

 

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