久しぶりに良質なテレビドラマを楽しんだ。
NHK-BSプレミアム、連続5回放送。
初回の放送は2014年。見たいと思いつつも曜日・時間の都合でそれが叶わなかったドラマ。
レコーダーの備えはなく、VODなど扱えない我が身。コロナ対策向けかどうかはいざ知らず、NHKの編成のお陰で観ることが出来た。
一杯の珈琲で人生が変わるというコンセプトの物語。
出演は、高橋克典、木村多江、八嶋智人、壇蜜、渡辺えり、吉行和子、小林稔侍など芸達者な面々。それぞれが演じる人生が匂い立ってくる。
NHKの番宣記事は、このドラマの内容を次のように紹介している。
東京下町の商店街。その中にひっそりとたたずむ、レトロな喫茶『珈琲屋』。
この店には、集う人々の問題や悩みが日々持ち込まれ、ドラマが起きる。店主・宗田行介が心を込めていれるコーヒーは、そうした人たちの悩みを受け止め、心を幸福にする奇跡の1杯。
そんな行介にも大きな心の傷があった。ある時、彼の前にひとりの女性・冬子が現れる。度々訪れ、ただ美味しくコーヒーを飲む冬子に、行介は次第に興味を覚えていく。だが冬子の正体を知り――。
いつも豆を買いに行く珈琲店の主に、この番組の好感度を伝えた。と、「是非観る」と。残念ながら、番組終了の翌日だった。気の毒なことをしてしまった。