処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

そば懐石 箱根乃庵

2017-10-30 08:20:24 | 舌鼓

箱根まで車で2時間、ちょくちょく出かける。何回かに1回は箱根乃庵に寄る。

小田原から1号線を箱根口に向かう。湯本の手前2kmほどのところ。

電車の場合は、入生田駅下車が便利。

この日のオーダーはくるみダレ二色せいろ(左)と海老とろろそば(右)。

二色せいろは韃靼そばと二八そば、韃靼そばをくるみダレで食す。

デザートにそば汁粉。抹茶とセット。

挽きたて、打ち立て、茹でたてのこだわりとか。腰があって、のど越しがよい。天麩羅や季節の和え物などヴァリエーションが豊富。

客層は年配やお馴染みさんが多い。つまり美味いということ。お近くにお出での節は、是非ご賞味あれ。

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ソラーニ・エイジド・バーレイ・フレイク・656

2017-10-26 07:51:13 | パイプ

《 SOLANI AGED BURLEY FLAKE BLEND656 》

生産国 ドイツ

形  態 アルミ缶

定  価 1900円

 

アメリカ、ブラジル、南アフリカの3種類のバーレー葉をブレンドしたフレイクが14枚。

パイプスモーカーでパイプ作家のルドガー・ウイルが、北欧のたばこ会社から依頼を受けて1968年に開発したウイスキーブレンドの製品。アメリカで大ヒットした。

『ソラーニ』は1997年に立ち上げたブランド。 

 

火着きも火持ちもいまいち。喫味はソフトではない。が、正統的なパイプ煙草とはこういうものか。正統的といういい方はおかしいか。平均的なか。

 

角型缶は久しぶり。1900円は年金生活者には贅沢品。偶にしよう。

 

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先生と私

2017-10-23 22:00:16 | 

 著  者 佐藤優

 出版社 幻冬舎文庫(412頁)

 

    

 ”知の快人”は、生まれるべくして生まれた。快人本人が綴る幼少期から思春期に至る思い出の記である。

何より驚くのは、記憶力である。フィクションの如くに往時の状況や会話や思いが大量に書き連ねられている。すべてが著者の記憶なのである。

この家庭環境ありてこそ。素晴らしい両親。満腔の愛情を注ぎつつも、年端もいかぬ我が子の自主性と人格を尊重する。日々の会話が成長の栄養素。

連合赤軍のあさま山荘事件を捉えて当時小学6年生の著者に母は言う。「あんたが将来過激派になって『あさま山荘』のような事件を犯したら、お母さんはあんたを殺して自分も死ぬ。これだけは覚えておいてね。沖縄戦で弾に当たってあたしが死んでいれば、あなたが産まれてくることもなかったんだから」

そして父。「自分が本当に正しいと思うことをして、警察に捕まるならば、それはそれでいいと俺は思う。連合赤軍の連中だって、戦時中に生まれていれば、特攻攻撃を真っ先に志願していたと思うよ。むしろあの青年たちをそういう状況に追い込んだ周囲の大人たちが悪い。特に大学教授たちに悪い連中がいるのだと思う。自分が思っていることを、怖いから自分ではせずに若い青年たちにやらせる。それは卑怯だ」

著者の最も書きたかったのは、おそらく進学塾の先生たちのこと。タイトルもそこに由来するのではないか。その先生たちは殆んどが大学の先生か学生。彼らが佐藤少年に向き合う姿が、真摯で誠実で個性的。少年の著者は、彼らから人生・学問・思想・知識を吸収してゆく。進学・進路に悩み揺れ動く少年の心と、その少年の未来のために寄り添い考え語る先生たち。濃密な教育世界が胸を打つ。

時代は、1975年浦和高校入学まで。直前の春休み、北海道一人旅での大学生のお兄さんたちとの出会いや交流も著者の成長の一ページである。

一読、彼此の違いに愕然としている。勉強はしなかったし進学も行き当たりばったりだし人生を深く考えたこともない。人生は求める人に開かれるし蓄積も成る。もうやり直しはできない。嗚呼。

世の若きお父さんお母さんに呼びかけたい。是非一読を!!

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姫路・明石行

2017-10-19 07:43:49 | 出張

一泊二日で兵庫のクライアントに挨拶回り。

                

降り立った姫路はランチタイム。駅前の『白雲まこと』の天麩羅定食で腹ごしらえ。右の画像はエントランスの写真額。

 

  

残念ながら姫路城は通過の車中から遠望。 右は播州赤穂駅。これも通過。

 

  

宿舎はホテル日航姫路。日航冠だが、中身はビジネスホテル上というところか。

 

  

明石城跡は見て歩く余裕あり。案内のボランティアが、観光客に「私は10年前に東京から引っ越して来ましたが、すべてにわたって大変住み易い場所。移って来てよかったと思っています」と心を込めた話振りが印象的でした。

   

二日目は郡部回り。日本の田園の原風景が続く。見事な稲穂の遠景でした。

  

帰路の新幹線は新神戸駅から。構内の洒落たカフェで時間待ち。九州方面行のホームは、修学旅行生で賑やかでした。

 

 

 

 

 

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生存者ゼロ

2017-10-15 22:21:02 | 

 著者 安生 正

 出版社 宝島社文庫(491頁)

   

  

息をもつがせぬとはこのこと。一気読み。着想が奇抜。

はじめは、《こんなことあり得ないだろう》 《所詮フィクションの世界》と思っている。しかし読み続けるうちに、《あり得るかも知れない》 《いや、これは近未来の警告の書だ》と思えてくる。それだけ、ストーリーの展開が巧みでディーテイルがしっかりしているのだ。何しろ、伝わってくる熱気が凄い。著者の憑かれたように書く姿が浮かんで来る。

国難を前にした政治家の無能・無責任と、統率のとれた自衛隊の戦いぶりとの比較は、デフォルメされているとは言え、現下の、いきなり解散、いきなり新政党、踏み絵の前の右往左往の政治世界と何と似ていることか。 ちなみにハードカバーの第一刷は2013年1月。

土漠の花』に続き、ここでも作品の中に登場する軍事機器などの画像に当たって見た。

  

  OH-6D 偵察・観測ヘリコプター

  

  

  UH-60J

  アメリカが開発したUH-60 ブラックホークを日本が救難目的に独自改良した救難ヘリコプター。三菱重工業がライセンス生産を行っている。隊員からはロクマルという通称で呼ばれている。

 

  

  自衛艦くらま ヘリコプター搭載護衛艦

 

  

  洋上プラットホーム

 

  

  SIG SAUER 9228

 

 

 TU-95 

 ソ連時代にツポレフ設計局によって開発された戦略爆撃機である。 海軍向けの長距離洋上哨戒/対潜哨戒機型も開発された。

 

  

 CHー47 チアヌーク 

アメリカのボーイング・バートル社で開発されたタンデムローター式の大型輸送用ヘリコプター。 配備開始から半世紀が経過した現在でも、最新モデルであるF型が生産されており、未だに後継機は登場していない。

 

   

   AーMB3  大型破壊機救難消防車

 

  

  サーモバリック爆弾

  燃料気化爆弾の次世代型に当たる気体爆弾である。1990年代から開発が始まり2002年ごろから実用化された。

  

 

 

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キセキの葉書

2017-10-14 12:57:11 | 映画

キセキの葉書

出演 鈴木沙理奈、八日市屋天満、赤座美代子、雪村いづみ

監督 ジャッキー・ウー

時間 1時間30分

原作 脇谷みどり 希望のスイッチは、くすっ』(鳳書院

  

 

 今年のマドリード国際映画祭外国映画部門で監督賞と主演女優賞に輝いた作品。その輝かしい相貌とは裏腹に、物語の題材も展開も至って地味。

しかし、ここからは、家族の愛憎、絶望と希望を乗り越えてゆく市井の人の負けない人生が素直に伝わってくる。

      

ヒロインの鈴木沙理奈の演技もさることながら、脳性麻痺の長女を演じる八日市屋天満(子役)の存在感に圧倒される。

本当の患者を、特別にお願いして出演しているとばっかり思っていた。製作側も出る側も随分と無理しているんだろうな大変だな、と。

実は演技だった。今でも信じられない。

東京初上映のスクリーン前でプロデューサが、彼女が「今回は(賞を)沙理奈さんに取らせてあげる。次は私の番」と言っていたことを明かしていた。恐るべし。先が楽しみなり。

上映後の出演者挨拶で驚いたことのもう一つ。監督ジャッキー・ウーのイケメン振り。同映画祭での主演女優賞は周知だったが、実は監督賞も獲得していたと、これもPDが紹介していた。商売柄、話題づくりはお手の物か。

        

        原作本                                 著作者 谷脇みどりを囲んで

映画の制作に関わった出版大手やテレビがドハデに宣伝する昨今、街場の本屋さんが出したハート・ウォームな物語。同時代に生きる人々の健気で懸命な生き方に共感した人たちが、ロードショーを支える。

往年の名シンガー雪村いづみが2カット出演している。ヒロインを言葉少なく励ますおばあさん役だ。健在は嬉しい。

 

会場のスペースFC汐留。

 

 

ジャッキーウー/いづみ/沙理奈               ジャッキー/いづみ/沙理名/赤座/小林        赤座美代子

 

 

沙理奈                           ウー                               小林          

エンデイングの曲は「耳をすましてごらん」。

72年NHK連ドラ『藍より青く』のテーマ・ソング。本田路津子、南野洋子などが歌っていた。

これを小林啓子が新たに息を吹き込んでいる。

もうひとつ、ステージ顔見せのMCは一谷伸江。ソフトな語り口と温かな音声、明るい響きは昔のまま。

 

 

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神奈川県立境川遊水地公園

2017-10-05 21:18:14 | 身辺雑記

横浜市戸塚区・泉区と藤沢市に跨る遊水地公園。現在の19ヘクタールから30ヘクタールへ暫時整備が予定されている。駐車場は188台が可能。

最寄駅は、湘南台(小田急線・相鉄線・横浜市営地下鉄)。徒歩2km。

《ホームページ》

  

野球グラウンド2個所、多目的グラウンド、テニスコートはハードコートが5面。ビオトープ2ゾーン。

屋内には、情報センター(展示コーナー)、事務室、会議室などがあり、予約利用が出来る。

 

 

田舎の川の合流点。野鳥、植生、昆虫などが自然のままに群れる。住宅地からは遠く離れ、商店街も飲食街もない。

情報センターに自動販売機があるだけ。スポーツを楽しむ人のために温水シャワー、コインロッカーが用意されている。

 

  

児童を遊ばせるには格好な施設。お弁当持参がいい。ひがな自然に囲まれて過せば、リフレッシュ疑いなし。

 《動植物類》

  

この次来る時は、帽子を被って双眼鏡とカメラとおにぎりを持ってこよう。10月一杯は日差しは大丈夫だろう。その次は来春、いのち躍動の時。

いいところを知った。

 

 

 

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