処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

プレシャス

2010-06-28 17:05:09 | 映画

原題:PRECIOUS;Based on The Novel Push By Sapphire
制作:アメリカ

舞台は、1987年のニューヨークのハーレム。父親にレイプされて2児を産み、母親からは奴隷のように過酷な仕打ちを受けながらも、友達の友情と教師の愛情と、なにより学びたいという自らの意思によって、最悪の環境から立ち上がる16歳の少女のヒューマン・ドキュメント。

     

16歳の中学生を演じるガボレイ・シディベの存在感に圧倒される。漆黒の皮膚でこれ以上太りようがないほどの重量感。唇を一文字に結び、奥目からジッと射抜く視線。

     

彼女を虐待する母役のモニークの悪母ぶりも凄まじい。コメディアンだというが、とてもとてもそうは見えない。オスカーの助演女優賞の演技だ。


     

観たことあるという印象だったのは、カウンセラー役のマライア・キャリー。時代を画した歌姫は、この母子に比べたらエッ!というほどに存在感が希薄だった。彼女のキャスティングが判らない。話題作りのためかしら。


     


プレシャスを大きな愛情で包む教師・ミズ・レイン役のポーラ・パットンがいい。「最後の恋のはじめ方」に出ていたようだが気がつかなかった。アフリカ系とは意外。教師の彼女がレスビアンというのが、アメリカ映画らしい味付けで洒落ている。

     

新宿武蔵野館。90席16人。

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自治会清掃の日

2010-06-25 16:30:55 | 身辺雑記
年に2回、6月と11月の第3日曜日に自治会あげて清掃が行われる。
9時30分から11時まで。

      

予め1ヶ月前に42Lのゴミ袋と軍手が各戸に配られ、当日はそれに加え、思い思いに自宅の清掃用具を持ち寄って、決められた区域の清掃をする。

夏は雑草刈り、秋は枯葉の処理が中心の作業となる。幼児もともに参加をする家族連れや、年金生活の孤高の爺爺や、体よりお喋りの方が力が入っている奥様達や、皆さん好きな方法で都合のよい時間で、各自の乗りで、綺麗になったと納得すれば終わり。

     

最後は、公園に一杯になった袋を持ち寄って終わる。勿論、スカスカの袋でも構わない。キンキンに冷えたペット・ボトルの飲料を戴く。最後は自宅周りをちょこちょこやる。

高齢者世帯の多い地域なので、気持ちはあっても体が動かない、かといって参加をしないのでは町会に肩身が狭い、不参加の場合はお金の支払いで済ませてもらえると助かるという声も多い。一方では、近年転入の若いご夫婦などは一度も参加しない例も多くなった。

    

自治会には加わらない(会費供出を拒否)が、ゴミ出しや子供会や防犯連絡などは一緒にやりたい、という手合いが多くなった。意見百出、なかなかに悩ましい問題ではある。

メタボの保健指導に「庭の草取り」よいう項目がある。1時間みっちりやって汗だく。(運動の)達成感に満たされて、シャワーを浴びて呑んだビールの旨いこと。  ン!!





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シャトー・メイネ・パルガデ 2006

2010-06-22 14:52:02 | ワイン
シャトー・メイネ・パルガデ 2006

《 CHATEAU MAYNE PARGADE 2006 》

    

生 産 国    フランス

地    方       ボルドー

ワイナリー    グラン・ヴァン・ジロンド社

タ イ  プ    赤  辛口 ミディアム

品    種      カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%

ヴィンテージ  2006

市   価    880円


樹齢30年のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの割合が7対3。チェリー色。

ブラックベリー・ジャム、アロマ、ムスク(麝香)の香り。辛口と記されているが、まろやかで飲み易い。輸入物がこれほど廉価で美味しいとは。買いだめしておこう。


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レットゥゲザー! ぽろ!

2010-06-16 22:52:34 | 身辺雑記
車検の時期が来て、どうしようかとあれこれ考えて、結局、エコ減税が効くあいだにと、
買い替えることになった。フォルクス・ワーゲンのPOLO。

     



新開発のTSIエンジンというらしいが、低燃費、高トルクだそうだ。22年排ガス規制25%削減を達成だって。1.2Lの排気量ながら1.6L並みというのがセールス・キャッチ・コピー。
燃費がリッター20Kmというのが、選んだ最大の理由になるかな。


     


時代はエコ。その上、還暦を過ぎてもデカイ車を乗り回すという分別は如何なものか。年配者らしく静かに経済的に、街角をチョコチョコ走ればいい、ということ。



     
 

乗って感じた特徴は、ステアリングの軽さ。駘蕩そよ風のよう。一方、走行中はゴチゴチ感がまず気になる。アウトバーン環境下のドイツ車は、概ねそういう造りのようだが、ソフトなサスペンションに慣れたからだには、かなり驚き。まあこれも慣れでしょうね。

     


上り坂道発進の時、ブレーキからアクセルに踏みかえる際、バックする(自重によるもの)。また、アクセルの吸い込みに即反応がない。この2点は、小排気量ゆえだろうと納得するしかない。ターボ・チャージャー付の2Lサーブ9-3に比べたら、そりゃ酷ですね。


     


オーディオのサウンドは大満足。ナビは純正ではなくクラリオンの中機種だが、機能が多く、これも満足。ちなみにTVは地デジです。

最も驚いたのは、外からキーをかけると、中からロックが外せないということ。子供や年寄りを中で待たせて、そとからキーをかけると、中の人は、開錠できない、出られないということになるそうだ。

     


選んだ色は黒。大正解でした。汚れが目立つから、手間が大変になるが、その苦労を差し引いても、黒はいい。


普通自動車の免許取得は22歳。初めての車は、スバル360。以下は、この40余年の車遍歴である。


ニッサン・サニー→スバル・レオーネ→スバル・レオーネ・ハードトップ→マツダ・ファミリア→トヨタ・スターレット→ミツビシ・ミラージュ→ニッサン・ローレル→サーブ・9000→サーブ・9-3→ポロ。ポロは11台目ということになった。
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恵比寿ガーデンプレイス

2010-06-13 21:46:54 | 身辺雑記
所用で、目黒に出かける。

知人とJR駅の改札で待ち合わせをし、徒歩10分は、地番でいえば品川区上大崎の静かな高級住宅街。

帰りは、どうやらウエスティン・ホテル東京らしき建物と見当をつけて、恵比寿駅方向を目指す。果たして出たところが、恵比寿ガーデンプレイス。  


   

そういえば、暫く来てなかったか。
かつてはガーデンシネマによく来てたのに・・・
三越のバライティで、よくウインドウ・ショッピングしてたのに・・・

   

ウィーク・デイの午後、爽やかな風の中で、勤め人の老若男女やグループの奥様連が、読書をしたり、お茶したり、駄弁ったりの図。


   

ちょっと日本離れした空間の雰囲気で、思わず携帯で写真に撮る。
同好会か講座の一環か、年金年齢の男女のグループは、屋外写生のようだ。

   

   

   

この日訪ねたのは、日本で事業を展開している中国人。住まいとオフィスは、
3階建てマンション。最近まで集合住宅だったものが、売りに出て、買い取
ったという。今はオーナーとして、全フロアーを使い、エレベーターで出入りしている。

GWに銀座や量販店での買い物で話題になった富裕層とは異なった経済人や企業家が
確固たる存在感をもって、日本に根を下ろしている。

一か月前に中国の中枢と意見を交換した知人は、その印象を、圧倒的な自信に充ち溢れていたと語っていた。しばし、傍らのベンチで彼此の来し方行く末を考え込んだのだった。





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ルーシー・リー展

2010-06-10 15:07:45 | 美術・絵

    


イギリスの陶芸作家ルーシー・リー展に行く。

国立新美術館、6月28日まで。

250点という大量の展覧会は珍しいのではないか。

     

恥ずかしながら、バーナード・リーチはその名は知っていたが、これだけの素晴らしい作品群を造ったルーシー・リーについては知らなかった。

それだけに、優美で繊細で、どこまでも日本的な油彩の陶磁器には、驚きかつ感動をした。

場内で上映されている創作する姿を追ったドキュメント映像は、彼女の人となりと芸術を語って余りある。観賞客はこぞって見るべきだ。さぞかし美人だっただろう。

    

土種と火力と油彩の科学反応の芸術。

彼女の残した、いわば料理で言う ”レシピ”のメモは、この世界を目指す後世の芸術家への偉大な遺産であり、その功績は大きい。

  


     


出口で売られていた茶色のコーヒー・カップのレプリカ。2900円。日を経るごとに欲しさの度が増してくる。

果たして、もう一度行って買おうか。

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グッバイ! さぶ!

2010-06-06 21:52:38 | 身辺雑記

      

付き合いは約9年に及んだが、このほど別れることになった。

本名SAAB 9-3、 出身 スウェーデン、 生年 2001年8月


   

   身長 465cm  身幅 171cm 身高 147cm

   胃袋 1.98L、主食 ハイオク、 体重 1.4t


   
 
    走行距離 51000km

   

   時代に阿ないスタイルが、ファンの誇り。何台も乗り継いでいる愛好家が多い。

   北欧の出自の特徴として、人間工学の粋が満ちている。ヘッドライトのワイパー

   は元祖。        

   今でこそ国産車も当たり前だが、シート・ヒーター、ナイトパネル、リア・フォッグ  

   ライト、etc.




   

      ターボ・チャージャーの加速は、、飛行機製造会社の車らしい反応。どこまで走  

   っても疲れない。名車の一つです。ありがとう。

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