太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

BUZZ'S

2012-10-07 12:31:46 | 食べ物とか
カイルアのビーチパークの前に位置する「BUZZ'S」は、地元民に人気のレストラン。

ランチもやっているけれど、夜がおすすめ。

夜なら、平日でも予約していくほうがいい。




「サイン撮るのに、そんなとこから撮る人いるかね?」と夫に言われながら撮った。同感・・・




昔は家だった建物をそのまま使っていて、今年で開店50周年。




テラス席にはこんな木がにょっきり生えている。




私が頼んだラバフロー

ピニャコラーダに、ラズベリーソースがラバフロー(溶岩が川のように流れる意味)のように混ざっている。




夜がおすすめなのは、ここのサラダバーが充実しているから。

定番のものと、時々新しいものが追加されていて、どれもこれも美味しい。

この日の新メニューは、スイカのバジル和え。意外とイケル。





メインは、マヒマヒ(しいら)のレモンバター焼き。青梗菜のガーリック炒め添え。

この店は、グリルが自慢なので、肉も魚も香ばしく焼けている。



サラダバーをお代わりすると、あとはメインを食べたらそれでもう満腹になり、いつもデザートが食べられない。

だから今回は、メインは二人で一皿にして、デザートを食べた。



一番小さい、マンゴーチーズケーキ。

これでも、日本のケーキよりはガツンと大きい。

私の舌がアメリカの甘さに麻痺してきたのか、甘さが控えめで美味しかった。



都会の高級っぽい(そしてそれに似合った値段の)レストランもたまーにはいいけれど、

ディナーはけして安くはないものの、やっぱりこういう、海の風をそのまま感じる店のほうが、私は落ち着く。

5時以降タンクトップはお断り、と店の前にサインがあるが、

店の中にはタンクトップだらけ・・

私が思うタンクトップと、ここに書かれているタンクトップはどうやら違うとみた。

水着以外なら大丈夫。









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好き嫌い

2012-10-07 10:43:28 | 日記
最近はいくらかそうでもなくなってきたけれど、私は非常に八方美人で、

私が苦手な人にすら、嫌われたくないと思っていた。

いつでもどこでも誰にでも、いい人でいようと努めることが目標でもあり、プライドでもあった。

だから、私が知らないところで、私を苦手だと思う人はいるかもしれないが、

知る限りでは私は誰からも、とりあえずは嫌われることはないだろう、という自信があった。



しかし、そんな私の努力にもかかわらず、どう考えても私はこの人に好かれていないのでは、と感じることもあって、

そういう時は、どう取り繕ってみても、その人とかみ合うことはない。



まだ独身だった、うら若き二十代。

信じてもらえるかわからないが、私はお料理教室に通っていたことがある。

主婦が自宅で教えている教室で、生徒は4,5人。

教えてくれる人は、母親ぐらいの年齢で、生徒も私以外は皆、同世代というふうだった。

先生は気さくだし、丁寧に教えてくれるし、そこで作ったものは何でも美味しかったので、私はその教室が楽しみだった。

料理して、それを試食するときに、先生がいろんな話をしてくれる。

旅行が好きで、ふらりとどこかへ出かけた時の話など、内容はおもしろいのだけれど、

いつも話の途中で、カチカチと私の心が反応するのだ。



「バッグの中に パンティ を1枚だけ入れて、出かけちゃうの」



パンティ?

デヴィ夫人はパンティかもしれないが、先生のはパンティじゃないだろう。と心の声がつぶやく。



誤解しないでほしいのだが、当時私は世間知らずの二十代。若さとはそういう残酷なものなのだ。

今の私なら、もっと寛容になっている。(と思う)

いつもスッピンで、どっしりした体格をしていて、髪型にも洋服にも全然かまわない先生が履くのはパンツ。



もちろん私は、そんなことはおくびにも出さず、微笑みながらそれを聞いているのだが、

私の心が反応するたびに、なんとなく先生と目が合って、一瞬かすかにスパークするのだ。

ポーカーフェイスだと思っているのは私だけで、実は全部表情に出ていたのか、

それとも先生が読心術のエキスパートなのか・・・・



「新婚時代は、味噌汁に入れる茄子の切り方が違うといって、主人と喧嘩になって泣いたわ」


先生の新婚時代が、どうしても想像できない。

全体にスリムにして、顎をスッキリさせて、髪の毛をこうして・・・あぁやっぱりダメだ。

そしてそこでまた目が合って、かすかにスパーク。



実は先生のご主人が、仕事のかたわら茶道を教えていて、私の妹がそこに通っていた。

この妹というのが、無邪気な子供がそのまま大人になったような性格と外見で、誰からも好かれるタイプ。

先生のご主人も先生も、妹のことは大変かわいがってくださった。

私は冷たくされたわけじゃないが、妹に比べたら何となくよそよそしい雰囲気があった。



おバカな若者だった私は、当時は気づくことがなかったけれど、

あとになって、先生は私が苦手だったんだろうな、と気づいた。

ウマが合って楽しかった人よりも、なぜかそういう人のことを忘れられないのである。







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