太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

手書きの文字

2012-10-17 09:41:24 | 日記
ヨーロッパ人がどうかはわからない。

でもアメリカ人の多くは、手書きの文字が大変お粗末な人が多いと感じる。

夫の甥が高校生ぐらいの時にくれたカードに書かれた文字は、

3歳児か、と思うぐらいのひどさだった。

それでも、手書きで一言添えてくれたことは、とても嬉しかった。


大人になっても、上手に文字を書きたい、と思う人は少ないようだ。



日本人は、子供の頃から書道を習ったり、大人になってからもペン習字を習う人は普通にいる。

それは、「字は体を表す」のことわざもあるように、日本では手書きの文字の価値が高いというのと、

文字のひとつひとつが難しいこと、そして文字そのものに意味があるから、だと思う。



日本では履歴書は手書きが普通。

でもアメリカでは、手書きの履歴書は受け付けない。

その理由は、字が汚くて読めないからじゃないかと私は密かに思っているのだが、どうだろう。

手紙も、パソコンで作る人が多いし(読むほうは助かる)

日本人ほど手書きの価値を云々する場面はないのだろう。


それでも私は、たとえ下手でも甥が書いてくれた文章がとても嬉しかったし、

印刷された年賀状の片隅に、「今年こそ会いたいネ!」の一言でも書いてあるとホッとする。

中学の頃から字が変わってないなぁーとニヤニヤする一方で、

きっと彼女も変わってないんだろうなあと思ったりもする。





本屋の仕事で、お客様に名前を書いてもらうことがあるのだが、

同じアルファベットでも、日本人が書くアルファベットは格段にバランスがとれていて美しい。

手書きの文字も、日本の大事な文化なんだ。







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