太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイも新年

2018-01-01 17:34:46 | 日記
ようやくハワイも2018年になった。

昨夜は近所で花火合戦。

煙が家に入らないように窓を閉めて寝た。

昨日の月のエネルギーの強さはどうだ。

ほぼ満月に近い月が、「カッ!!」というほどにギンギンに輝いていた。


朝起きたら、夫の声がガラガラ。

アレルギーだと思っていたが、風邪がぶり返したのかもしれない。

友人と初詣に行くつもりだったけれど、明日から仕事だし、キャンセルして家で安静にしていることにする。


私は朝食にお雑煮を作った。

実家のお雑煮は醤油ベースで、里芋、大根、ほうれんそうが入っていて、餅は焼かない。

実家では年末に、里芋と大根とほうれんそうをゆがいておく。

里芋は買ったが、大根がない。ほうれんそうは冷凍品だけなので、ケールで代用。

風邪ひきで食欲がない夫はフルーツとホットティだけで新年の朝ごはん。



実家が1番賑やかだった頃の元旦の朝は、起きてくる家族にお餅の数を聞くことで始まった。

「あけましておめでとう」

「おめでとう。あんたお餅はいくつ?」

「えーと2個」

「おねーちゃんが2個で、アンタも2個、と・・・」

確か、父や祖父、父の会社の下宿していた若い人達は、5つも6つも食べていたような気がする。

お餅は、大晦日にのし餅で買ってきたのを、固くなる前に父が切り分けた。

ストーブがある部屋に置いておくと、緑のカビがはえてきたっけ。

郵便受けから、年賀状の束を持ってきて、宛名別に分ける。

お昼に近くなると、叔父叔母たちが次々にやってきて、

お寿司やおせち、ビールを飲みながら箱根駅伝をみんなで観るのだ。

祖父母も他界し、しばらくはみんなが集まっていたが、従兄弟たちが独立してゆき、

9年前から集まることをやめた。

元旦は、妹家族と私たちだけが実家に行き、今は妹家族だけが行く。

元旦のすごしかたも、いろいろに変わってゆく。


そして今は、青い空にモンキーポッドの大木、椰子の木、バナナの木のジャングルに

日がな一日鳴き続ける鳥達の声と、隣のお寺から聞こえる鐘の音。

静かな静かな南の島のお正月。












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大晦日2017

2018-01-01 10:04:41 | 日記
今年、私は大晦日と元旦が休みで、ハワイで働き始めて初めてのことだ。

日本のように仕事納めもないし、家族が集まることもないので、年末年始が仕事でも

べつにどうということもないけれど、家族で過ごせるのはうれしい。


さて今年の大晦日。

私は何をしていたかというと、

ホームレスのおじさんを探しに行ってました・・・・・・



10日ほど前、夫がクロゼットを断捨離して、服や靴を袋に詰めていた。

従来なら、それらは寄付をするのだけど、今回は違うらしい。

食べるつもりで買った、保存がきく食料も一緒に詰めて、ホームレスの人にあげると言う。

それを車に乗せ、ホームレスのおじさんを探しに行った。



ああ、これ、昔も同じことしてた。

夫に会ったばかりの頃、ワタナベさんという友達に紹介されたのだが、ワタナベさんがホームレスだったので

私は心底びっくりした。

その町には何人もホームレスの人がいたけれど、なぜか夫がこだわるのはワタナベさんというおばさんだけで

確かクリスマスの頃、古着屋でいろいろ服を買い、使わなくなったキャリーケースに詰め、

私の古くなったお財布に現金を入れて、ワタナベさんを探しにこうして車でうろうろしたのだった。



あのときと同じだなぁーと思いつつ、車でうろうろ。

ホノルルにはたくさんホームレスの人がいるが、このあたりは滅多に見かけない。

それでもそのおじさん以外にもいるはずなのだけれど、なぜか夫がこだわるのはそのおじさん。

私はその人を見たことがないので、どんな人なのか聞くと、片足を軽くひきずっているのだという。

おじさんがいそうなところをすべてまわったが、見つけられず。



そのまま戻ってきて、私はずっとやりたいと思っていた屋根裏の掃除をした。

家を建てて3年、適当に放り込んだあれやこれやが3年分、積み重なっている。

夫は風邪をひいていて、くしゃみが止まらず、見ていて気の毒なので一人でやることにした。

屋根裏は、両親側とつながっていて、出入り口が2箇所ある。

両親側のほうでは、クリスマスのものを片付けているようだ。

出るわ出るわ、いらないもの、よくわからないもの、忘れていたもの。

キャリーがついた買い物バッグが出てきたので、夫はそれに洋服と食べ物を詰めて「ホームレスおじさんバッグ」にした。




大晦日のディナーは、ロブスターとステーキ。

クリスマスイブにもロブスターが出てきた。シュートメは今年はロブスターに凝っているのだ。



しかし、この人たちは海老の食べ方を知らない。

尻尾の近くにもおいしい身があるのに、真ん中だけ食べて終わりにしようとする。

かくして私のお皿には4匹のロブスターが集まって、私は行儀悪く尻尾まで吸う。



そんな大晦日。

早くも遠くで誰かが花火をあげる音がする。

ハワイの大晦日はどこもかしこも花火。それも爆竹がメイン。

夫が子供の頃はそれはひどいもので、朝になると花火の煙で霧がかかっていたという。

さすがに法律ができて、だいぶマシになったらしい。


1日早く年があけた日本に電話をする。

父はあんなに好きだった初詣に、今年は行かなかった。

夜中に30分歩いて混雑した浅間神社に行くのは、もう体力的に無理。

でも、朝はお雑煮を食べて、お昼はお寿司を食べた。

いうところは出てきても、みんなが穏やかに家で新年を迎えられたことに感謝。







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